グループの始まりにワクワクします。 [2016年04月30日(Sat)]
4月から新しいグループで始まっているプリズム。
全員が初顔合わせというグループはありませんが、 子ども達にすれば 「曜日が変わって、メンバーも全然違う人になる。」 「初めて会う人がいるから、すごく緊張している。」 「虹っ子には来ていたけど、プリズムが初めて。」 「久ぶりに再会した友達がいる。」 などなど、様々なドラマがありました。 子ども達の多くは、先の見通しを持つのが苦手な子たちです。 ある程度、情報を出していても考えすぎて不安になる子もいれば、 情報がないと全く動けない子もいます。 そんな中で、とても期待値の高かったハムカツ君。 「新しいメンバーのみなさん!!よろしくお願いします!!」 と、来所したものの・・・・1番乗り♪ まほろ「まだみんな来てないよぉ。」 と伝えると、 ハム「そうか・・・。まだか。ここで待ってればいいかな。」 と玄関で緊張気味。 メンバー達が次々に来て、それぞれにあいさつをすると ハム「まず、あいさつは終わった。」 と、凛々しい顔つきになっていました。 自己紹介にて。 ハムカツ「ぼくは、プリズム4年目なのですが、みんなは何年目なんですか?」 メンバー「・・・・・・。ずっと。わかんない。」 まほろ「ここにいる全員が4年目なんだよ。もっと言うと、幼稚園時代からみんな来ているよね。でも、今まで会ったことなかったからね。」 ハムカツ「ええええ!!!ってことは、まだ会ったことのない人がいるってことですか!?」 まほろ「まだまだたくさんいますよ♪」 ハム「知らなかった・・・・。」 それはそうですよね。 自分の通っている時間以外の友だちに会うことはそんなにありません。 でも、ハムカツ君はここで友達を作りたい気持ちが大きいんだなぁ。と感じた瞬間でした。 そんな中で、大はしゃぎの串カツ君。 串カツ君は、学校では割と静かにしているそうですが、プリズムではとてもおふざけキャラです。 ただ、やるべきことを全て終えている人が立ち上がっていても、問題はないのでスルーです。 それを見て、ハムカツ君が ハム「先生。串カツ君は、ふざけているように見えるのですが、いいのですか?」 まほろ「もう、感想書き終えているからね。暇なんです。 書き終えたら、歌っても良いし、踊っても構いませんよ。 ただ、うるさすぎるので。。。。。階段で歌ってもらいましょう♪」 串「まじかぁ!!!わかったぁー!!!♪♪♪」 まほろ「ごめん。ドアも閉めてねぇぇ。」 ハム「あの子はいつも、あんなかんじですか?」 他のメンバー「うん。まぁ、いずれ慣れるよ。いつもあんな感じ。」 まほろ「うん。あのテンションの高さがとてもいいと思うよ。 書き終わって暇になったら、一緒に踊るといいよ。」 ハム「はい。まぁ、遠慮します。」 こうやって、グループは育って行きます。 大きな声を出したり、すごくふざけたりする人がいても、 周りが問題視していなければ、問題ではありません。 もうひとつ、串カツ君は、守るべきルールがあるときには守ります。 なので、他のメンバーが彼のことを嫌いになることもありません。 嫌いにならなければ、無理に好きにならなくてもいいですし、 嫌われなければ、疎外感を感じることもありません。 他にも、すぐ揚げ足取りをしてしまうメンバーが複数いるグループがあり、 さて、どうなるかなぁ。。。。と思っていたのですが、 途中、ドキドキするシーンが数回あったものの、 遊び時間に 「そのゲーム(iPad)おもしろそう。どこに入ってんの?」 「ここだよー。」 「ありがとう。」 「すごいねぇ!うまーい。」 とお互い声をかけあっているところを見ると、 揚げ足を取りながらでも、お互いのいいところを尊重しあえる関係になれるな。 と嬉しくなります。 嫌いになると、声を掛けられても応じなかったり、 相手がうまいプレイに対して劣等感が湧き、急に怒り出したり、 「先生、この人がぁ・・・・・!!!!」 と訴えてきたり、ということが起こります。 なんだかんだ、無視が一番心理的に厳しいので、それがないことを喜びます♪ 楽しみだなぁ。 居心地がいい時間になってほしい。 自分の考えを口に出しても問題ない経験をしてほしい。 話を聞くことができる自分を知ってほしい。 他の人が褒められても、それを一緒に受け入れられる余裕を持ってほしい・・・・。 それぞれの子たちに、それぞれのねらいと願いがあります。 グループでもそれは変わりません。 4月が終わり、全体が見えたところで、 「このグループでは、今年こんなことできるね!やりたいね!」 と夢が膨らんでいくのでした。 まほろ |
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サポートネット
at 11:12