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介護を受けたい場所 自宅での介護は大変である 介護にあたった嫁の46.2%が 要介護者を憎む [2017年01月07日(Sat)]
介護を受けたい場所

介護を受けたい場所として、"自分の家"と考える人は減少している。 2010年の調査によれば38%に下がっている。 2001年度の調査では、43%であったから、5%も下がっている。
 反面増加しているのは、"公的な介護老人福祉施設など"が 2010年度は31%、"民間の老人ホーム"が、同、8%となっている。  男女間にも差があり、"自分の家"を希望した男性は44%、 女性は33%である。
女性が介護を受けたい場所で、最も多いのが "公的な介護老人福祉施設"で、34%であるが、 一方、男性は28%にとどまっている。

注、<データ>生命保険文化センターの"生活保障に関する調査"

介護を実際体験した女性は大変さを知る
。  やはり、自分の家で高齢者の介護を実際的に行っていた女性が、 自分の家よりも公的な介護老人福祉施設を希望しているのは、 介護の大変さを身にしみているから自分の娘や嫁に迷惑を かけたくないという気持ちが強いからではないか。
 別の厚労省のデータでも、迷惑をかけたくないから 自宅よりも施設を希望するという人が6割だったように思う。 内心は自宅と思っているのかもしれないが、 介護の大変さを感じ取った人は、自宅を希望しないだろう。 また、別の調査だが、介護にあたった嫁の46.2%が 要介護者を憎むという数字があるが、 実態は倍の80%位に上るのではないかと思う。

自宅での介護は大変である。
 実際、自宅での高齢者の介護は大変である。 1日や1週間というのではなく、1年以上何年間も 介護せねばならねばならなく、しかも年々重くなっていくのである。 病院ならば良くなれば退院ということもあるが、 在宅介護は要介護者が亡くなるまで続くのである。 また認知症が進めば、本人は介護されていることも 分からなくなり、娘、や嫁の顔も判らなくなってくる。

介護をする家族にケアを
 あまり知られてないが、介護する人がノイローゼとか うつ病にかかるケースが増加してきている。 自宅で介護する人の心のケアをするシステムを 早急に創り上げることが必要だ。 このうつ病などから、虐待の疑いや介護放棄の疑い の事例が発生するケースもあるが、 この問題の原因は、自宅での介護という無理が 引き起こしているのではないかと思う。

公的な介護施設の充実を
 やはり、公的な介護老人福祉施設と、 病院での介護病棟が必要となるのではないだろうか。 介護度の重い高齢者は病気を持っているケースが高く、 医師のいない福祉施設では対応できないこと、 病状急変で都度、救急車を呼ぶのも消防署などの 公的機関を使い、経費をかけていることになり 多大な無駄をしているからだ。
早急に、医師の常駐する公的な介護老人福祉施設の拡充を最優先で 取り組む必要がある。また、以前廃止が決まり その廃止が先送りされた、病院における介護病棟 につき内容を再検討し、廃止ではなくその機能を拡充していかねば ならないのではないか。 福祉介護の分野から、医療機関の分野から もっとこのことを強く主張しなければならないと思う。

<データ>日本経済新聞2011年2月27日 知りたいそのデータ
Posted by ゆう東洋医学研究所 at 09:46 | 福祉・介護 | この記事のURL | コメント(0) | トラックバック(0)
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