基本に返る [2014年04月12日(Sat)]
新学期をテーマにした、昨日のふわりを振り返っています。
新しい環境の中でも、幼稚園・保育所から小学校入学というのが、年代的にも特に変化の大きいところかと思います。 子どもの学校生活、お友達関係(正しくは、クラスメイト関係か、同級生関係か?)、学校の先生への伝え方、家族の理解、などなど。 小学生から中高生までの、お母さん方の会話から、ポイントをいくつかご紹介します。長くなりますが、書きとめておきたいと思いますm(_ _)m 学校生活については・・・ ◆担任の先生以外にも、話せる先生を見つける。子どものことを気にかけてくれる先生が複数いるといいよ。 ◆学校の先生には、「こんなふうに(具体例)してもらうと助かります」「こんなふう(具体例)だと、学校生活がうまくいくと思います」という伝え方を。 「こんなふうに “してもらわないと困る”」では、大変…という印象を与えてしまいがち。 その子がわかりやすい方法は、先生だって必要な情報。クラス運営や適切な学習環境につながることだもの!先生と、上手に情報交換ができるといいよね。 子どもへの関わり方では以下のようなことが挙がりました。 ◆否定形を使わない。つまり、“肯定的に伝える”!! 基本ですね。 「ここに置かないで!」よりも「この中に入れようね」とか。 「走らないで!」ではなく「歩きましょう」。 と、言い替える練習を。 それは、“してほしい行動”を伝えることになる。その方が、子どもは“どうすればいいか”がわかりやすい。 ◆“書く”。つまり、見える形で伝える。 基本ですね。 100回言うより1回書け、と言われています。 視覚的な情報が入りやすい人が多い、と言われています。 朝の身支度など、やることが書いてある(見える状態になっている)だけでも、違うかも! 子ども本人が見るための、工夫や改善も必要。 学校など、特に初めての環境では、「ここにこの情報が貼ってあるよ」という声がけで、スルーせずにチェックするようになるので有難い。 その子に合った方法の見つけ方や、伝え方のコツは、ぜひ、療育スタッフにも聞いてください。 上手くいかないからといって、諦めないで。 また勉強したり、情報交換しましょう(^o^) 気をつけたいのは、大人の勝手な都合を伝えるための視覚支援ではないということ。何のための・誰のための視覚支援なのか、忘れないでね。 その他、 ◆怒ってしまった…というときは、子どもに謝っている。「ママさ、さっきは大きい声を出してごめんね。これこれこういうワケで…。」と、素直にね。 ◆この学校を選んで良かった、と思える子どもの言葉を聞いて、胸をなでおろしている。 ◆子どもはちゃんと、成長している。会話の中で、「話は変わりますが」とか「ところで」という前置きができるようになった!! というお話も。グーーーッド!! 新1年生の母から、 「今日参加して、ほんっ・・・とうに良かったです。いろいろお話が聞けて良かった。」という感想がありました。 中高生の母は、 「基本的なことをふり返ることができて、自分自身、本当に良かった。」 「小学校は、数年の間に特別支援の配慮が浸透してきていると感じた。」といった感想が。 子どもが比較的落ち着いて過ごしていると、配慮を忘れてしまいがち。新学期は特に、大切なポイントを思い起こして、安心・安全を守りましょう。 ゆるやかに、子どもも親も、歩んでいます。 リボン |
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サポートネット
at 10:29