70年前の戦時の状況下のことを蒸し返さず、両国民ともキムチを食し、お酒を日本人、韓国人とも飲み交わしたいものである。
日本とアメリカとの交戦中の戦時下という異常事態の中であったので、国内では中学生以上学徒動員で工場などにほとんどの国民が徴用されている。
当時、朝鮮半島は日本国であったので、そこの国民も動員されたということである。
データ
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]i2019年02月06日08時12分
トンチミ(大根の水キムチ)。(世界キムチ研究所)
キムチの語源は、朝鮮時代の漢字学習書『訓蒙字会』(1527)で漬け野菜を意味する中国の漢字「●(=くさかんむりに沮)」を「ディムチェ」と記録したのが最初だ。
キムチの過去の発音が「ディムチェ」であることが分かる資料だ。
また「塩漬け野菜」という意味を持つ漢字「沈菜」から「ディムチェ」、そして「ジムチェ」を経て「キムチ」に変わったという見解もある。
一方では「ディムチェ」という固有の韓国語を「沈菜」として音と意味を借りて表記したという見方もある。
漢字「●」は高麗史(1451)に「園丘壇(ウォングダン)の祭祀に使った」という内容が登場するが、どのようなものかは明確でない。
キムチの起源といえる「漬け野菜」を意味する記録は中国の文献『詩経』(紀元前10−7世紀ごろ)に見られる。
『詩経』に「畑のキュウリがあるので、これをむいて●菜を作って祖先に供える」という一節がある。
しかしキムチ専門家は「韓半島(朝鮮半島)と中国は環境はもちろん嗜好などによる差があるので、文化的な起源を中心にキムチの歴史性を判断する必要がある」と指摘する。
文化的起源の観点で見ると、韓国のキムチと中国の漬け野菜は漬け方に違いが発見される。
中国は酒・酢のようなアルコールなどで野菜を漬けて保存する半面、韓国は醤と塩で野菜を漬けて発酵させる。
このため中国は酢酸貯蔵食文化圏、韓国は乳酸発酵食文化圏に区分できる。キムチの独創性が分かる重要な違いだ。
キムチなど漬けた野菜を好む食文化は穀類中心の食事をする農耕文化圏のうち季節の変化が明確な国で主に発達した。
腐敗を防ぐため発酵を通じて保管した韓半島のキムチは、他国の漬け野菜より一段階発展した形と見ることができる。