トランプ米大統領、北朝鮮問題は進展 プーチン氏発言に「感謝」 [2019年04月27日(Sat)]
プーチン氏は中国の習氏とも会談している。北朝鮮の取り扱い方について何らかの合意に達した可能性がある。おそらく原則的には、北朝鮮を支援しアメリカと対抗する腹構えであろう。
プーチン氏のアメリカだけの保証では不十分という発言は、ロシアと中国を意識しての発言であり、アメリカへのけん制である。 トランプ氏としては、それでも北朝鮮を何とか非核化に持ち込み、アメリカ本土が核攻撃されるリスクを打開したいというところであろう。 データ ロイター2019・4.26 [ワシントン 26日 ロイター] - トランプ米大統領は26日、北朝鮮の非核化に向けた取り組みは大きく前進しているとし、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と前日会談したロシアのプーチン大統領の発言に歓迎の意を示した。 プーチン大統領は前日、ウラジオストクで金委員長と会談。 北朝鮮が非核化に向けて国際的な安全の保証を必要としているとし、「米国だけの保証では不十分」との考えを示した。[nL3N2273E1] トランプ大統領はホワイトハウスで記者団に対し、「われわれの北朝鮮問題への対応は順調に進んでおり、多くの進展があった」と強調。 「前日のプーチン大統領の発言に感謝している。プーチン大統領も(非核化に向けた)合意を望んでおり、北朝鮮との合意を巡る多くの期待がある」と語った。 さらに、北朝鮮問題を巡っては中国からのサポートもあったと指摘。 「中国も米国を助けている。米国との通商交渉が続いているという背景から米国を助けていると考える」とし、「貿易協議は非常に順調に進んでいる」とも語った。 トランプ大統領はまた、自身と金委員長との関係は「良好」との考えをあらためて示した。 |