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山椒の木  驚き、桃の木、山椒の木。 [2017年03月10日(Fri)]
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山椒の木  驚き、桃の木、山椒の木。
がってん音頭
おっと、おっと、おっと、おっと
がってん、がってん、がってん、がってん
しょうちのすけくん、おどりましょ
おどろき、もものき、さんしょのき
あたりき、しゃりき、くるまひき。

山椒といえば、“驚きももの木、山椒の木”が知られている。 これはがってん音頭から取ったもので、がってん音頭はわすられても、 この言葉は覚えている。

この山椒の木を庭の正面に植えている。月桂樹の木も香りが強いが、 この木の香りは強烈で傍に寄っただけでその香りに包まれる。

しかしこの木は役に立つ木であり、春になるとその若葉を筍の和え物 として食する。また、その果実は山椒の実として、“ちりめん山椒” を我が家で作る。先日、京都に行った時に京都の市場でちりめん山椒を 買いこんできたが、京都のものはあっさりした味付けである。

すこし味が濃い方がうまいという印象である。これは酒のつまみとしては 絶品である。日本酒を飲むおり、これを少しつまんで食すると酒が ますます旨くなる。

暖かいごはんと食するのもよい。また、山椒の葉を鯛の吸い物に入れるのもよい。 おむすびの具としてもちりめん山椒はよい。香ばしい味がする。

山椒の木は育てにくいというが、そうでも無い感じである。意外と大きくなるので、 適当な高さで剪定したほうがよい。その方が実もしっかりした苦みがでてくると思う。

中国では花椒(かしょう、ホアジャオ)と呼ばれる同属別種カホクザンショウの 果実の果皮のみ用いる。日本のサンショウとは香りがかなりちがう。

四川料理で多用される。煮込み料理、炒め物、麻婆豆腐などに果皮を加えて 風味をつける。乾燥粉末を料理の仕上げに加えると、四川料理の特徴といわれる 舌の痺れるような独特の風味が得られる。また、五香粉の材料としても用いられる。

果皮は薬としても用いられる。漢方で「花椒」は蜀椒とも呼ばれ健胃、鎮痛、駆虫作用 があるとされ、大建中湯、烏梅丸などに使われる。

薬用
日本薬局方では、本種および同属植物の成熟した果皮で種子をできるだけ 除いたものを生薬・山椒(サンショウ)としている。

日本薬局方に収載されている 苦味チンキや、正月に飲む縁起物の薬用酒のお屠蘇の材料でもある。 果実の主な辛味成分はサンシヨオールとサンショアミド。 他にゲラニオールなどの芳香精油、ジベンデン、シトラールなどを含んでいる。
{中国ではーー以降は引用}

<追記>
山椒大夫
森鴎外の代表的小説。
人買いにたぶらかされて親子離れ離れに売られ、姉弟は丹後の長者 山椒大夫のもとで奴隷として辛酸をなめる。

姉は、弟を脱出させ、そのため山椒大夫の息子に殺される。
続きは、小説をお読みください。
映画”山椒大夫”では、田中絹代、香川京子等が出演していた
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Posted by ゆう東洋医学研究所 at 09:41 | 鎌倉を散歩する | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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