アメリカの陸軍大学校の教授が、第三次世界大戦の火種は、南シナ海、と朝鮮半島としている。
ウクライナ、ペルシャ湾も上げているが、やはり熱い地区となるのは南シナ海としているところに注目せねばならない。
順位としては4番目となるが、朝鮮半島を上げている。
金正恩氏の平和攻勢がある中でのリスクのある地域としていることは、アメリカの陸軍サイドは北朝鮮の非核化は実現が難しいと分析しているということを意味するだろう。
2019年は完全武装のまま、新しい年が始まる。
データ
スプートニク日本2018年12月23日 20:13(アップデート )
2019年、第3次世界大戦が始まる可能性がある最も「熱い」複数の地域となるのは、南シナ海、ウクライナ、ペルシア湾、そして朝鮮半島であると、ナショナル・インタレスト誌に掲載された自らによる記事で米陸軍大学校(USAWC)のロバート・ファーリー教授が書いている。
ファーリー教授の見解によると、「ホットスポット」の1つとなっているのは南シナ海。ここでは、互いに対して貿易戦争を行っている米中両国による対立が展開されている。
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世界大戦開戦の可能性がある他の場所として、ファーリー教授が挙げたのはウクライナ。
教授は、ケルチ海峡における最近の事案を指摘し、これが地域内の緊張の高まりを引き起こしたとしている。
教授の見解では、3つ目の「熱い」地域であり続けるのはペルシア湾。ここでは、イランに対する米国の経済的圧力のほか、イエメンとシリアでの紛争が原因で緊張が高まりつつある。
米国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による最近の平和的イニシアティブにもかかわらず、緊張状態を発生させる4つ目の源となっているのは朝鮮半島だと、教授は考えている。