境界線とか個性とか [2012年12月20日(Thu)]
今朝、民放テレビ番組の中で、発達障害について取り上げられたコーナーがありました。
これは、先日12月5日に文部科学省が、 「通常の学級に在籍する発達障害の可能性のある特別な教育的支援を必要とする児童生徒の割合が6,5%いる」との調査結果を公表し、それを受けての取材コーナーだったようです。 (この文科省の発表については、今月の「すぽっと」でも少し触れます。新聞記事で読んだ方もいらっしゃると思います。) 出勤途中にたまたまワンセグで見ていて、事務局に着くと、同じくたまたま見ていたmikanさんとすぐに話が合い、他のスタッフを交えて話をしました。 発達障害のことが取り上げられるのは、大切なこと。 今日見た放送は、タイプ別に何人かのお子さん・お母さんの取材があり、JDDネット、デイサービス、精神科の医師、と様々な角度から取材をされていました。 スタジオでのコメントもいろいろ。 決して短くはない時間を取ってのコーナーだったけれど、正しく取り上げてもらうのには難しいのかな…と思ってしまう部分も正直ありました。 知らない人たちに誤解されるのは、いやだから…。 精神科の医師の中でも、発達障害専門の先生の見解が大切だと思います。番組として、専門家の監修があれば理想的。 スタジオのどなたかが「大人だって、個性的だと思う人がたくさんいるよね」と言っていて、他の出演者がにこやかにうなずいていました。 たしかにそう。 そうだけれど、実際に例えば学校や職場で、その個性に出会ったとき、いつでも誰でも、本当にその人をきちんと受けとめている? 理解に苦しんでいたりしない? 受けとめられ、理解されていたら、障害はないってことだよね。 それなら本人も親も傷付いたりしない。 疑問を残さない取材が、これからも増えていってほしいと思います。 私たちもまた、少しずつだけれど向き合い、上手に伝える方法も学んでいきたいと思います。 リボン |
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サポートネット
at 20:47