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医療と在宅の高齢者を結ぶケアマネージャー [2017年01月15日(Sun)]
医療と在宅の高齢者を結ぶケアマネージャー

 ご承知の通り、日本の介護保険制度は、 ドイツの介護保険制度を下敷きにして作られているが、 ドイツと日本の制度の中で大きく異なるのが、 ケアマネージャー(介護支援専門員)である。 これはドイツにもフランスにも、お隣の韓国にもない、日本独自の制度である。

 この制度は、日本が創りだした有用な仕組みであると思う。 ドイツでは、"個人的な問題に、他の人がタッチするのは好まない" というドイツ人の個人主義的な国民性があるようだ。 一方日本では、農村の村社会にその原型があるように、 隣人との相互扶助の長い歴史があり、その共同体の民としての 意識が今も生きているのだと思う。

 具体的な、ケアマネージャーの業務で、実際に 行っていることのほんの一部を述べたいと思う。 現実に実行していることが最もその実像を示すことになると思う。
 先日だが、利用者(患者)の方から、"妻がトイレで倒れてしまった。 トイレから出したが寝室まで運べない。妻の具合が悪い。" とオロオロして電話があった。

ケアマネージャーは直ぐ、訪問介護の事業所に連絡をして、 即刻ヘルパーの派遣をして、同時に、 訪問医療の医療機関にも医師の派遣をお願いした。 ヘルパーが急行し、ベットまで運び、医師も駆けつけて診察した結果、 病院に入院せずとも良いことになり、無事におさまったのであった。
 また、暑さがピークの頃、”熱中症”の疑いがあり、 利用者(患者)の方が苦しんでいるのをヘルパーが発見し、 ケアマネージャーに連絡があり、ケアマネージャーが駆け付け、具合を確認して、 家族の方に救急車の手配を依頼して、入院させた。

家族は本人の傍にいるのだが、事態を気ずかず、ボーとしていた。 同居していても高齢者同士だと状況を把握できなくなってくる例である。 ヘルパーの方とケアマネージャーの連携が大切であろう。

 そして、最近のことであるが、利用者(患者)の方が、 "足が萎え、2階の部屋から下の階に降りれなくなりトイレにいけない。 簡易トイレを手配してほしい"との依頼が夜あった。 また、その奥さんから、"熱があり高熱を出している。 どうしたらいいか。"との相談があり、ケアマネージャーは即刻、 救急車を手配するように話をして、緊急入院させた。本人はその後長期に入院している。

 このように、ケアマネージャーは、利用者(患者)の方の相談相手であり、 心強い介護の支援者としての機能を果たしている。 主治医には、夜間は連絡がつかないこともあり、 ケアマネージャーに支援を依頼してくるケースが多い。

また、高齢者は、咄嗟の状況判断が鈍くなる傾向があり、 冷静に対応するケアマネージャーは頼りになると思われている。 そういう意味では、医療機関との程よい"接点"となっており、 これからもケアマネージャーのやるべきこと、使命は重要になってくると思われる。

IMG_2650.JPGちなみに、夏の盆に田舎に帰省していても、同窓会で一杯飲んでいる時も、 おかまいなく連絡が入るという厳しい職務ではある。が、利用者(患者)の方から 感謝され、信頼され、頼りにされる仕事である。
Posted by メディカルゆう  ゆう東洋医学研究所 at 09:58 | ケアマネージャー | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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