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(特非)NPOみなと しほがま 光源氏が愛したまち『塩竈』より

 「紫式部の著した源氏物語」 塩釜(塩竈)は、東北で最も長い歴史を積み重ねてきた町です。そして古来より、美しいものの代名詞・歌枕として多くの歌に詠まれている地でもあります。源融(みなもとのとおる)は、「源氏物語」の主人公「光源氏」のモデルの一人といわれ、今から千年以上も前に、千賀ノ浦(塩釜湾)の風光明媚な風景をこよなく愛したといわれています。この塩釜の地から、「海、みなとに育まれてきたまち塩竈の歴史、文化を発掘し、広く市民等への普及を図り、そして郷土への愛着心を育み、海、みなとを生かした活気あるまちづくりを進める特定非営利活動団体のブログです。
 なお、「塩釜」と「塩竈」どちらも同じ「しおがま」です。


シンポジウム「東日本大震災で被災した塩竈の伝統的町屋建築(仲忠鈴木家)をめぐって」を開催します。

[2012年12月08日(Sat)]
NPOみなとしほがま2012総会記念シンポジウム」
東日本大震災で被災した
         塩竈の伝統的町屋建築(仲忠鈴木家)をめぐって  

を次のとおり開催します。
 東日本大震災によりふるさと塩竈も大きな被害を受けました。
長きにわたり、景観の一部として親しまれ、まちの歴史を物語っていた歴史的建造物が次々と消しています。
 このシンポジウムでは、解体を余儀なくされた江戸時代から昭和時代まで魚問屋として塩竈の発展に尽くした「仲忠鈴木家」の建物調査とその歴史について、各専門の方々をお招きし、歴史的建造物の復興まちづくりへの活用を考えます。
 年末のお忙しい時期ですが、まちづくりや歴史的建造物の保存活用に関心がある方、そしてふるさと「塩竈」を愛し、復興を応援いただける方々の参加をお待ちしています。なお、入場は無料です。

               記

1.日時 平成24年1222日(土)15:30開始〔終了予定18:00〕

2.場所 マリンゲート塩竈2階 ベイサイドルーム
     (塩竈市港町一丁目4番1号)

3.入場料 無料

4.内容 【講演】
        「被災した塩竈の伝統的町屋建築の調査から(仮題)」
            東北工業大学工学部建築学科教授  高橋恒夫氏

        「仲忠鈴木家の歴史-ご当主の聞き取りから-」
            東北学院大学経営学部経営学科   斎藤善之氏
     
     【シンポジウム】
      パネラー
            東北工業大学工学部建築学科教授  高橋恒夫氏

            NPOみなとしほがま
                歴史的建造物保存活用部会 大和田庄治氏

      コーディネーター
            東北学院大学経営学部経営学科   斎藤善之氏

主催:(特非)NPOみなとしほがま  後援:塩竈市・塩竈市教育委員会

問合せ 塩竈市宮町5−5 海商の館・亀井邸 022-364-0686

※追伸
 歴史的建造物保存部会では、これまでにも本堂の新築に伴い解体処分が予定されていた江戸時代の建築である「鹽竈神社別当法蓮寺向拝」を「浦霞醸造元轄イ浦事務所玄関」への移築や、解体が予定されていた大正時代の和洋併置式住宅「潟Jメィ(旧亀井商店)初代社長宅」を「海商の館・亀井邸」として、塩竈市、企業、市民団体そして市民の方々のご協力により保存活用を行ってきました。
 塩竈市では、津波により壊滅的な被害をまぬがれた地域でも、価値が判明しないまま解体を余義なくされた歴史的建造物が数多くあります。
 解体は、現在も進行中です。シンポジウムでは現在価値は判明しているが、解体を予定している歴史的建造物(幕末か明治初期に建築されたと思われる旅篭屋)がありますので、そのご紹介と、今後の保存活用ついて、皆様のご意見をいただきたいと思います。
 塩竈市民の皆さんの参加を願っています。

※会員の皆様へ
 先にご案内のとおり、講演会に先立ち同日、同場所14時から総会を開催します。都合によりご欠席の方は、委任状の提出をよろしくお願いいたします。

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Posted by NPOみなとしおがま at 10:35 | 歴史的建造物 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)