ロシアのプーチン氏が”今の世界というのは相互に依存しあう世界だ。”と述べているところがミソである。
アメリカ第一主義で自国の国益を最優先するトランプ氏に対するけん制であるかもしれない。
もっともアメリカは以前から自国の国益を最大限にする方針でそれを強引に進めてきているが、、トランプ氏はそれを強調しているに過ぎないという見方ができるであろう。
ロシアのスタンスが、明確になる一言である。
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ロシアスプートニク日本
2019年02月15日 23:19
プーチン大統領は15日、ソチでルカシェンコ大統領との会談を終えた後の記者会見で、世界には絶対的な独立国は存在しないとする声明を表した。
「世界には完全なる独立国は存在しない。大国だろうと小国だろうとすべてがそうだ。今の世界というのは相互に依存しあう世界だ。」
プーチン大統領はこう述べる一方で「主権と独立、これは極めて近い概念だ」と指摘している。
プーチン大統領は欧州諸国を例にとり、今の欧州諸国は独自で決定をとることが少なく、代わって欧州議会が決定する場面が多いが、それはかつてソ連の最高会議がその共和国に代わって同様の決定をとっていたよりも多いとの見方を示した。