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予選で失格 [2008年08月17日(日)]
先ほど2泊3日の旅から帰りました。事務局をお休みさせていただきましたこと感謝いたします。時折携帯にご連絡を下さった保護者の方には、出先で移動中や講義のさなかで充分にお応えできなかったかもしれません。明日から事務局に出ますので改めてご連絡ください。

さて、不思議に疲れを感じない3日間でした。
今回のセミナーは川崎医療福祉大学に設置されているTEACCH部の3人の先生方からお話を伺うことが出来ました。
特に佐々木正美先生とは3年ぶりでしたが、2日前にノースカロライナからお帰りになった疲れの微塵も見せず、いつものように穏やかに、でもこどもたちのこととなると毅然と語って下さったことに、改めての気づきと指針をいただきました。

「発達障害者メンター養成講座」でお世話になってきた先生方からも「自閉症・発達障害の特性を十分に理解する」ということを常にお話しいただいていました。
今回も4つの講義の中で共通していたのは「理解が基本」ということでした。
佐々木先生は
「支援の前に理解」
「理解のない支援はない」
とも語られさらに
「理解できないなら支援は無用」とまで言い切られておられました。
これは福祉的支援者ばかりではなく、学校の先生方にも強く訴えておられました。
「相手に対する理解なしに、相手に対する思いやりは出てくるハズはない」とも言い切っておられました。
自閉症・発達障害の特性を充分に理解できれば、なぜ構造化やスケジュールが必要なのかは明白なことです。
自閉症・発達障害のこどもたちに
「絶対に無理をさせない」
「絶対に失敗をさせない」

そのことによって
「昨日より今日、今日より明日へと自立の高い生活が実現している」
というノースカロライナの自閉症の人たちの現実に、私たちはその本質を学ぶべきだと感じました。
本人・家族・支援者…全てが穏やかに生活していると言うのです。
ニートや社会的事件の加害者になっている自閉症・発達障害の人は誰も「いない」のだと言うのです。
(日本から同行した方の質問を通訳の方が「ニート」を適切に説明するのに苦労されたそうですが、ノースカロライナTEACCH部の方の答えは「いない」とのことだったそうです)
「絶対に無理をさせない」
「絶対に失敗をさせない」
ための「個別的な」配慮のある支援の先には二次障害なんてあり得ないと言うことです。
日本の現状は「予選で失格」だそうです。

初めてノースカロライナでの自閉症の人たちの生活の様子を知った時「仙台を日本のノースカロライナにしたいな…」と思ってからもう9年が過ぎました。
“道のりは遠いな〜”と諦めかけてしまうこともありますが、わたし結構しつこいんです。
こどもたちが
「素直に安心して大人になれるように」
もっともっと理解できる「仲間」になりたいなと強く思っています。

Posted by サポートネット at 22:18
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