寄付文化を日本に定着させよう。
日本では、お正月の賽銭は神社への寄付行為であろうと思います。
また、災害列島と言われる日本列島には、災害が起こるたびに多くの支援金、寄付金が災害地の方々に寄せられます。
しかし、普通の市民活動を行っている団体に対し、恒常的な寄付をしているということはあまり耳にしません。
海外では、イスラム圏では、持てる者が待たざる者に喜捨するという考え方があり、昔からその伝統があるようです。
逆に政府とか行政からの支援というのはほとんどなく、自助努力によるのだそうです。
東日本大震災が起こった時に、エジプトの留学生にインタビューしていた時のことですが、エジプトの留学生は”国が災害にたいして支援するというのは素晴らしい。エジプトでは政府は何もしてくれない。すべて自助努力、家族の力しかない”と言っていたのが印象に残っています。
キリスト教圏では、日常的に教会に寄付をして、その寄付を集めた教会がまずしい人々に対する慈善運動などをしていることが知られています。
また、その教会、や教団が寄付金により、莫大な資金を集めそれを政治的な圧力として使用している例もあります。
また財団にたいする寄付が一般化しているようで、その財団がその資金を運用しているなどのケースもあります。
日本は、明治時代から西洋に追いつけ、追い越せという標語で、行政や官からの上からの指導によりすべてが動いてきたという歴史もあり、敗戦後の復興も官からの、上からのリードによっていたのでした。
官僚支配により日本が動かされてきたといわれ、また官僚も自分が実質動かしてきたと思い込んでいるでしょう。
その意味では、市民による自主的は活動も最近になって活発化してきたということができるかもしれません。
官や行政の指導ではない、市民による自発的な市民活動が活発化してきて、それが地域の人と人とのつながりを深めてきていると思います。
地域で、地域の文化というか特徴を持った動きというものが出てきて、それも資金的には市民の寄付による資金をフアンドとして活用していくという仕組みを作っていくことができれば、行政という網をこえて、広がりを持った活動として展開してくる力を持つのではないか。
それが、市民の自主性を高めていくのではないかと考えています。
鎌倉市では20年前から、市民活動の助成のためにかまくらフアンドという民間の組織により、市民活動をする団体にささやかながら助成金を支給してきています。毎年4−5団体位
鎌倉市には市民活動を支援する助成金制度というものがありません。仕組みも作られていません。現在、資金を出すよう、仕組みをつくるように申し入れをしていますが鈍い動きです。
市民活動は、市民により支えるのだ、支援のための助成金を市民が寄付として出していくのだ。
そのために寄付をしてその財源を行政に頼らず、市民が独自に行っていっているところに将来への希望があります。
2018年には20周年を迎えるので、今年度は特別かまくらフアンドとしてより多くの寄付金を集め、それによりさらに市民団体が活発に地域のために、日本のために市民運動から新たなものを生み出していけたらと念じています。
そのために多くの方に市民のかたに、ご寄付をお願いしたいと思っております。
かまくらフアンドへのご寄付
寄付金振込先
郵便振替
口座番号 00280−4−36386
加入者名 鎌倉NPOセンター運営会議
銀行振込
横浜銀行 鎌倉支店 普通預金
口座番号 1333129
口座名義 特定非営利活動法人 鎌倉市市民活動センター運営会議
注 かまくらフアンドへの寄付金 とお書きください
金額は特に規定がありません。いくらでも結構です。