住友商事、EV電池を再使用 工場省エネ化に活用
住友商事は17日、日産の電気自動車(EV)「リーフ」の中古電池を工場の電源に使うシステムを初めて稼働させた。
太陽光発電パネルとつなげて電気を蓄積し、工場を省エネ化する。
EV用電池は年月がたつと劣化し、航続距離が短くなるとされる。
EVの普及で中古電池の大量発生が見込まれる。工場の動力源に活用する新たなビジネスに育てる。
EV24台分の中古電池をまとめて、工場の省エネに活用する(17日、長崎県諫早市)
EV24台分の電池をコンテナに詰め込み、400キロワット時の容量を持つ。
産業機器製造の日本ベネックス(長崎県諫早市)がコンテナを組み立て、富士電機の電気設備と組み合わせ販売する。中古蓄電池の仕入れは日産と住商の合弁会社が担う。
データ
2018/4/17 13:44
日本経済新聞
付記
資源の循環・再利用でむだをはぶき、省エネに結び付ける発想であろう。
電気自動車の生産拡大に伴い電池の需要は膨大な量となろう。その産業破棄物の利用はよいポイントである。
家庭でも応用でき、太陽光パネルと中古電池を組み合わせ、災害などによりる不意の停電時にその電源として活用できる。パソコンなどが使用できなくなるのを防げる。
離島での一軒家に、太陽光パネルと漁港に捨てられていた中古電池を組み合わせ,電燈として使用しているのを、昔、テレビで見た記憶がある。