和服が持つアピール力
――海外でパーティーを催すことも多いと聞きます。
「そうした席では和服を着るようにしています。その点は割り切っています。やはり和服を着た日本人は非常に魅力的に映ります」
パーテイでは和服を着るようにしている
「ただ、きもの業界には注文があります。呉服店で『伝統的でいいですよ』と薦められる和服の多くは、色がおしゃれじゃありません。
業界的にはいいのでしょうが……。テレビ番組の大喜利のような和服が欲しいわけではありません。しかし、昔からの色合いはどこかシックではない、という不満がありますね」
「こんなことがありました。緑色の着物を1着持っていたので『差し色』に赤色の帯を買おうと呉服店へ行ったら『ない』と言われたのです。
もともと差し色の感覚がないのですね。セットにしてアンサンブルで着るという感覚がない」
「洋服の視点も取り入れてもっと気を使ってくれれば和服はまだまだ伸びると思うのですが。特にメンズは。海外に出張した時は大きなアピール力を持っていますから」
大きなアピール力
獺祭ジョエル・ロブション桜井博志パーティー旭酒造桜井一宏和服日本酒
データ
日本経済新聞2018・4.8
付記
小生も、毎朝、和服でチワワの散歩をしている。しかし、和服の人は小生のほか誰もいない。寂しい限りだ。最も会社には、洋服に着替えて出勤するが。
先日、花見の会があり、着物を着て鎌倉の桜を見て歩いた。しかし、そこでも和服の男性はいなかった。サングラスをするとやくざに見れると周囲の友から言われたが。笑い
大島紬が着やすい。これは親父から譲られたものだが、少し年代物だが軟らかくしなやかな和服で来ていて大変楽である。
日本人はやはり和服である。会社には向かないかもしれないが、休日には是非、和服を着てほしいと思う。海外でなくてもパーテイなどでは和服を着よう。