工夫をして諦めない [2010年03月13日(Sat)]
お昼近くに事務局に立ち寄り、ちょっと事務仕事。
その後仙台市役所を会場に開催された平成21年度「障害のある方の就労支援セミナー」の参加。 基調講演の大坂純 仙台白百合女子大学教授からは、今日も心ある素敵なお話を伺いました。 曰く 『「その人」が持っている能力を、社会の中で上手に発揮できない人に、上手に発揮できるようにお手伝いをするのが就労支援』であり、目指すのは『「個別」の支援付雇用』 ・誰もが働くのではなく、働かない選択もOK(梅永先生も同じようことをおっしゃっていました)。だけれども、働きたいのに働けないのは変でしょう? ・障害者が下請けのような安い工賃で良いなんてあり得ない。 ・主体的に仕事をしているかが大切。 ・職業準備がちゃんと出来ていなければ仕事はできないよ…なんて考えはダメ。 ・目的は働くこと。就労支援が目的なのではなく、ご本人が仕事をしてお金を得る(働く)ことで、一人の社会人として働くことのお手伝いをするのが就労支援。 などなど 時には過激(?)に。 時には柔らかく。 どの言葉も説得力に溢れ、惹きつけられます。 いつも、福祉的な観点を持つことの大切さを教えられます。 「仙台発、就労支援の新しい取り組み」と題した実践報告は「ここねっと」の黒澤さんと「雲母(きらり)倶楽部」の半田さんから。 先行的な試みを発表してくださいました。 最後にクロストークのコーディネイトをされた大坂先生か、らお二人が大切にしてこられたことを聞いておられましたが 黒澤:ないものは創る 半田:あきらめない とのこと。 これを受けた大阪先生は 「(われわれ支援者は)工夫をして諦めない・知恵を出し合う」。 支援者の役割は「夢と希望を叶えるもの」であり、就労は「人生が楽しくなるための入口」。 とまとめられました。 来週は高等技専の入学式。 サポートネットの活動があって、縁あって参画する仕事です。 今日伺ったお話は、保護者の方とも共有し合って活かしていきたいと思います。 |
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サポートネット
at 18:34