臨戦体制 [2010年09月27日(Mon)]
秋風が立ちイヨイヨ就職を意識しなければならない季節になってきました。
今日は明後日開催される「就職面接会」の準備に一日がかり。 大勢の希望者が参加することが予測されるため、希望の企業を5社リストアップし、一覧票にまとめることを行いました。 70社近い参加企業の中から、5つを選択することが出来ずにいる学生もいます。 また、今回のご案内の企業の多くが、驚くくらい大手が揃っていることもあって、現実と理想との解離性が大きい学生もいます。 “自分を知って、「選択」して、マッチングの判断をすることはまだまだ時間がかかりそう…”って率直に感じています。 出来るだけ「自己選択」して欲しいと願っています。これからの自分の人生なのだから。 親御さんに言われたとか、先生方に勧められたからという理由ではなく、自分の特性と照らし合わせながら、“ここで働きたい!”と思って欲しいのです。 が、 現実はまだまだ難しい… この春から加藤先生や梅永先生・JC−NETの先生方に 「働く気持ちがなければ就職は出来ないから」 とたくさん聞かされています。 でも、ここに来て、過去の失敗経験から「怖い」と訴えてくる学生も出ています。 単純に本人の気持ちだけではなく、20歳を過ぎてもお小遣いを貰って日々生活している現実では、「働く必要性」を感じることも出来ないかもしれません。 学校ではとても力を発揮して凄く頑張っていても、ご家庭では兄弟と比べられたりして“もっと頑張って欲しい。頑張れるはずだから。”と、期待されてしまっている学生もいます。 特性に合った職務を見極め、健康で長く勤められる環境を「選択」するには、まだまだ応援しなければならないことがたくさんあることを痛感しています。 「BOUZAN日記」で水野敦之さんが大人として社会に出ることを応援の心構えとして、「就労支援には3年以上かかる」と次のように記述されています。 『簡単に言うと、1年間の変化、2年間の変化、3年間の変化を丁寧に構造化を活用し伝えます。変化の習慣、変化すること、変化しないことの柔軟な気づきを伝えることが重要で、そのために3年のプロセスが必要になるのです。 1つのケースですが 1年目:1日、1週間、1ヶ月、季節、1年間の様々変化を伝え、その習慣をもつ 2年目:1年目に気づかない部分に気づくことによる混乱を丁寧にサポートする 3年目:1つ1つの変化を柔軟に気づき、活動し、自信をつける と進みます。』 臨戦態勢を取るにも、3年間の準備期間が重要だということです。 仮にスンナリと卒業までに就職先が決まったとしても、ハローワークや行政や職業センターと連携をして、フォローアップに細心の注意を傾けて見守っていく必要がある人たちであることを忘れないように、時には叱咤激励してまずは「その気」になって貰うことです。 初めての「就職面接会」が「はずみ」となるように、明日も一日準備をして臨ませてあげたいと思っています。 |
Posted by
サポートネット
at 16:32