隣の芝は青いんです [2014年07月31日(Thu)]
梅雨が明け、夏休み真っ盛り。 世の中は、オープンスクールで盛り上がっています。
たくさんの大型バスが、川内に向けて走っている姿を見て、 「いつからこんな光景が見られるようになったんだろう・・・。」 と考えてしまいました。 私の時代、オープンスクールなどあったのでしょうか・・・・。 少なくとも、私は行っていません。
どこに進学するか・・・本気で悩む時期ですよね。
普通学級、特別支援学級、特別支援学校で悩んでいる方もいれば、 中学受験、高校受験、大学、専門学校・・・・と。
進路に関しての悩みは、障害があろうがなかろうが本気で悩みます。
とにかく、隣の芝は青いです。 障害があろうがなかろうか、とにかく隣の芝は青いと思います。 その芝の青さは、兄弟姉妹間でも出てくると思います。
「話せることがうらやましい。」 「静かな子がうらやましい。」
「特別支援にお世話になれるのがうらやましい。」 「普通学級に行けるのがうらやましい。」
「元気で明るいことがうらやましい。」 「多動じゃないことがうらやましい。」
とにかく、どんなことも表裏一体。 困っていることが自分と違う人がうらやましい。
子どもたちにもそれらを感じます。 グループの子たちは、同じ診断名でもいろいろなタイプがいます。
先日、学校でも成績上位の中学生(メロンさん)と話していたときのこと。
まほろ「成績いいのはいいねーって言われるでしょ。」
メロン「すごいプレッシャーになる。成績キープはつらい。」
まほろ「あなたはコツコツ努力できるから成績あがるんだよね。それはあなたの才能です。」
メロン「でも、真面目って言われる。」
まほろ「真面目は褒め言葉なんだけどね。ねたみ入るからけなしている様に聞こえるのかな。」
メロン「自分だって、ゲーセンだってカラオケだって行きたい。 同級生で行ってる人もいる。すごくうらやましい。」
まほろ「大学生になれば、ゆるくなるよ。優等生でいられるというのはすごいんだ。 でもなー・・・優等生ゲーセンとカラオケは良くないなー。大学まで待って欲しいな。」
メロン「高校生と一緒なら、補導されない?」
まほろ「高校生は保護者にならないからね。補導される可能性はあるね。」
メロン「そうか。あと、なんでも頼まれるし。 成績いいことがいいことだらけじゃない。正直めんどい。」
まほろ「うん。学生時代はつらいよ。それと向き合えていることも、あなたの長所です。あなたが優等生で居てくれることは嬉しいです。それが似合うから。」
メロンさんのプリズムの使い方は、「息抜き」です。(たぶんw) 未就学から通っていますし、障害告知もされています。 個別で話す時は、ちゃんと世の中に対する毒も吐いてくれます。
優等生は、優等生なりに、毒を吐く場所がありません。 優等生が毒を吐くと・・・周りにひかれてしまうので。そこも理解しています。 本音の毒は、吐いてもいい場所で吐いた方が良いと思います。
「そうか。みんなそう思ってるんだ。自分だけじゃないんだ。よかった。」 とよく口にします。
言いたいことを素直に言える人、大人に反抗できる人がメロンさんはうらやましい。 発想力が豊かで多弁なグループメンバーの友達のことをいつも「すごい」と言います。 自分が「聞き役に回ることができる」という自覚はありません。
メロンさんがどこの高校、大学に進学するのか、私も楽しみです。 ・・・本人に言うと「まじでプレッシャーなんですけど・・・・。」と言われそうですが。 ただ、進路を決めた際には、どこにしても頑張りを認めたいですし、 その学校を謳歌してもらいたいと願います。
まほろ
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at 17:08
笹の葉さらさら [2014年07月30日(Wed)]
先週から始まった七夕制作。 月曜日にI先生が笹を2本持ってきてくださいました。 これまでに作った吹き流し、短冊を飾ってみるといろとりどり、そして共同制作ならではの味わい深い七夕飾りとなりました。 今週はこれにもうひと手間。 三角つなぎとおりひめ・ひこぼしを作っています。 仙台の七夕もすぐそこ。 虹っ子のみんなの願い事が叶いますように☆
うさこ
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at 18:30
鴨下賢一先生セミナー [2014年07月30日(Wed)]
昨日に続いて、今年度のセミナーのお知らせです。 静岡県立こども病院/専門作業療法士・ 鴨下賢一先生のセミナーをご案内いたします。
テーマは、「体の発達と生活動作について」。 イスに座ったり、はさみを使ったり。鉛筆の持ち方がぎこちないのはなぜ?折り紙がうまくできないのはなぜ? お子さんの体の使い方や道具の使い方について、よりスムーズにできるような工夫がいっぱい! 体の仕組みを知り、作業療法の視点から学びます。 保護者をはじめ、お子さんと関わっていらっしゃる保育所や幼稚園の先生方、学校の先生方にも、ぜひご参加いただきたいと思います。今までとは違う視点に出会えると思います!!
リボン 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 日本社会福祉弘済会助成事業
<<2014年 自閉症・発達障害児者支援セミナー>>
自閉症スペクトラム・発達障害についての理解を深め、個々の特性に基づく支援を目指して、自閉症・発達障害児者支援セミナーを開催いたします。ご家族、保育・教育・医療機関職員、福祉施設職員、一般の方のご参加をお待ちしています。
第2回 日時:2014年9月23日(火・祝) 10:30〜15:30(開場10:00/お昼休憩は12:30〜13:30)
テーマ:「苦手が“できる”に変わる! 体の発達と生活動作について」 発達障害のある子どもには、体の使い方に不器用さのある子どもが少なからず存在します。体の発達の仕組みと作業療法の視点があることを知り、姿勢や動き・道具の使い方について、子どもが無理なく出来るような生活の工夫や支援のポイントを学びます。 ※お子さんの体の使い方などで、悩みや質問がございましたら、お申込み時にお知らせください。
講師:鴨下 賢一 先生 静岡県立こども病院 専門作業療法士(福祉用具・特別支援教育)/日本発達系作業療法学会 副会長/静岡発達SIG代表/制度対策部福祉用具対策委員会委員
講師紹介:主な著書は「発達が気になる子への生活動作の教え方(編著)」「発達が気になる子へのソーシャルスキルの教え方(編著)」など。子どもたちや家族への療育指導、特別支援学校への教育支援、発達障害児に対する福祉機器の開発も数多く手がける。鉛筆を持つときの補助具「Qリング(Qシリーズ)」開発者の一人。 定員:170名
会場:仙台市シルバーセンター7階 第一研修室
主催:認定NPO法人みやぎ発達障害サポートネット
お申込み・お問合せ: 認定NPO法人みやぎ発達障害サポートネット事務局 TEL 022−265−5581 FAX 022−352−7088 メール mddsnet@yahoo.co.jp
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吉田友子先生セミナー [2014年07月29日(Tue)]
今年度のセミナー、第1弾のお知らせです。 よこはま発達クリニック・吉田友子先生のセミナーを開催いたします。
宮城県にお越しくださるのは初めてとのこと。 吉田先生のご講義が聞ける、大変貴重な機会です。 自閉症スペクトラム・発達障害について、理解を深めましょう。
ぜひ多くの方にご参加いただきたいと思います。お申込みは、お早目にどうぞ。 詳細については、お問い合わせください。
リボン 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 日本社会福祉弘済会助成事業
<<2014年 自閉症・発達障害児者支援セミナー>>
自閉症スペクトラム・発達障害についての理解を深め、個々の特性に基づく支援を目指して、自閉症・発達障害児者支援セミナーを開催いたします。ご家族、保育・教育・医療機関職員、福祉施設職員、一般の方のご参加をお待ちしています。
第1回 日時:2014年8月30日(土) 10:30〜16:00(開場10:00/お昼休憩は12:30〜13:30)
テーマ:「自閉症スペクトラムの理解と告知について」 障害・個性・脳のタイプというけれど、それらをどのように受けとめたらいいのでしょう。支援や告知の目的とは。“本人への告知の際には、告知する人の障害理解が映し出される”という言葉が吉田先生の著書にあります。自閉症スペクトラム障害についての理解を深め、告知について留意するべき事柄を学びます。
講師:吉田友子(よしだゆうこ) 先生 ペック研究所 主宰/よこはま発達クリニック勤務/児童精神科医師
講師紹介:主な著書は「あなたがあなたであるために 〜自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド〜」「自閉症・アスペルガー症候群「自分のこと」のおしえ方」など。また、ローナ・ウィング博士の代表的著書「自閉症スペクトル」の共訳者の一人。ペック研究所(子どものための心理学的医学教育研究所)から、障害理解・支援のアイデア・告知についての情報発信も行っている。
定員:240名
会場:エル・パーク仙台6階 ギャラリーホール
主催:認定NPO法人みやぎ発達障害サポートネット
お申込み・お問合せ: 認定NPO法人みやぎ発達障害サポートネット事務局 TEL 022−265−5581 FAX 022−352−7088 メール mddsnet@yahoo.co.jp
吉田先生著書
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at 09:35
今月号は盛りだくさん! [2014年07月25日(Fri)]
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at 20:28
七夕の季節ですね [2014年07月24日(Thu)]
いよいよ子どもたちが待ちに待った夏休みがやってきました! 「今日はたくさん遊べるよね!」と言いながらタイムカードを押す姿も見かけます。 夏休みの虹っ子いつもの課題に加えいろいろなお楽しみを準備してある“夏バージョン”となっています。 ちなみに今週はかき氷作りをしています。 たくさん遊んでから食べるかき氷はやっぱり美味しい!
さて、設定課題ですが2週にわたり七夕飾りを作ります。 今週は短冊に願い事を書き、お魚の飾りを作っています。 今年の虹っ子七夕は共同制作です。みんなが作った飾りを吹き流しに貼りつけると、見た目にも鮮やか大作となります。
共同制作なため作品を持ち帰れないのが残念ですが、お迎えの際どうぞご覧ください。 一人ひとり作ったさかなたちがいい味をだしていますよ。
うさこ
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at 10:37
いろいろな褒め方 [2014年07月17日(Thu)]
この湿度の高さに、子どもだけではなく、保護者のみなさまも体調くずしていませんか? 私も肩から背中周りのコリが激しく、常に腕を肩より高く挙げていたい衝動に駆られます。 机や壁に肘をついていないと、苦しい苦しい。
整骨院の先生に聞いたところ、この時期はみんなコリが激しいそうです。
感覚過敏の子たちは、気圧の変化で体調も気分も変わるそうですし、 どこにどんな気持ちが落ち込む要因が隠れているかわからないですよね。
今日は「褒め方」について、書きたいと思います。
保護者の方と、家での問題行動を話していると、
「できるだけたくさん褒めているんですけど・・・。」
という言葉をよく聞きます。 そして、中には「大げさに褒める」を徹底されている方もいらっしゃいます。
褒めるは大事です。 大事ですが、タイミングと質も考えなければならないと私は考えます。
知的障害の子の多くは、たくさん褒めて、一緒に拍手をして・・・でいいと思うのですが、 発達障害でも、理解の高い子は、褒めても喜んでくれない場合があります。
・・・中には怒り出す場合もあります。
厳密に言えば、 「そんなことみんなできるし。褒められると馬鹿にされた気持ちになる。」 「嬉しすぎて、どう表現していいかわからなくて、怒る。」 「大げさに褒められて、子ども扱いされた気持ちになる。」 「何をそんなに褒められているのかわからない。」などなど
その子によって、違ってきます。 もしくは、褒める人の立場でも変わってきます。 周りに第3者の人がいるか、いないかでも変わってきます。
また、褒め方NGあるあるの中に
「褒める声が大きすぎる」
という場合もあります。 聴覚過敏の子は、「褒められた喜び」よりも「うるさい」が勝つ場合があります。
だからこそ、その子によって、褒め方は変えます。 また、褒め方はバリエーションがあっていいと思います。
ここで、大げさに褒められるのが嫌いな子の褒め方例を出しますね。 一般的に「プライドの高い」と思われるタイプですね。
例1)ちゃんとあいさつができた。 「今の良かったね。」(さらっと)
例2)プリントを最後までやった。 「よし。すばらしい。」
例3)新しいことに挑戦できた。 「いいね。このこと、お母さんに伝えといていい?」 (答えがイエスでもノーでも伝えます。) →伝えた後、お母さんが褒めて、子どもがムスっとしたら 「あ。ごめん。嬉しいから教えちゃった。」
などなど。 ムスっとした顔をしても、本気で怒っているわけではないので(笑) すごく良かったことは、すごく褒めて、褒めて、褒めちぎる場合もあります。
そんな「すごく褒める」タイミングは 他の子たちの前ではなく、ちょっと陰に呼び出して褒めています。
これは怒る時と同じですね。
あと、よくするのが、 帰り際、 「今日、○○が良かったよ。さようなら。」 と言って、その場を去る。 いわゆる「褒め逃げ」です。
また、私はセッション中、プリントやカードに「振り返り」をさせる場面があるので 文章を書いて褒めます。 人前で言われると怒るけど、褒め言葉を書かれる分には怒りません。 文字にするときは、とてもテンション高めに表すようにしています。
ささいなことで褒めたい時には 「いいね」と言って、笑顔を作る。 親指を立てるだけ。 「すばらしいなぁ・・・。」とこそっとつぶやく。などなど
お家だったら、子どものいる隣の部屋で、 子どもに聞こえるか聞こえないかの声の大きさで、 お母さんがお父さんに向かって子どもの素敵エピソードを報告するも素敵です。 (たぶん、私はこれを親にされていたと思います。)
いろんなバージョンがあります。
・・・今、このブログを読み返しながら 「・・・・の場合もあります。」 という言葉が多いなぁ!!と思いました。
そのくらい、全員違った対応なので、場合があるだけでこの方法だけではない。と言いたいです。
あくまでも、褒めても喜んでくれない・・・。 と思っている方に、試していただきたいですね。 (特にパパ達に実践して欲しいと思います♪)
まほろ
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at 11:41
どこにあるかな? [2014年07月16日(Wed)]
『どこ?』という本をご存知ですか? いろいろな虫や動物、食べものなどがカラフルな写真のなかにおさまっています。 今週はその本を活用して、みんなにプリントに書かれた目的のものを探すという課題をしています。 探すものはぶどうだったり、犬だったりするのですが、「ぶどうが実物だったから犬も実物がどこかに隠されているのだろう」と先入観が働いてしまうとなかなか見つけられないのがこの本の面白いところです。 なかなかみつけられない人には「ここの中にあるよ」のわっかでお助け。 他の写真も気になり、2種類チャレンジしたお子さんもいました。 みんな途中であきらめることなく、最後まで頑張ろうとする姿が素敵です。
うさこ
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at 18:12
信頼関係の構築 [2014年07月11日(Fri)]
成人当事者のゲストさんをお迎えして、4回目のふわり。 今日も、納得・・・!!!の時間でした。
いつも同じです。 大切なことは、同じです。 さらに、深まっているかんじです。
◆親子の信頼関係の構築について。 子どもの話を聞く、ということの大切さ。
◆思春期までに、親がしっかりと子どもを認めること。
◆理不尽な所を、親子の信頼関係で乗り越えられるかどうか。
◆否定された人には、質問しなくなる。また否定されるから。 否定しないこと。
否定形の言葉を使わない・・・というより、いつも否定はしないということ。 小さいうちに間違いを正さねば・・・と思って、子どもの間違いに対して初めから「違うよ」と言わないこと。 コツがあります。
これこれ、こうだから、どうしようか?・・・と、選択肢を挙げたり、親子で交渉をする “以前の” 部分での、信頼関係の構築について。
いつも違うのは、 その人に合わせて、答えてくださること。説明してくださること。 とても細やかで、よく整理されていて、適切です。
ここに書ききれないこと・書き表わせないことが、いっぱいあります。 まだの方はぜひ、hさんのメッセージを実際に聞いてください。 奇数月、次回は9月のサロンにお迎えする予定です。
おまけで、もう一点、今日の母たちの言葉より。 「すごく納得しました!!!今日来て良かった!!!」 「でも、またすぐ一般的な視点に戻ってしまう・・・(;_;)」 「だからまた、こういう所で吸収しようよ!」 そう、私たち、忘れるんです。 忘れない方がいいの?忘れた方がいいの? どちらも、ややこしい。けれど、一生懸命、向き合おうとしています。
リボン
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at 19:17
あかちゃんがやってくる! [2014年07月09日(Wed)]
ゆか先生の名札にマタニティマークがついたのはこの4月のこと。 先生のおなかにあかちゃんがいる!先生にお願いしておなかをさわらせてもらう子どもたちの姿もたくさん見てきました。 元気に育っていくゆか先生のあかちゃん。 「名前を考えたよ!」とスタッフに教えてくれるお子さんもいました。
そんなゆか先生、いよいよご出産準備のため、月末より産休にはいります。 今週の設定課題では、当分お会いできなくなるゆか先生へメッセージを書いています。 いえ、ゆか先生へ・・・だけではなく、おなかのあかちゃんへのメッセージ、名前のアイディアも寄せられました。
・はやくあかちゃんにあいたいな ・赤ちゃんを生むのをがんばってください ・みんなでおうえんしています ・なまえは「ひろきくん」がいいとおもいます
名前を考えてくれたお子さんにそのわけを聞いてみると、それぞれにきちんとした理由があります。 お友達と同じ名前だけれど、その子はとても優しい子だから。 ゆか先生と旦那さんの名前をあわせてみたから。 ゆか先生は虹っ子の先生だから(考えてくれた名前には虹の文字が入っていました)。
メッセージからはみんなゆか先生が大好きで、あかちゃんに早く会いたくてという気持ちがあふれるほどに伝わってきます。
しばらくゆか先生に会えなくなるのはとても寂しいですが、あかちゃんを連れて遊びに来てくれるのをみんなで待っています!
うさこ
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at 13:24