復興庁によると、東日本大震災の避難者は前年より約４万９千人減ったが、なお約７万３千人（２月13日現在）に上る。

福島県では東京電力福島第１原子力発電所事故などにより、約３万４千人が県外での避難生活を余儀なくされている。

宮城県内最大規模の仮設住宅「開成団地」（７日、宮城県石巻市）


　プレハブ仮設住宅で暮らす被災者は２月１日時点で岩手、宮城、福島の被災３県に約１万３千人。

1995年の阪神大震災では発生から５年で解消したが、３県では解消の見通しが立っていない。
<データ＞
2018/3/10 16:45　日本経済新聞



付記
３・１１の東日本大震災の被害は、福島第一原子力発電所の事故によりその被害を拡大してしまった。

原発事故の恐ろしさを忘れてはならない。

日本列島は火山国であり、地震・津波国でもある。

その日本人の知恵が木造建設の建物を作ってきたといえる。

木造建造物なら、地震、津波による被害を受けてもすぐ復興できるということを昔の人は知っており、石造建築物より木造建築物をこのんだのではないだろうか。

火山国、地震国、津波国などの災害多発の国で、しぶとく生き抜いてきた日本にとって、コンクリート造りの原発はどうも不適合であろうと思う。

それと国防上からも、守備するのに不適合であろう。原子力発電所の稼働中にミサイル攻撃を受ければその被害は福島原発事故を上回る大惨事となろう。