付記
アメリカはすでに北朝鮮のレアアースなど資源開発に関心を示している。ブルームバーグの記事がそれを示しているのだ。
北朝鮮には、レアアースや鉄鋼資源など鉱物資源が豊富なのである。
そして、ウラン資源の埋蔵量も豊富なことは知られている。石油のも生産しているのだ。
北朝鮮は、核開発を進めたが、それを可能にしたのは、地下資源としてウランが豊富であったことなのである。アメリカの狙いの一つがこのウラン鉱山なのである。
中国は、南朝鮮、北朝鮮を含めた総合経済開発を進めておりそのための下準備をかなりしているのではないだろうか。南北朝鮮を取り込む算段をしている。
日本も拉致問題をすっきりと解決する外交努力が急がれる。
アメリカは金がないから日本に肩代わりさせようとしてくるであろうから、それを躱しながら、日本独自に手を突っ込まねばならない。
日本は、朝鮮半島の旧宗主国なのだから毅然と南北終戦を見据えて北朝鮮に手をかさなければならない。モリカケの”そば”論争だけでなく大局観に立った外交を議論してもらいたい。
アメリカ ブルームバーグ 2018年6月5日 6:18 JST
トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談が今月実現する見通しとなったことで、世界有数の経済成長を遂げる地域に北朝鮮が組み込まれるようになる可能性に注目が集まっている。
それには朝鮮半島の劇的な政治変動が必要で、歴史を振り返るとそれが実現しない確率は高い。
だが朝鮮戦争終戦宣言と非核化合意にこれほど近づいたことは過去数十年なかった。
北朝鮮情勢で実質的な前進があれば、韓国の文在寅大統領は国内の工業地帯を北朝鮮、さらには中国とロシアに接続する「三大経済ベルト」を開発する構想を抱いている。
最初の一歩は南北間の鉄道と道路の再連結で、文大統領と金委員長は4月の首脳会談でこれに合意した。
インフラの改善は北朝鮮にとっても有益で、鉱業資源を収益化する上での障壁を乗り越える助けになる。
ソウルの北朝鮮資源研究所が2013年に明らかにした見通しによると、北朝鮮領内の鉱物資源は推定6兆ドル(約660兆円)相当。単一では世界最大級とも目されるレアアース鉱床も抱える。
韓国金融研究院の李侖錫(イ・ユンソク)研究員は、これらの鉱物資源を北朝鮮は担保として活用し、経済開発資金を調達することもできるだろうと指摘する。
これらの計画が何らかの具体的な形になるのかは、来週シンガポールで予定される米朝首脳会談の結果次第だろう。
トランプ大統領は先週末、首脳会談を12日に開催すると言明した。少なくとも経済的には大きな潜在的メリットがある。
原題:These Maps Show How to Unlock North Korea’s Economy (1)(抜粋)