データ
Bloomberg News2018年8月3日 12:22 JST
14年終盤に日本を抜き世界2位に浮上していた
上海総合指数は年初来で16%余り下落−パフォーマンスの悪さ目立つ
中国は株式市場の規模で世界2位の座を日本に明け渡した。
ブルームバーグの集計データによると、中国株は2日の下落で時価総額が6兆900億ドル(約680兆円)に目減りした。
これに対して日本株は6兆1700億ドル。世界最大の株式市場は米国で、時価総額は31兆ドルをやや上回る水準にある。
中国株式市場の時価総額は2014年終盤に日本を抜き、世界2位に浮上。15年6月には10兆ドル超の過去最高を記録した。
上海総合指数は年初来で16%余り下落し、世界の主要株価指数でもパフォーマンスの悪さが目立つ。
人民元は対ドルで5.3%下げている。米国との貿易摩擦や政府主導の債務削減の取り組み、景気鈍化が打撃となった。
原題:China Dethroned by Japan as World’s Second-Biggest Stock Market(抜粋)
付記
日本が世界第二位に浮上したが、一時的なものであろう。
株式市場での時価総額であるが、日本株式の60%強は外国人投資家によるものであり、一概には喜べないであろう。
トランプ氏が中國との経済戦争に勝つと市場が判断しているとみて今のところは良いようだ。
アメリカと日本の株式市場の上昇がつずくとみて良いかもしれない。
安倍氏の印刷機をまわして金をすり、金余りにして株式に向かわせ、株価を上昇させるという政策は現段階では成功したとみてよいであろう。
しかし、イノベーションを伴わないので、実態産業構造の革新はないままなので、いずれ実態との齟齬を起こし,行きずまりとなる。