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グループルール [2014年05月19日(Mon)]
先日、低学年グループの子ども達と
「グループルール」を作成しました。

グループルールは、子ども達が一緒にいる上で
「ここは押さえておこう。」
という事を洗い出すために行います。
しかし、この低学年のグループは
「ルールを守りたくて仕方がない。他の人がルールをやぶるとすごく怒る!!」
という子がいたり
「ルールを守りたいけど、守れそうもないからルールを変えたくなる。」
という子がいたり
「ルール守ってるつもり。」
という子も・・・・。

「みんなでルールを作りたいと思います。
 まず、これはあったほうがいい!というのを出してください。」

と言ったところ、一番ひょうきんな牛タン君が
「ふざけない!!ぴかぴか(新しい)」っと。

まほろ「ねぇねぇ、入れてもいいけど、牛タン君・・・あなたこそ守れないでしょ!」
っと。
みんなから笑いが起きます。

まほろ「でもさ。牛タン君に限らず、ふざけたい時あるでしょぉ。
    それも悪くないと思うんだよね。ここ、学校じゃないし。
    だからさ。ちょっとならふざけてもいい。にしない?」
メンバー「いいね!いいね!それいいね!」っと。

話の流れとしては、そのような感じです。
やっちゃダメなことを確認するのではなく、「○○してもいい」というスタンスでルールを作ります。
同じ事を言うのに、否定的な言葉をいれないだけで、全然聞こえ方が違う。

次は、ゲームについて。
虹っ子は3DSを持ってきてはいけません。プリズムはセッション中に出さなければOKです。
時には、ゲーム機をセッションで使うこともありますし、テレビが無いから接続できないのに、ゲームキューブやWiiの本体を持ってきて、電源に入れることで安心できるという子も来ています。
しかも、仙台駅やアエルを通って来る子にとって、「3DSを持ってきてはいけない」というのは、すれ違い通信の大チャンスを逃すことになるのでとても悲しい気持ちにさせます。
保護者と話をしている間の数分間に、ゲームをしながら待つ子もいます。
ただ・・・ゲームを持っていない子もいます。
持っていない子は、ゲームを持ってくる子にとても怒りを感じます。
「持ってきてもいい」にすると、なぜか「持ってこなくちゃいけない」に変換する子もいます。
・・・とにかくスペクトラムの子は、どんな言葉にどう反応するか、ひっかかるかの予測は付きません。
持っていない、いちごちゃんは
「絶対ゲームはだめ!!」と目に涙を浮かべて訴えます。
ゲーム大好きな男の子たちは、絶句。
そこで、
「まほろ先生もすれ違いのために3DS持ってきてるんだよね・・・。」
と前置きをしてから、
「基本的に、まんがやゲームは持ってくるのがダメなんじゃなく、勉強するときに出しちゃうのがダメなんだと思う。セッション前には片付けてほしいな。」
と言って、いちごちゃんに
まんがやゲームは持ってきてもいいけど、12:58には片付ける。にしてもいい?」
と聞いたら、
「わかった。」っと。

牛タン「やったー!でも、僕持ってこない時もあるから!持ってこなくても大丈夫。」
笹かま君にいたっては、「先生とすれ違いしてるといいな♪」と。

まほろ「ねぇねぇ、人の悪口は言ってもOK?」
と聞いたところ、みんなまた絶句。
ここで、最年長のずんだ君が
「僕は言われたくない。」っと。
するとみんな「うん。言われたくないね。」

おもしろいと思うのが、「言っちゃだめ」目線ではなく、「言われたくない。」
つまり、自分で悪口を言っている自覚はない。
しかし、このグループのメンバーの多くは
「心の声がもれてしまう」傾向があり、
ボソッと言う一言で相手を傷つけてしまうことがあります。

そこで
まほろ「悪口ってさ。言いたくて言うことより、傷つけるつもりがなかったのに、相手の受け取り方で傷つくことがあるんだよねぇ。ってときは?」
笹かま「謝ればいいんじゃない?」
まほろ「それいいね!誤ってもらえば問題ないね♪」

「悪口は言わない。言ったときは謝る。」

も入れました。
同じスタンスで、
「泣くのはOK。泣き止むまで待つ。」
としました。
よく泣くのはいちごちゃんだけですが、他のメンバーにも
「泣いていいからね!泣いてもいいの♪」
とそれぞれ目を見ながら言ったところ、
笹かま「俺、泣けるかなぁ・・・。」っと。
別に泣かなくていいのに、真面目に考えてくれるところがまためんこい♪

「あと、トイレは1人で行ってね。」
も入れました。
これは、かくれんぼでトイレに2人で隠れた子がいたから。
ただ、かくれんぼでトイレはおかしいので・・・・
「やっぱトイレには隠れないでください。トイレに行きたい人困るから。」
と変換。

最後に、自分で文章を作ることのできない子、工作する時にはさみが苦手な子には、先生が手伝う事があるのですが、子ども達が「ひいき」を感じたら嫌なので
「時々先生に手伝ってもらってもいい。」
というのも入れさせてもらいました。

ルールが決まってどことなくみんな一安心。

これは、あくまでもこのグループでのルールです。
あえて、ルールを言わなくても大丈夫なグループもあります。
みんながどんな意識をもって、ルールに対応していくかとても楽しみです♪
まほろ
【今日の「プリズム」の最新記事】
Posted by サポートネット at 17:57
この記事のURL
https://blog.canpan.info/mddsnet/archive/3118
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