可能性の煌き [2010年03月17日(Wed)]
授業が始まりました。
「導入訓練期間」を設定し、初めは緩やかな時間割運営が出来たら…と願っていたのですが、国の基準の時間数が決まっており、今年は目いっぱいの設定。初日から9:30〜15:40までの6時間授業となりました。 訓練生は立派でした。 朝の「身だしなみチェック」・「健康チェックシート記入」から始まり、朝の導入ではそれぞれの「呼び名」の確認もしました。 もちろんパソコンを使った授業も始まりました。 電子専門学校卒業の経歴者から、ほとんど初めてマウスを触るという人も。 せっかくオフィスワーク科に入学して、パソコン実務を目指すのであれば、やっぱり「ブラインドタッチ」には挑戦してみたくなって、「ホームポジション」からの運指練習からです。 初めはガチガチに緊張していた指や手首がドンドン柔らかくなり、とても美しい手の形になって来た人もいます。 「作業演習」では、『書類の仕分けをして、数枚単位でホチキスで止める』課題を通して、各自の特性把握も。 朝一の「脳トレ(一ケタ同士の足し算を50問、出来るだけ早い時間に解く)」で、32秒と言う早さで数感覚の良さをアピールしてくださったOさんでしたが、仕分けした書類を揃えたり、枚数を数えたり…なかなか上手くいきません。 彼らの多くは「教えられないことは出来難い」人達なのです。 その代わり、モデルを示しながら上手くいく方法を教えることで、「出来る」ことが増えていくのです。 訓練初日でしたが、容赦なく(?)仕事へ向かう動機付けをしながら、褒めまくりました。 作業に時間がかかれば「丁寧だね」。タイピング練習でミス率が減ってくれば(時間は短縮できなくても)「スゴイスゴ〜イ!」… 登校したての時間に、緊張からか「お腹が痛い」と言っていたSさんは、午後からドンドン表情が明るくなって、「出来ていること」をたくさん確認して帰りました。 初日からフルメニューで、かなり疲れたことと思います。 先生たちもチョッピリ疲れました。 今夜は互いにゆっくり休んで、明日また元気に会いましょう。 お疲れさまでした。 |
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サポートネット
at 19:49