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ASって言われて分かる人はいますか?? [2013年06月18日(Tue)]
よく話題になる告知。
プリズムのグループで、全員告知されているというグループはまだありません。

アスペルガーで構成されている中学生グループ。
この日は告知されているメンバーのみ集まるセッションだったのこともあり、
「ASについて」というテーマを取り上げていました。

答えを各々ホワイトボードに書き込む形をとり、一番初めに聞いた質問は、

「ASって言われて分かる人はいますか?」
レッド「×」
ブルー「×」
イエロー「○」
グリーン「×(ガンダムのアサルトサヴァイブ??)」

「言い換えます。アスペルガー症候群ならわかりますか?」
レッド「○(言われすぎて耳でタコを養殖できるくらい。)」
ブルー「○」
イエロー「○と×」←最近告知されて、まだ理解が浅い
グリーン「△(知ってるけど、説明できない)」

「自分がASということを、前向きに捉えることができていますか?」
レッド「○(もう慣れた)」
ブルー「○(悪い面もいい面もあるから)」
イエロー「・・・よくわからない。」
グリーン「○(人とあまり深く付き合わないから困らない。)」

改めて、このメンバーの子供たちはすごいなぁ・・・・と実感。
自分がアスペルガーと知り、人との付き合い方をちゃんと考えて生活している。そして、何よりトラブルが少ない・・・。
 全員全く何も困っていないわけではありません。トラブルだってある時はあります。でも、その頻度はさほど気になる回数ではありません。

話の流れとして、ここに居るメンバーみんなASであるということ、今日休んだ人たちは告知されていないのであえてアスペルガーの話をみんなの前でしてこなかったということを説明した後、それぞれ自分たちがどういう風に捉えているのかということなどを話し合いました。

 それにしても、みんな・・・前向き!!!!
ブルー「人と関わりすぎると失敗するから、適度な距離感の間柄が丁度いい。」
って、まさにその通りだと思います。

あと、プリズムのこのメンバーに関しては、
「安全に付き合える友達」
という位置づけになっているので、通いやすいのだそうです。

「アスペルガーと言っても、いろいろな人がいてね・・・・まほろ先生は医者ではないので診断はできませんが、自分たちでどんなタイプなのか考えてみようか♪」

と、積極奇異型、孤立型、受け身型、大仰型の4タイプの例を挙げました。
すると・・・・やっぱり自分でもわかるんですね。
彼らの自己診断と、私の心の中で考えていたものはほぼ一致。
・・・その中でもイエロー君は、
「俺、3つ当てはまる。どれかわからないけど、アスペルガーなのだけは確かだw」
と話していました。
他のメンバーも、自分はこれかなーー??というときの表情が思いのほか明るく生き生きしていました。

この4人は、割と早い段階で、親から告知されています。
小学校低学年〜中学年くらいでしょうか。イエロー君は中学に入ってからですが、その時の言葉は
「なんだよ!!それ、もっと早く言ってよぉ!!」でした。

告知を進めるブログではありません。
このメンバーは、自分と周りの違いを考えて悩んだ時期に、タイミングよく保護者が告知をして、しかもその告知方法が良かったために、うまく受け入れることができた。というケースだと思います。それこそ、安易な告知で子どもがショックを受けてしまったケースもあるので、告知はより慎重になるべきことだとも思います。

「告知をされてない人もいるから、発達障害とか、自閉症スペクトラムとか、アスペルガーという言葉は子供の前では出さないようにねぇぇ。」

っと、前々から言われていたメンバーは、誰には言っても良くて、誰に言ってはいけないかを知ったことで気持ちが楽になったようですし、

「たまには、こういうセッションもいいよねぇぇ。」

と話したところ、みんなうなずいてくれました。
子供たちにとって、自閉症スペクトラムを共感できる場所があることはちょっと特別感があるようにも見えます。

 発達障害があっても、社会生活基盤は一般の彼ら。早い段階から、自分と向き合うことのできている子供たちが、回避したり、我慢したり、時々失敗して考えたり・・・。そんなことを感じることのできるセッションでした。
まほろ
【今日の「プリズム」の最新記事】
Posted by サポートネット at 14:57
この記事のURL
https://blog.canpan.info/mddsnet/archive/2933
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