アメリカからの支援 [2011年04月04日(Mon)]
震災直後、voice4uの久保由美さんや花風社の浅見淳子さんらからアメリカで支援の動きがあることをお知らせいただきました。
『今回の東北地震災害支援のため新たに基金をもうけました。 この基金は災害地域の障害関係団体でも政府から充分な災害援助金がもらえない団体に援助されます。 基金対象団体となるには今回の災害地(宮城,岩手,福島とその周辺の地域)で障害児(者)支援施設、福祉関係団体など障害支援とコミュニティーに貢献して いること。 運営上の問題がなく基金に対しての会計報告をきちんと提出してくれることが重要となります。 小さい団体でもかまいません。 障害者のための器具,施設の修復、技術サポートやそのためのワークショップと資料や通訳など小さい団体だと大きい援助がもらえないような団体はたくさんあると思います。 もしそのような団体をご存知でしたら,私の方に連絡ください。できればここ数日中にお願いします。 「一人の小さな手では少ししかできないかもしれないけどみんなの手と手を合わせると何かできる」と言う歌がありました。 私はそれを信じてます。 京子ワード』 3月20日前後のことでした。 直ぐに久保由美さんや京子さんとのメールのやり取りが始まりました。 サポートネットの団体情報シートや、このブログのアドレスをお知らせして、まず私たちを「知っていただく」ことから始めました。 京子さんから国際電話が入ったのは3月26日のことでした。 『WISH LIST』を送るようにとの指示をいただき、その時点で必要だった物資や資金を拾い出しました。 避難所のニーズは日々変わり、仙台でのニーズとマッチングしていないものも出てきていますが、沿岸部はまだまだ何も変わっていない現実もあります。 具体的な数字を入れて再度メールで送信。 今日のお昼前にいただいたお電話で 「送りますからね」 と言っていただきました。 2週間前には本当に支援をいただけるかどうかはまったく未知数でした。 アメリカから送っていただくより、日本で調達した方が文化風土に合ったものもあります。 その購入のためにも資金でのご支援もお願いをさせていただきました。 そんな不躾も飲み込んでくださっていることを有難く思います。 今、仙台やサポートネットの周辺は日に日に落ち着きを取り戻しつつあります。 でもその落ち着きに胡坐をかいてはいられないとも感じています。 この震災後予想外に多くの皆さんが私たちを支えてくださっています。 応援のお振込を複数回してくださった方もいます。 深い深いお付き合いをさせていただいていたわけではありません。 人が人を繋いでくださっています。 支援の物資も、震災後街のお店から品物が消えた時、子供たちの大好きなチョコレートやキャラメルをたくさん送ってくださった方もいらっしゃいます。 お仲間に声をかけてくださって絵本やゲームを送ってくださった支援学校のお母さんたちがいます。 日本財団さんを通して食べ物を届けてくださった福祉施設の皆さんがたくさんいます。 有名パティシエと施設とのコラボ開発で産まれた美味しい美味しいスウィーツを届けてくださった社長さんがいます。 そしてアメリカからも… 届けていただいたお菓子は、他の児童デイサービスの事業さんにもご活用いただきました。 絵本やゲーム・衛生用品は、「Schale」のご近所の公営施設にひっそりと避難してこられた南相馬市からの方々にも受け取っていただきました。 まだまだ先は長いのです。 こうした支援の灯がブームで終わっては真の復興は叶わないでしょう。 これまでいただいたたくさんの温かいお心に感謝しつつ、まだまだお願いをし続けることをお許しください。 6日からは専門家チームの皆さんと県内を巡ります。 石巻・気仙沼・塩釜・多賀城・利府・七ヶ浜・名取・岩沼・亘理・山元… 文房具などが続々と届いています。 ご希望があれば遠慮なくご連絡ください。 「家庭訪問も出来る」と思っています。 世界中からの応援をしっかりと受け止め、自分たちの手で未来を創りましょうね。 |
Posted by
サポートネット
at 19:14