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実行しよう [2008年04月20日(日)]
診断を受ける→ 発達障害の概念を学ぶ(本・セミナー等)→ その子の特性をとらえる→ その子に合った支援の方法がわかる→ 実行する。
これは簡単にできますか?それとも難しいですか?

「難しい」と思った方、ぜひたくさん質問してください。
事務局長をはじめ私たちスタッフも一緒に考えますので、どんどん使ってください!!それから「ふわり」で出会う保護者の方々からも、学ぶこと・ヒントになることがあります。
私も事務局長や先輩スタッフ、会員の方から、学んでいることがたくさんあります。今日のワークでも、同じグループの保護者の方から「気づき」をいただきました!

わからないことを抱えたままでは、先に進めません。
保護者の方でも学校の先生でも、わからないことは「わからない。」と言ってほしいと思います。
どんなに素朴な疑問でも、恥ずかしくありません。


さて今日の「メンター養成講座・中級」では、こんなにたくさんの「困っていること」が挙げられました。(画像で雰囲気だけでも伝わるでしょうか・・)



支援の具体策はできるだけピンポイントであるように、まずは行動の原因が「なぜ」なのかを分析することが大切である・・と事務局長がお話しされました。

逆算すると、分析をするには「日常の記録」を取ることが必要です。
ちなみに(子どもが)特学在籍のお母さん方は、学校の先生と毎日連絡帳のやり取りがある、と聞きました。通常学級の保護者はどうでしょうか?
「書く」ことに慣れていないかもしれませんが、先生との連絡帳ではなくても、家で気になったことをメモすることはできると思います。
「記録することから始めましょう」と、今日も事務局長は繰り返していました。

私は息子のパニックが激しくて記録を始めた頃、複雑で暗い気持ちを抱えていました。記録をするために子どもを「観察」していることが、なんとも非人間的に感じられて、そんな自分がイヤでした。とてもつらかったです。(一番つらかったのは、「本人」だったのですが)
でも必ず何かが見えてくるものです。
そうしたら、支援の方法が見つかります。次に実行できます。

もし、考え抜いた「方法(具体策)」の効果がなかったときは、その子に合っていない・やり方が上手くない、などが考えられます。その時は誰かと一緒に考え直したり、ヒントをもらうこともできるでしょう。
その子に合った(年齢や特性に沿った)やり方にするために、多くの事例があればあるほどヒントを得ることができます。
だからこれからも、皆さんと考え、学んでいきたいと思います。
皆さんもどうぞ、事務局をたくさん「使って」ください!!

先にアップされた美穂さんと事務局長の今日の報告にも、どうぞ目を通してください・・☆コメントもお待ちしています。


絵理子
Posted by サポートネット at 22:50
大事なことはなんだろう [2008年04月20日(日)]
メンター中級講座に参加しました。
テーマは『創ってみようこどもたちの「困ったとき辞典」』

前回までは「こどもは何に困っているか」ということに気付くための勉強をしてきました。
そして、今回までに「困っていることを検証する」という宿題が出されていました。
午前中はひとりひとりが「こどもが困っていること」の事例を発表。「検証する」ところまでは皆さんなかなか取り組むことが出来なかったようです。
そこで午後は3つのグループに分かれ、「困っていること」の原因と、どう改善してあげられるか?の話し合いをしました。

参加者の中には、保護者もたくさんおられます。
初級を終え、自閉症スペクトラムの特性について、理解も十分されているはず。
…でも、やはりこどもの「困った」にどう対応すればよいのか迷ってらっしゃる方が大勢いるのです。
「具体的な手だてが示されていないからだよね」と事務局長。

困っていることに具体的にどうしてあげればよいのか?
私たちのグループはYさんの高校生のお子さんの事例を中心に話し合いました。Yさんはいろいろな事を試していらっしゃるようでしたが、なかなか思うようにこどもさんの「困った」は改善されないとのこと。あきらめず努力されているけれども親子ともすっきりせずに過ごしているという事実。だいぶ疲れてきているようです。
頑張って工夫しても長続きしないのだそうです。続かない、ということはやはりピンポイントではない、ということの証明です。さらに高校生や成人の方達の生活や様々なことの「困った」は、それまでに積み重なってしまったものもあり、なかなか大変です。
事務局長から、まず根本のところへの疑問がずばりと投げかけられました。
『なぜそれをしなければならないの?こどもさんはそれをすることに意味を見いだしているの?』

基本を思い出しましょう。
それは親の「願い」ではありませんか?
それは親の「困っていること」ではありませんか?
こどもは本当にそれを望んでいるのか、こどもはそれが幸せなのか、その視点を決して忘れないように…とくり返しメンターで学んできました。

もちろん「願い」を持つのは当然です。子どもの将来を案じて親が「困っている」事は責められません。
だけどそこに立ち止まっていると私たちのこどもの安心と幸せを見つけていくことは難しいということです。
「誰が困っているのか」という部分はいつも意識しておかないと、いつのまにか自分に都合のいいように考えてしまいそうになるところなのだと思います。その視点が少しでもずれていると、一生懸命こどものことを考えてやっているつもりでも、手応えが感じられない、ということになるのでしょう。
いま子どもが何を求めているのか、身近にいる親こそが一番気付いてあげられる存在なのだから、冷静に子どもの状態を見ていくようにする必要があります。
そのためには、子どもの記録をきちんととって検証するという作業が大切だと学びました。

とはいっても、成人グループの問題は確かに難しいことばかりです。
でも「君は君でいいんだよ」のメッセージをいつも心の中に持つという基本は同じだと思っています。
認めてもらうことで安定した成人の方もたくさんいらっしゃいます。
余暇を楽しんだり、仕事をしたり、というためには本人がまず「認めてもらう」ことがスタートです。
みんなが安心して暮らしていけるように、もっと学んでいきましょう。
                                              美穂
Posted by サポートネット at 22:42
誰のため・何のため [2008年04月20日(日)]
「メンター養成講座 中級」の4回目。
これまでの3回は、
眼の前のこどもの「現状」を「良いところ」・「努力しているところ」・「直した方がいいところ」・「困っているところ」に分類しながら、しっかりと「現状把握」をするところから、支援の具体策を講じてみることの重要性を確認してきました。
今日と、来月は
具体的に支援の手がかりを提示するための「困った時事典」を創ってみよう
がテーマでした。
宿題として、
各自の対象児の今一番「困っているところ」とその困っていることが起きる理由・解決の手立てを考えてくる
ことをお願いしていました。

17名の参加者のうち、期待通りに取り組んできてくださった方が少なくちょっと残念…
それぞれの方が「困っていること」は山のように抱えているのだけど、「なぜ?」を「事実」として捉えきれていないことが、原因のように感じました。
これまでにも何度も「記録を取ってみよう」ということも伝えてきましたが、そこに踏み込めていないことも大きな課題です。

でも、みんな「しゃべりたい」ということも浮き上がってきました。
予定通りに進行出来ないなと感じたところで、方向転換。
グループごとに各自の「困っていること」を具体的に出し合って(この「具体的」が状況を整理し「事実」を明らかにすることには大切)、グループの仲間からの質問を通して課題を浮き彫りにしながら、解決の手立てを考えてみる
というワークに切り替えました。
すると…
話題提供の方の話に耳を傾け、自分の経験と照らし合わせながら提案をしてくださる状況が産まれてきました。
たくさん「しゃべって」、「聴き」、「考える」という展開になってきました。

今日の目標としていた運びにはなりませんでしたが、「具体策」を提案できるだけの情報がまだまだ少ないことも解ってきました。

「本人主体か」
「事実を整理する」
「普通にしようと思わない」
たいせつなことです。
定型発達の自分の考え・見方を、自閉症・発達障害のこどもたちの特性にもっともっと寄り添う見方に変えてみましょう。
私たちの「当たり前」は決して彼らの「当たり前」にはならないことを納得しましょう。
視点を変えることが支援の「始点」になることをもう一度整理してみませんか?

「誰のため」・「何のため」…手だてが見つけ難かったなら、立ち戻ってみることも必要ですね。

Posted by サポートネット at 21:27