卒業生たちとの語らい [2018年11月12日(Mon)]
先日、プリズム卒業生に声を掛け、グループが同じだったメンバー数人を呼んでお話を聞きました。 高校時代、学校に行き渋りがあった子たちでも、大学、専門学校には休まずに行っているのを聞くと 自分の好きな分野に進学できて良かったね。 とれる資格の見通しを持って進学ができて良かったね。 話題の合う友達に会えて良かったね♪としみじみ思います。 ただ、 「プリズム卒業してから、基本的に家と学校の往復で、それ以外どこにも行かないなぁ・・・」 という意見も。 卒業生の多くに、 「高校卒業後は、無理ない程度にバイトをしてください。バイトが苦しい場合は、ボランティアでもいいと思います」 と伝えているので、バイトやボランティアの話題になりました。 約束通り、バイトをしている人も、したけどやめた人もいます。 明日、面接というメンバーもいました。そして、 「やりたいと思って、面接まで行ったけど、2回落ちたら萎えた」 との意見に 「それそれ!!それが怖い!!」 すると、明日面接というメンバーが ブルー君「俺、明日で8回目。1回受かっているから、6回落ちている事になる」 すごい!!素敵だ!! まずはトライという、その意欲が何より素晴らしい!! ブルー君のバイトを探して面接を受け続ける意欲は、メンバー全員が絶賛でした。 レッド君「俺さ、バイトはすごくしたいし、吟味してるけど、はじめの電話が掛けられない」 みんな「それそれ!!!電話をするとこが苦しい」 ちなみに、ブルー君になぜバイトを辞めたのかを聞くと 「ネパール人と組まされて、そいつがすぐさぼるから」 とのこと。 真面目なブルー君はさぼれませんし、サボっている人にイライラするのも嫌だし・・・。 なるほどなぁ。 イエローさんは、虹っ子やプリズムでボランティアをしています。 卒業生にプリズム終了後、相談したくなったら誰にしてるのか、していないのか、 プリズムに来たくなることはあるのか・・・という話題の際、 イエロー「私は来てるしw ここだったらこれるからw」 まほろ「私は会えて嬉しいわぁ♪特に相談もされてないけどw」 イエロー「困ってないし、相談することも特にない」 まほろ「うん。困ってないことを困らなくていい。私はいつでも何の話でもあなたの話を聞きたい」 というと、今、クラスで皆勤賞なのは一人だけという話をしてくれました。 とても素敵♪ みんな、自分の思いを話してくれる素敵なメンバーなのですが、 学校のカウンセラーに行く気もないし、 病院も長年通ったところ以外で、特性の話はしたいと思わないし、 学校の先生も、人によっては話せる人いるけど、それが担任かどうかは別。 という話題が出ながら、 「信頼関係が取れれば、そんな長い時間かけなくても話せるよね?ブルー君、本音出してくれるまで3ヶ月くらいかかったけど、3ヶ月って案外あっという間よw」 と言うと、 ブルー「なんでこんなとこ通わなくちゃいけないんだ。会うやつ全員敵だと思ってた」 グリーン「俺も、はじめは仕方ないから行く。。。みたいな気持ちだった」 まほろ「そりゃそうだ。素行が悪かったり、学校に行かなかったりして、罪悪感のある状態でうちに来てるから、嫌なのは当たり前だよ。最後まで通ってくれてありがとうねぇ」 そんな彼らは、 「では、これで終わります」 と、私が立ち上がってからも、話が止まらず・・・。 やっぱり、久々に会うと盛り上がる。 プリズムを卒業してからも、来ていいなら来たいと思っているという声を聞きながら、 学校卒業したあとの居場所の話を、医療、行政、福祉事業所の方々と考えていけたらと思います。 シンポジウム「発達障害のある人が自分らしく生きる社会を目指して」 12月23日(日) クリスマス前の忙しい時期ではありますが、たくさんの方のお越しをお待ちしております。 http://mddsnet.jp/study/ まほろ |
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サポートネット
at 17:36