働く応援 [2011年01月18日(Tue)]
「職業能力開発」をキーワードに、発達障害のある成人期の方を対象とした国のモデルを、宮城県がスタートさせて下さって、あっという間の一年が間もなく終わります。
この一年指導者側が学んだことは「働くために必要なのは技術スキルだけではない」ことでしょうか。 職業能力には、業務を遂行する実務能力ばかりではなく、職場の人とのやり取りをやりこなす能力、毎日定時に起きて、朝食を摂り、遅刻をしないように家を出て、職場にたどり着く時間管理能力、体の不調を感じて休憩を適切に取る能力、職場に相応しい身繕いをする能力… 定型発達の人たちがいとも簡単にやり過ごすことの多くを、改めて積んでいくことが前提になることを、日を追うごとに思い知らされ、苦しさも感じる日々です。 それでも、この事業を必要とするご本人とご家族がどこかにいらっしゃる限り、私たちは梯子を外すことが出来ないのです。 仙台市には、支援センターで滞留している成人期の方が140名を超えると聞きます。 そのうちの多くの方が、働く準備のために一歩を出すことが難しい状況だとも聞きます。 誰かがボンと背中を押してくれることを待っておられるのでしょうか? 背中を押されても、一歩を出すことに不安があるのでしょうか? 私たちは待っています。 事前相談から、きっかけが開かれることに応えたいと願っています。 お近くのハローワークにお問い合わせ下さい。 |
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サポートネット
at 17:20