過去から教訓を学ぼうとしない日本の反応は、平和条約問題の解決を妨げている=露外務省
ロシア
ロシアは、第二次世界大戦終結73周年を記念して南クリル諸島で式典が行われたのを受けて日本が抗議したことに当惑した。ロシア外務省が発表した。
スプートニク日本2018年09月06日 01:49
日本の菅官房長官は、南クリル諸島で第二次世界大戦終結を記念した式典が開かれたのを受け、外交ルートを通じてロシア側に抗議したことを明らかにした。
外務省によると、菅官房長官の発言は、日本が「アジアでの軍事侵略解放における軍国主義的日本の役割を忘れ去り」、第二次世界大戦の結果や、国連憲章に基づく現代の世界秩序の事物を無視し、「歴史的な健忘」に定期的に陥る傾向があることを物語っている。
ロシア外務省は、過去からしかるべき教訓を学ぼうとしない日本側の断固とした反応は「平和条約問題の解決に向けて深刻な障害とみなされている」と強調した。
付記
第二次世界大戦は、アメリカにより誘導された戦争であり、ハルノートなどはアメリカ側からの宣戦布告であろう。
アジアに対する戦争はアジアの国々を植民地にして搾取していた西欧白人国との戦争であり、日本軍はアジアから欧米国を追い払ったという側面があることを忘れてはならない。
アジア諸国に独立をすすめ、大東亜共栄圏構想により東京で開かれた会議というのはアジアの国々による最初のサミット会議であったといえるであろう。
今日のアジアの諸国の独立は、日本が西欧の軍隊を打ち負かしたことによりアジア人でも西欧人に勝てるという自信をつけさせたことが、独立していくその原動力となったのである。
戦勝国が押し付けた”日本の軍国主義によるアジア侵略戦争”というのは基本的に間違っていることを理解しよう。
アジアを支配していた西欧の植民地軍の追放戦争であったというのが正当な評価となろう。
また。国連憲章の規定からすれば、千島列島は樺太・千島交換条約により確定している日本固有の領土である。
日本敗戦時の日本の領土を武力で拡大した領土を放棄させるというものであったが、千島列島(クリル諸島)はそれに当てはまらない。
ロシアが根拠としているのはヤルタ会談における密約であるだけである。