めばえちゃん♪ [2013年11月24日(Sun)]
虹っ子でも、未就学の子たちは「めばえ」ちゃんと呼ばれています。
サポートネットは児童デイサービスをする前、 小学生以上は「わかば」 小学生未満は「めばえ」 という名前で療育事業をしていたからです。 そして、今日はめばえちゃんのお話。 めばえちゃんは、午前中に来ます。 虹っ子に来てから、保育園、幼稚園にお昼から参加・・・という子もいれば、 園を休んでくる子もいます。 セッションは1人1時間です。 いろいろな子が来ていますが、来所する様子を見ていると、 多くの子が、虹っ子5m前あたりから、歩道を走ってきて、 お母さんよりも先に玄関に入っている子が多いです。 それを見ていると心がホッコリします。 みんな笑顔で来所してくれるんですもの♪ 残りの5mを駆けていく姿は、この場所が好きなんだなぁと感じます。 めばえちゃんたちは課題が好きなんですよね。 遊びのためというより、課題をこなして褒められるのが嬉しい。 話せる子であろうとなかろうと、課題をします。 知的に重い子は、すぐにスケジュールが入らない子もいます。 でも、課題が全くできない子なんていません。 園では、たくさんの中でどうしても浮いてしまう子も、 療育の中でいろんなことを教えてもらううちに、 少しずつ出来ることが増えてきます。 その「できる」自信が子供にも、保護者にも大切です。 先日、ちょっと素敵なことが♪ 支援学校に入学が決まっている、めば君。 シール貼りなんてお手のものなのですが、ちょっと機嫌が悪く・・・・ 「ぎゃーーー!!!!(バタバタ)」っと。 「そっか、嫌なのね。ではシールは最後にしましょう。」と一度下げて、 次の立体パズル課題をしました。 彼は文字のなぞりが好きなので、課題の一番最後に「文字なぞり」を用意しているのですが・・・・ 一通り他の課題をやって文字プリントに目を通すと・・・・手が止まりました。 文字なぞりで手が止まるのは・・・珍しいなぁ・・・と思っていたら、 スケジュールを見ながらシール貼りをやっていなかったことを気にしていたようで・・・・ 「どうぞ」 とシール課題をもう一度提示したところ、安心して貼り始めました。 終ってすぐに、スケジュールから「シール」がなくなると納得したようで、 「えんぴつ課題」に取り組んでいました。 彼は、言葉で意思を発することができないので、 「ぎゃーーーー!!」 で表現をします。 まぁ、それも「嫌です!!」の表現なので、一度受け止めてからの再提示。 何が嬉しかったって、スケジュールをしっかり気にしてくれたところです。 あの、『このままえんぴつ課題をやってしまってもいいのか・・・?』というスケジュールを見ながら悩む姿は、今まで見ることのできなかった姿です。 今までであれば、ご機嫌ななめの際、 「用意されている課題は全てやるけど、順番は好きなものからやりたい!」 という傾向が見られたので♪ スケジュールを見ることができるというのは、ある程度見通しを持てるにつながるので素敵です。 カナーの子たちは、小学校入った時点でスケジュールを使える子ばかりではありません。 入学前に、絵カードに目を向け意味がわかるというのは、 安心感につながる、とても素敵なことです♪ 小さいうちは、わからないことも多いので、 保護者の悩みは尽きないのですが、 一緒に考えたり、練習したりしながら、ひとつひとつ積み重ねていきたいと思います。 まほろ |
Posted by
サポートネット
at 09:06