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先輩 [2011年05月31日(Tue)]
「Schale」には若い支援者が3人います。
この春サポートネット初の大卒新人として採用させていただいたいちごさん。
ちっちゃな体にクルクルと愛らしい眼差しで可愛らしい方ですが、芯のしっかりとしたハートを持っています。
男子インターンシップ生のクジラさん。1年間大学を休学してSchaleでソーシャルビジネスの起業に挑戦中。
論理的な思考、男性利用者さんの良き相談相手となっています。
女子インターンシップ生のウサギさん。就職活動の合間を縫ってCafeの強力な助っ人としてマダムショコラの右腕として大活躍。
何よりこの若い人たちは、利用者さんのチョット先輩として、厳しい眼差しのおばさんたちとの良き緩衝材となってくれています。

そえぞれに「ややこしい」特性を持っている利用者さんたちです。
大学で「発達障害」を学んできたいちごさんには初期アセスメントもお任せしています。
スタッフは深刻に考え込もうと思ったら、止めどもなくどこまでも考え込んでしまいがち。
非常勤ばかりのママスタッフが帰った後も、いちごさんとクジラさんは良〜くおしゃべりをしています。

そんな「これから」の若い支援者に次の世代を引き渡せるように、創設期からのスタッフも「先輩」として学ぶ毎日です。
少しは頼りになっていますか?
抑え込まずにノビノビと力を発揮してもらえる環境を創っていますか?
開設10日目の大震災。
大きな苦難を抱えてのスタートから丸2か月。
先輩だけど同輩。
スタッフ同士も利用者さんとも大切にしたい立ち位置です。




Posted by サポートネット at 19:23
初出張 [2011年05月30日(Mon)]
激しい雨の降るなか、震災以来初めて東京へ出張に来ました。
以前から何度かお世話になっていた「ノーマライゼーション」という雑誌の座談会に声をかけていただきました。

テーマはずばり「東日本大震災ー障害者の現状と復興への提言ー」
福島から脳性麻痺のお一人の当事者が、他には東京でご活躍のろうあ連盟の方、栃木から精神の方の支援者の方。
司会を日本障害者協議会の常務理事さん。
何か場違いのような気もしましたが、せっかくいただいたチャンスですから自閉症/発達障害のご本人とご家族にとっての避難生活の問題点や、当面の政策課題をお伝えしました。
「ノーマライゼーション」の7月号に掲載されるそうです。

夜にJDD-NET の事務局長さんとお目にかかり、帰途は「はやぶさ」。

速読制限がかかっているのか大分ゆっくりではあるけれど、今日中には家に帰れそう。
東京駅の暗さに驚きましたが、久々の出張は良い意味でリフレッシュになりました。
また明日から今出来ることと丁寧に向き合って行きたいと思います。

Posted by サポートネット at 21:20
みらいへ [2011年05月28日(Sat)]
震災後やっと石巻を訪れることが出来ました。
JDD-NETの辻井政策委員長・アスぺエルデの会川上ディレクター・サポートネットの副理事長でもある宮城女子大白石先生との4名で。
石巻市役所に着くと、辺りの生臭いにおいが鼻を突き、被災の現実の厳しさを改めて感じました。

市役所の一角に佐藤忠良さんの「みらへ」という彫像。

何か象徴的でした。

市役所では福祉部子育て支援課の方に、6月に予定されている「かもめ学園」での「遊びの広場」の広報に関してご相談。
その後、今回のJDD-NETの中心支援施設である「かもめ学園」へ。

この4月に指定管理が変わったばかりの職員の皆さんと、2陣の先生方が提案された「評価シート」の検証や事例検討。
支援の形が落着くまでにはもう少し時間がかかりそうですが、7月には杉山登志郎先生の講演会も企画中。
石巻の地域全体で自閉症支援を形創っていくための支援が続きます。

Posted by サポートネット at 21:06
仕事の入り口 [2011年05月27日(Fri)]
今日の「Schale」には初々しいお客様。
支援学校3年生の男子生徒さんです。
中学2年までは通常学級に在籍されていたとのことで、知的には境界線くらいの穏やかな印象の方でした。

一目で“良い子だな〜”って。
何より笑顔が素敵です。
お母様のお話ですと、体調も含めて波があるとのことでしたが、今は安定期だったのかしら…
Schaleの中を案内して、居合わせたメンバーさんやスタッフにも自己紹介をしてくれて、気に入ってくれたようです。
今は高機能・アスペルガーの方が圧倒的に多い事業所ですが、こうした中・重度の自閉症の方でも、これまでの実習とは少し違うプログラムを通して、ジョブマッチングの可能性を見つけ、社会への参加の仕方を豊かなものとしたいと願っています。

支援学校進路の先生方とも連携して、「働く」、それもその子らしい働き方の実現のために、精一杯お手伝いさせていただきたいと思っています。
Posted by サポートネット at 18:16
「働く」条件 [2011年05月26日(Thu)]
震災の日3.11に「Schale」は偶然にも二つの新聞社が記事で紹介をしてくださっていました。
“さぁ、これで広く知っていただけるぞ”
と期待をしていた矢先の大地震で、やっと引かれたご本人たちのスタートラインも消えてしまったのか、なかなか利用者さんが増えずに苦戦を強いられています。
この震災での一番の打撃は「出口」である就労先の雇用情勢が一変したことでしょうか。
幸いにも「2年」という期限を与えていただいているので、利用者さんや予備軍の心の落ち着きを待ちながら、スタッフは「利用者さんの少ないうちにしっかりと準備」を合言葉に日々の運営をしていました。

間もなく震災から3か月。
人々の生活も少しずつ落ち着きを取り戻しているということでしょうか。
今日は偶然にもお二人の方から
「以前新聞を拝見していました」
とご連絡をいただきました。
ご本人やご家族も少しずつ動き出そうとされているのですね。

改めて「Schale」が目指す「働く応援」を確認してみます。
先日大阪から来て下さった中山清司先生は以下のようにまとめてくださいました。
※地域生活/就労に求められるスキル・態度とは?
 ハードスキルよりもソフトスキル
- 職業行動:スタミナ、指導の受け入れ、適度な作業速度・・・
- 対人行動:適切な対人交流、他者スペースへの配慮・・・
- 機能的コミュニケーション:援助の要請、感情の言語化・・・
- 自立機能・余暇:約束の時間を守る、自由時間の利用・・・
 地域に根ざした指導
- まず、「Schale」の構造化の中で教え、その構造化がどれくらい機能するかをみるために地域の環境に移して教える。また、スキルを改良するために「Schale」に戻ることもある(back and forth approach)
- 目標は、地域でできるだけ自立してそのスキルを発揮できること

※自閉症スペクトラムの人々に適した職場環境(4つの条件)
 本人にとってその仕事内容が予測しやすく、各業務を明確にすることができるかどうか
 その仕事が本人のニーズに合わせて構造化することができるかどうか
 雇用主や同僚がプログラムを受け入れることに抵抗がなく、自閉症スペクトラムをもつ人の働きやすい環境づくりに積極的であるかどうか
 本人の強み(長所)を活用できる職場環境であるかどうか
    マイケル・チャップマン「自閉症スペクトラムの人たちへの援助付き雇用」
              (『自閉症ガイドブック−別冊海外の自閉症支援』より)

※発達障害の人に適した職場
 静かな環境、落ち着いた環境
 予測可能であること、定形業務があること
 個別の事情に合わせられる柔軟性
– 職場環境、勤務時間、業務内容、支援ツール・・・
– 支援者(機関)との連携、本人のカウンセリング・・・
 キーパーソンがいること、適度に休憩ができること
 自分の興味関心や得意な知識・スキルをいかせられること
<事例>
- パソコン関係、事務仕事、印刷、ポスティング
- 倉庫、陳列棚の整理
- 研究職
- 流れ作業などのライン仕事、製造業
- 調理関係、清掃作業 など

最後に
まとめとして以下のように提示してくださいました。
 自立と社会参加
- 周囲に依存させるのではなく→自立して活動できること
- 孤立した環境に留めるのではなく→参加を広げること
 トップダウンの発想
- 卒業後の地域生活を想定して
- 今、何をすべきか、優先順位を見直すこと
 ロングライフサポートであること
- 支援は長期にわたること
- 自己理解を深めることで、自らが主体的になれる
- 家族をはじめ周囲の理解と協力が不可欠

予想外の震災で少し足踏みをしてしまった「Schale」ですが、中山先生も、ずっと応援してくださっている札幌の加藤先生も、そしてこれから新たにお世話になるであろうTEACCHアプローチの先生方とも特に
「トップダウン」
「個別」
という二つの『共通言語』を大切に、諦めることなくご本人の未来をご家族にも理解していただきながら叶えていきたいと願っています。
明日は、支援学校のお子さんが先生とお母様と見学にいらっしゃいます。
6月の半ばには、この方と違う支援学校から職場実習を受け入れさせていただくことになりました。
サポートネットが目指す「就労移行」が、少しずつ広がってきています。
スタッフと力を合わせて何とかこの経済的な危機状態を耐え凌ぎ、「成人期に幸せなご本人とご家族」がたくさん巣立っていくことを叶えたいと思っています。

今在宅で悶々とした日々を過ごしておられる方には、まずはSchaleの「ようこその玄関」までたどり着いていただけるよう願っています。
Posted by サポートネット at 19:51
発送日です [2011年05月25日(Wed)]
今月の『すぽっと』を発送しました。
巻頭は理事のS先生です。大変お忙しい所、お引き受けくださいました。
心から感謝しております。



“虹っ子進化プロジェクト”作成の「News」も同封しましたので、どうぞお楽しみにクローバー

『すぽっと』の発送作業は、今後「Schaleおおまち」のワークの一つとして移行される予定です。
これまで、会員有志の皆様にたくさん力を貸していただきました。
(今日も山形から助っ人が☆)
本当にありがとうございましたラブ


リボン
Posted by サポートネット at 15:17
家族のライフサイクル [2011年05月24日(Tue)]
昨年の「メンター養成講座」でお世話になった志賀利一先生がまとめてくださった「家族のライフサイクル」が、カイパパさんのブログで改めてご紹介され、話題になっています。

4歳で自閉症と判定された息子も来月には16歳になります。
もう12年になるのです。
カイパパさんも、他の保護者の方も、もちろん私もみんな同じ。
こどもの将来像を思い描くことが出来ずに、日々眼の前にいるこどものことしから解らなくて…
そんな時に、多くの実践を基に
『この先こんな育ちをしますよ』
と、示して下さる志賀先生の文書はたくさんの安心と希望を抱かせてくださるものです。

志賀先生の水先案内は50歳代まで続きます。
16歳になった息子は、初めて支援学校というステージに進みました。
どこかで予測や覚悟のようなものをしていたつもりなのに、入学説明会以来、ずっと私の心は穏やかではありませんでした。
知的障害を合併するタイプのこどものどこか「現実」が辛くもありました。

でもね
何かスッキリしました。
本気になってこの先の「家族のライフサイクル」を見据えていきたいと思います。
現実も受け止めながら少しジタバタさせていただいて、「良かったね」って言える未来を叶えたいと思います。
Posted by サポートネット at 21:23
「あの時」を振り返る [2011年05月23日(Mon)]
JDD-NETから2度にわたって派遣された専門家の先生方が「報告」をしてくださっています。
一陣はまだ未完成ですが、二陣の先生方と報告はとても丁寧にまとめられています。
岩手と宮城での地域事情の違いも含めて3.11に何が起きて、どんなニーズがあって…
これから何をしたら良いのかを「振り返る」ことで整理する日々です。
まだまだお手伝いできることはたくさんあるのだと思っています。
今だから頼ろうと出来ることもあるかもしれません。
遠慮なくご連絡くださいね。
Posted by サポートネット at 20:26
悪戦苦闘中 [2011年05月22日(Sun)]
今日のハビニジは「縫い物」に挑戦。

これまでやってきた「たま止め」・「たま結び」の復習も。

スタッフは教材の準備にほぼ徹夜組。

一人一人の細かな作業 への臨み方も含めて確認しながら向き合います。

Posted by サポートネット at 10:50
Yes,and [2011年05月21日(Sat)]


カフェの食器棚の棚の写真です。
これはカップ類の棚ですが、ランチのお皿は贅沢に小皿を使用した提供方法。結構たくさんお皿があります。

出し入れする時の目安にインターンのしずかさんが、写真を撮って家でプリントして扉に貼ってくれましたキラキラ
やりたくて、時間が作れずに気になっていたことのひとつです。感謝。ブログで紹介しようと想ってからもだいぶ経ってしまいましたが…走る

お皿が増えたり、少しずつ写真とは変わることが出てきます。日々更新するのか、皿を増やさないようにするのか、など、これから工夫することはたくさん。
貼ってみたから分かる事がたくさん出てきます。

スタートの時点で用意できていなかった事が、心苦しかったのですが、少しずつ素敵になっていくことに感謝し、進んでいきたいと思います。

テレビ番組を見ていた時にで
「Yes,and…」というワードが出ていました。

「そうね、そして…」
どんどん素敵に、前に向かって進んでいく為の言葉です。

夕日を見ながらの通勤路、心の中でつぶやいています。        りんご
Posted by サポートネット at 17:53
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