むっちゃ暑いです。猛暑にひんだれる種雄豚。
「あー、マジやる気しねー」
最近、諸事情により人手不足感が著しい。
一方、来場者は今週だけで数十組数百名か?
ダブル・トリプル・オーバーブッキング当たり前。
有能な牧場スタッフがいろいろフル稼働中です。
サイロ詰めは、刈る人、運ぶ人、詰める人の少数精鋭。
このところ、毎日朝から晩まで大変だ。
重要な講習会の講師は、優秀な教務補佐員に全てお任せ。
ハンガリーから来た学生は、勤勉なアフガン留学生の指導で肥育牛全頭採血のOJT実習。ふたりぼっちでこなします。
公開講座の講師は乳牛です。
手入れもできず汚れたままで非常に申し訳ない。
今朝は朝から難産で子牛が死んでしまいました。
早速、起立不能の母牛から初乳を搾るOJT実習の開始です。
そこへ、昨日深刻な声で「研究の相談がある」と電話してきた他研究室の留学生が登場。なぜか小学生の娘さんも連れてます。
「うちの子の夏休み自由研究を牧場でしたい」との相談でした。もう連れてきちゃってるし…。早速、起立不能牛の自由研究の開始です。
そこに、モバイルセンサーで心拍モニターを研究する工学部学生が登場。早速、心拍がヤバそうな起立不能牛のモニターをお勧めしました。
別件で移動中に、「牛が立ったけど、何か出てきました!」と緊急連絡がありました。
反転した子宮に胎盤がぶら下がる、教科書的な子宮脱です。
久しぶりに見て懐かしいとか言っている場合ではありません。
早速、子宮脱整復OJT実習の開始です。
お父さん留学生は「珍しいのが見れてラッキー」と大喜びです。
娘さんは夏休み自由研究用の写真を撮りまくりです。
工学部学生も心拍上げながら整復手伝ってくれました。
それぞれはかどっているようでなによりです。
どうにか牛もとりあえず治りました。
午後は1本目のトウモロコシサイレージを仕上げました。
テスト期間中の学生も応援に来てくれました。
ビニールを水面と勘違いしたトンボが懸命に産卵してます。
そのチャレンジ精神はすごいですが…。
暑くて訳わかんないのでしょう。
こばやし