コラボレート [2010年01月31日(Sun)]
二日目は実践報告とディスカッション。
日本での先進実践者とTEACCHのリーダーたちと、会場に参加された方々との活発なコラボレーションが始まります。
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サポートネット
at 09:37
自閉症の人が身につけておくべき10のことがら [2010年01月30日(Sat)]
今日、明日の「2010TEACCHコラボレーションセミナー」参加のため、昨日から京都に来ています。 10時開始ですが、九時半には既に受付にはたくさんの人。 書籍販売の所にも人だかり。 エネルギーを感じます。
今日はラーレイTEACCHセンターのマリー・バーガディン先生からの 「成人期に充実した生活をおくるために‐自閉症の人が身につけておくべき10のことがら‐」 からスタートし、午後からは 「自閉症の人に役に立つために‐支援者が習得しておくべき10のことがら‐」 と続きます。
長い一日が始まります。
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at 09:55
会えなくなった光君 [2010年01月29日(Fri)]
「光とともに…」の戸部けいこさんが天に召されました。 昨日の深夜1時頃 静かに旅立たれたそうです。
昨年2月に14巻が出たきりで、次がなかなか出版されないので、何となく気がかりではありました。 今日会員のお母さまからお知らせをいただきました。
中2の息子の少し先を行くように光君が成長していて、たくさん「たから」をもらいました。 大人になった光君にももう会えないことが残念で寂しいです。
「高機能かアスペ」と診断された息子が、学齢期以降ドンドン自閉症らしくなった時、私の心は正直ザワメキました。 まだまだ息子の「生きにくさ」を充分に知りえていなかった時です。 そんな未熟な母を、戸部さんは光君と、光君の家族を通して育ててくださいました。 息子が、周囲のお友達との違いを知り、何となく“僕だけじゃないんだ…”と安心できたのも「光とともに…」を本人が読んだからです。
ご葬儀はご家族のご希望で静かに執り行われるそうです。 静かに手を合わせ、戸部さんの育てていらした光君にはもう会えないけれど、「大人になった光君」を息子の中に育てていきたいと思います。
合掌。
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at 15:17
何気ないことだけど… [2010年01月28日(Thu)]
年明け早々 「トイレが逆流しました〜」とのスタッフからの連絡。 “去年高圧洗浄かけたばかりなのにナンデヤネン?” なんて、考えていても仕方がないので、改修工事をしていただいた工務店を通して再び高圧洗浄者の出動。
その後…
トイレットペーパーのホルダーのふたにこんな表示が付きました。 “さすが〜サポートネットスタッフだわ”
すべての日常生活に絡むことの置き換えが難しい時もありますが、「望ましい行動や姿を示す」って、何度も学んできました。 それでも、して欲しくないことや、修正して欲しいことがあった時、「禁止」的な表現をどうしても使ってしまいがち。 「当たり前」の世界で生きていた大人にとっては、「プラスの表現」が結構難しかったりします。 普段からかなり意識をしたり、仲間同士で練習したり気付いたときに指摘しあったり… 周囲の大人が頑張って知恵をつけることかもしれませんね。
「え〜。だってどう言ったらいいか解んない…」 そんなママたちはどうぞ遠慮なくスタッフに声をかけてください。 「ヘ〜」・「ホ〜」 って思うのと同時に 「そんな何気ないことなんだ」って気付かれると思います。 そして 「ガッテン!」って納得するまでしつこく聞いてください。 何気ないことだけど、一朝一夕に実行できることでもないのです。 「積み重ねる」応援もサポートネットの大切な役割です。
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at 09:26
「続ける」支援 [2010年01月26日(Tue)]
昨日のセミナー「発達障害者の雇用を考える」で、教えていただいたことを少しまとめたいと思います。
「川崎市わーくす大師」の志賀利一さんからは、平成20年度から22年度にかけて厚労省の科研費で動いている研究プロジェクト「青年期・成人期の発達障害者に対する支援の現状把握と効果的なネットワーク支援についてのガイドライン作成に関する研究」(主任研究者:近藤直司・山梨県立精神保健福祉センター)や、「平成21年度発達障害者支援センターの就労相談支援実態調査」などの結果から見えてきたことをいくつかご紹介いただきました。 特に強調されていたのは ・高機能群の成人期のかたがたの中には「つい最近」診断を受けた人がとても多いこと。 (←「生きづらさに直面したのもつい最近」) つまり 『思春期以降に「生きづらさ」が表面化する人が少なくない。この時期になって初めて問題が表面化する人が高機能・アスペルガータイプの人に多い』 ということだそうです。 例えば 大学を出て事務系の仕事に就いた場合、ビジネス文書の作成や、自分でデザイン(集計の意味や結果を推測した)した表計算は、ごく当たり前に要求される職務であるが、実はPDDの人には、高学歴であってもとても難しい職務であることが、仕事に就いて実務が発生した時に「困難な状況」として出現することが少なくない。 このことによって、評価が下がったり、叱責を受けることで離職に繋がる。 こうしたことを特性に気付かずに育ちあがっている場合は、繰り返すことによって、2次障害等「困難」な事態が引き起こされ、そこから初めて「相談」や「診断」へと繋がり初めて「支援」がスタートする のが、成人期のかたがたの一つの実態だということです。 当事者としてご登壇くださったアスペルガーの青年が 「私たちは必ず役に立つ。役に立たない障害者なんて一人もいない。アスペルガーだからこそ出来ることがあるのでは…」と強く訴えていらっしゃいました。 “会社に行きたくないなんて思ったことがない”という真面目で率直な彼らが“仕事で役に立ちたい”と強く願っていることを、改めて確認させていただきました(もう一人登壇された方も「○○さんのお陰で仕事が楽になった」とい言われたことがとても嬉しかったと…)。
大妻女子大の小川浩先生からは、「発達障害」のある人の「知的・認知機能のアンバランス」を丁寧に解説をいただき、記憶・注意・言語・統合・感覚など、認知に関わる機能の特異性に配慮した職場環境や職務配慮の必要性を説いていただきました。 会場には、神奈川県下の企業の方がたくさんご参加でした。 いつか仙台・宮城でも、企業の方々に理解をしていただけるチャンスは作っていきたいと思います。こどもたちの療育だけではなく、「仕事」に対する地域間格差も現実にはありますよね。 その格差を埋めていくのも、「あったらいいな」の一つです。
「発達障害」の人たちの就労のキーは『ジョブマッチング』。 梅永先生からも繰り返し教えていただきました。 人間関係でのトラブルが継続就労の課題になっていることも確かに多いけれど、 社会性と人間関係の不得手な人が、接客業の転職を繰り返す… 良く聞く話です。 だからこそ しっかりとしたアセスメント の元に、企業側にご本人の情報を解るように整理してお伝えすることも必要です。 さらに 「本人がどれくらい「生き難さ」を感じて、通常の社会生活に不適応が生じているかによって、診断名の告知や手帳取得の必要性、障害者雇用の選択の判断が分かれる」 ことを受け留めて、見誤らない交通整理の必要が支援者には求められます。 何よりも、「つい最近」障害特性が解った人であったとしても、支援機関が丁寧な連携をして、日常生活や職場での「続く」支援を一人一人の方にオーダーメイドで構築していくことが、ご本人やご家族に「幸せ」に繋がるのだと強く感じました。
サポートネットでお手伝いできることはまだまだ小さなことかもしれません。 でも、小さな一つ一つの積み重ねの先には必ず「未来が創られる」と願い続けていきます。 「願い」「叶える」ことは、私たちでも「続ける」ことが出来る支援です。
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at 11:57
新しいお友達 [2010年01月25日(Mon)]
先週から新規のお問い合わせが相次いでいましたが、今日は早速新しいお友達が虹っ子のメンバーとなり、にぎやかに過ごしていました。 特に人見知りすることもなく、課題のあとは一緒に和室で遊んだり、近くの公園に行って少しの時間でしたが、みんなと一緒に外遊びを楽しんできました。
夕方には、来春一年生になるという男の子も、お母さんと一緒に虹っ子の見学に訪れてくれました。入ってきて他の子のスケジュールを見るなり「僕のは?」と聞いていました。やる気満々の彼のためにすぐにいくつか課題を準備して、大塚先生とセッション開始。課題のあとはおやつを食べて、小学生に混じって遊んで帰って行きました。 楽しく過ごせたかなぁ。
1人ずつ個別に関わっていくことを大事に、そして必ずしも一緒の活動ではなくとも、他の子どもたちと場の共有ができるように、ゆるやかに見守っていきたいと思っています。 人の中に入って関わりたい子もいれば、静かな場所でまったりと過ごしたい子もいます。それぞれが望む心地良い空間を作っていくために日々努力をしていかなければな〜と思っています。
みかん
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at 22:40
「その先」の課題 [2010年01月25日(Mon)]
昨日から横浜に来ています。 横浜市発達障害者支援センターさんの主催で開催される雇用促進セミナー『発達障害者の雇用を考える』に参加です。 「めばえ」や「わかば」の、その先の現実を知り、今、これから、何が出来るのか、何が課題なのか… 知恵をたくさんいただいて帰ります。
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at 09:54
一足お先に! [2010年01月24日(Sun)]
宮城県では,一昨日公立校の入試応募状況が公表されました. 普通学校の入試を目指す中三生は,いよいよ本番ですね. そんな中,息子の支援学級の先輩たちには,一足早く「春」が来ました. 特別支援学校高等部に,二人の先輩が見事合格〓 お二人と保護者の方,本当に良かったですね. 安心されたことでしょう.
二人の先輩が受験された学校は,今年は昨年の約2倍の定員に増加. 中学までは通常学級に在籍したお子さんの中には,高校から進路変更をされるケースが増えています.各支援学校さんでは,教室の確保が大変だとか. 知的に中程度のお子さんたちの進学希望の多い高等学園は,宮城県内二つの学校とも,相当の倍率がついたそうです. 第一志望と縁が無かった場合,少ない2次募集に再チャレンジしなければなりません. 我が家も受験の「選択」ももう間もなく. 能天気息子はどうするのでしょう…
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at 15:51