大切な友人に今想うこと [2012年04月28日(Sat)]
金沢に訪れるのは、小金中学校の修学旅行以来です。
先日、大切な同級生が亡くなりました。
訃報を受けた時、全身が脱力しました。
昔からバスケットボール一途の人生で、ものすごく努力家の人でした。中高時代に市内の代表選手に選ばれ、強豪バスケ部のある国立大に一般入試で入り、体育会に所属してひたすら頑張っていました。大学卒業後も熱心に勉強を続け、トップリーグの実業団チームのトレーナーとしてバスケットに関わり続けていました。
優等生でスポーツ万能なのに全然嫌味がなく、むしろ謙虚で照れ屋さんでした。 自分と同い年とは思えぬ人格者で、いつも馬鹿やって騒いでいる僕らに良識ある態度で接してくれ、男女を問わずクラス中の皆から信頼されていました。 § そんな彼女の優しさを表す象徴的なエピソードがあります。 僕の初選挙の時、もう声がかすれて聞き苦しい程のガラガラ声で満身創痍になって演説をしていました。 すると、どこかから彼女がそっと近寄ってきて、さっとビックス(のど飴)をくれました。 「喉、ひどいよ」 彼女は余計な言葉を持っていません。 時間にしてわずか5秒程度のやり取り。 「なんでビックス持ってるんだ?」と思ったけれど、相手が苦しんでいる時に絶妙なタイミングでケアをしてくれる、その気持ちがものすごく嬉しかったです。
優しかった。 言葉が少ない分、行動で示すあたりも好きでした。これは自分だけでなく、皆が好きだったと思います。 チームスポーツの最前線で活躍する一方で、彼女は私のような人間にも惜しみなく優しい手を差しのべてくれる人でした。人を助けたり救ったりする事が当たり前のようになっている人でした。 当時、そんな気持ちが詰まったビックスをもらって、彼女の温かみに触れた気がしました。
そんな事もあって、選挙後も駅頭で見かけるたびに声をかけて会話する仲でした。1ヶ月か2ヶ月くらい前、新松戸駅前で演説していると彼女が通り、いつものように言葉を交わしたばかりだったのに。 §
今日、彼女と最後の対面をしました。
来たいけれど来れなかった多くの友人達の想いも届けました。
いつものように、彼女は凛としていました。
会場では、すすり泣く声が一度も絶えませんでした。
沢山の人が泣いて、行動で想いを表していました。
多分、彼女に助けられた人達だと思います。
彼女の今までの行動が、多くの人たちに影響していたのが強く伝わって来て、上手く言えないけれど、なにかこう、物凄い力を感じました。 まるで彼女がすぐ近くにいるような気がする一方、その分もう会えない事が浮き彫りになってしまうようで辛かったです。 §
だから、彼女が身を持って僕に教えてくれた(であろう)重要な事を、忘れないうちに書きます。
・言葉ではなく、行動で示すこと ・他人を助けたり、想う気持ちを持つこと
本当に真っ直ぐな人でした。
一生忘れたくない。絶対に忘れない。 昨夜、通夜に出た地元の友人達と遅くまで同じようなことを口々に言っていました。 また近いうちに偲ぶ会でも新松戸でやろう、是非やりたいという事になりました。
「いいよ、そんなの」
・・・どこかから、照れる彼女の声が聞こえてきそうです。
僕らはこれからみんなで、天国の彼女を全力で照れさせることにしました。
・・・
さようなら 会えなくなるけど
さみしくなんかないよ
そのうちきっと大きな声で
笑える日が来るから
・・・
どうぞ安らかに眠って下さい。でも、ずっと僕らの心の中で生きていて下さい。 どうかこれからも、よろしく。
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山中 啓之
at 22:58 |
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松戸市放射能対策総合計画(案)に対する会派意見を提出 [2012年04月27日(Fri)]
松戸市放射能対策総合計画(案)に対する会派意見をまとめて提出しました。長いので、以下一部要旨を抜粋します。 ■除染の基本的な考え方に関して 市は子どもたちを最優先するという考えから、特に保育園や幼稚園については市が責任を持って行う旨が説明されたが、目標とする線量(毎時0.23マイクロシーベルト未満)にまで下がらなかった場合、次に市はどのような対応をするのか。市民の安全・安心の面から市の方針を明示して欲しい。 ■食物安全に関して 市の簡易測定機で測定した市内産の農産物に関しては、その数値にかかわらず、市民の安心・安全の確保のために、全て迅速にHP等で公表するべきと考えるがいかがか。 (PS.余談ですが、昨日の松戸市ニュースで市内のたけのこの簡易測定の結果の公表は行政の英断だと思いました。続けて欲しいものです) ■除染計画の日程に関して 環境放射線低減対策の個別実施計画期間の子ども関係施設及び学校施設に関して、詳しい除染スケジュール(日程)はいつ、どのように決定し、どのタイミングで市民、特に地域住民等の関係者達に周知するのか。 ■健康管理、健康診断に関して 健康診断の実施について、特に子ども達に対してはどうか。また、除染作業等に従事する人たちの健康管理の体制はどのように行っているか。 ■東京電力等への対応に関して 今後の具体的な補償についてはどのような状況か。本計画についての東電への説明と理解を得る場の必要性はないか。あるとすれば、どうするか。
それにしても、最近は新聞をみても、周りを見渡しても、暗い話題が多いです…こんな時代ですから、皆で本当に大切な事を話し合い、解決に向けて力を合わせて乗り切りましょう。
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山中 啓之
at 21:19 |
議会関係 |
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流山・市川市視察 [2012年04月25日(Wed)]
ごみ行政の視察に、流山・市川市へ視察に行きました。 入札を導入した流山市は、処理コストが大幅に減額になったようです。どこの自治体でもそういう動きが出てきています。
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山中 啓之
at 22:59 |
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介護保険の勉強会@議会有志 [2012年04月23日(Mon)]
今日は議会で介護保険の勉強会でした。 講師は立教大学講師の服部万里子先生。介護保険制度の改正のポイントと、介護サービスの今後について伺いました。 改正のポイントが多岐にわたっているので、非常に理解が困難でした。 介護保険のそもそも問題点は、
・今後利用者が膨れ上がる中で、財政的に維持困難なしくみである点 ・内容がきめ細かすぎる点 ・一部報酬額の減額 ・それに伴うヘルパーの不足 ・事業所の経営難、特に小中規模の事業者は困難 ・・・等です。
この制度を「延命」させている事自体に疑問を感じますが、本当に、近くやってくるであろう未来に対する危機感が強くなりました。また、将来にわたってやって来るであろう「ツケ」を自分たちの子孫が払う事になるのを、どうやって食いとめる事が出来るのか、模索し続ける事が自分の使命であると改めて思いました。
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山中 啓之
at 17:18 |
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【連載マラソン挑戦記】第二話:私がフルマラソンの参加を決めた理由 [2012年04月22日(Sun)]
報告会の準備で更新を忘れているうちに時が経ってしまいました。松戸政治塾の方にも感想がアップされていました。前回の続きです、どうぞ。
■【私がフルマラソンの参加を決めた理由】 フルマラソン参加を決めてから、多くの方から激励を頂いた。皆さん全員に、改めてひたすら感謝したい。街で歩いていると知らない人から「マラソン頑張れ!」と言われることもしばしばあった。(運動音痴だった頃の私をよく知る)地元の旧友からは「よくやるよ、ホント(笑)」などとからかい半分に温かい激励を浴びせてもらった。密かに応援してくれた職員がいたのも嬉しかった。他にもメールやツイッター等のネットを通じて様々な応援が届けられた。‘フルマラソンに挑戦します’と書いたFacebookには、沢山の「いいね!」がついた。始めたばかりのFBだったので何だかちょっと嬉しい半面、政治の話題でもこの位『いいね!』がついてくれないものかとさえ思うほどだった。 でも、嬉しかった。期待に応えようと、自然に身体が発奮した。
ところで、走った事のない人によく聞かれることがある。それは、――なぜフルマラソンを走るのか――。 確かに、もし自分が相手の立場だったら同じ質問をしたであろう。即答しよう。その答えは、自分への挑戦である。自信は全くなかった。ただ、自分にできる・できないを先回りして憶測し、やりたいことを諦める事だけは昔からいやだった。挑戦は好きだ。どんな時でも生きている価値を感じさせてくれる。私も来月で33歳になる。正直、精神面はともかく、体力面で無理ができるのはもうそんなに長くない。
松戸市で毎年1月行われる「七草マラソン大会」に私が例年参加している事を知る方にはよく誤解されるが、七草マラソンとフルマラソンは完全に別の競技である。単純に距離の問題では無い。距離の10qと42.195kmで約4倍も疲れると思われがちだが、それは違う。昨年の12月に初めてハーフマラソン(21.0975km)を走ったが、最初の10kmと次の10kmでは、疲れは全然違うものだった。それまで累積した疲れを背負っての新たな10qのスタートを、今度は何回も休みなく続けなければならない。そこへいくと、私が会社員時代からエントリーしていた七草マラソンは、非常に楽しい大会だ。運動不足解消を目的にして手軽に始められたし、その後、会社員を辞め、松下政経塾に入っても、茅ケ崎から通って走り続ける事ができた。27歳の時に市議になり、それでも走り続けた。いつしか七草は、単純に好きだから走るようになった。10qの‘手頃な’距離のマラソンで、地元開催。アクセスも至極便利。年の初めの健康作りにもってこいなのである。それでも走っている時には(なぜかいつも市立松戸病院の角を曲がって5kmに差し掛かるあたりで)「今年でやめてやる」と本気で思うのも事実だ。
最初は一人で始めたランニング。友人に声をかけて2〜3人で大会に参加した。徐々に参加人数は増えていき、気がつけば七草マラソンを走る仲間は学生から社会人まで、果ては友人の友人まで合計20人規模に膨れ上がった(ちなみに、議員6年目にして、議会報告会には2〜3人しか来ない事がいまだにある。この差は何だろう)。いつの間にかできたサークル「松戸政治塾」で作成したTシャツも今年で3枚目になった。地元の参加者が、ボランティアでデザインまでしてくれるようになった。作成費の一部を東北支援の支援金に寄付するも、政治団体と言うよりは一大ランニングサークルになっている団体だ(笑)。 タイムは気にしない、と言っても、昔数人で走っていた頃は早い方だった私が、今では(女性や学生を入れても)真ん中かちょっと下くらいの速さになってしまった。年齢の差と諦めるよりも、練習(努力)の結果として向上したい。 今年の七草マラソンでは、久々に専属コーチ(陸上部出身の学生)を付けてトレーニングに励み、43分台をたたき出した。 大会後、スーパー銭湯に行き、恒例の食事会となった。そこで、誰からともなく、「ハーフも10qも走ったんだから、次はフルへ挑戦だ!」と言う声が上がり、七草完走後の満足感もあいまって、私の決意と同時に、自信のある学生数人が賛同した。 かくして、フルマラソンへの参加が決定したのである。
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いよいよ明日からカフェ・トーク開催! [2012年04月21日(Sat)]
■けいじのカフェ・トーク(議会報告会)お知らせ 明日からです! 4月22日(日)10:30〜 新松戸市民センター 15:30〜 常盤平市民センター(市民力報告会) 5月 6日(日)18:30〜 馬橋東市民センター 5月12日(土)10:30〜 小金原市民センター(久々!) 5月13日(日)10:30〜 五香市民センター(初参上!)
※尚、明日は早朝から地元でボランティアのお手伝いに参加させてもらっているため、報告会会場に直接駆けつけます。(スタッフの皆様には恐縮ですが、スタンバイお願いします。) ※松戸政治塾、政治研究会の方々も遠慮なくご参加下さい。(^^)/
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山中 啓之
at 23:32 |
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松戸の名イラストレーター亡くなる [2012年04月20日(Fri)]
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山中 啓之
at 17:19 |
地域活動など |
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救急医療再構築の現場訪問 [2012年04月19日(Thu)]
先週、救急医療再構築の現場の取り組みを知るために、超党派の近隣市議たちと連携して、川崎市と横浜市へ行ってきました。以下、簡単ですが概容です。
■川崎市を視察して 全国的に救急患者が増加傾向の中、川崎市の救急医療体制の現状として、救急患者の搬送先医療機関がなかなか決まらないという課題を抱えている川崎市。特に昨今の高齢化や核家族化、単身世帯増等により、急病に対する不安が増大しており、いわゆるコンビニ受診や専門家による専門的な治療を求める患者の増加傾向が顕著で、本来は二次救急で対応するべきケースに対しての救急出場要請が多く、三次救急のための救急医療センターが本来の能力を十分発揮できていなかった。 そして、救急告示医療機関の受入回答に時間を要していることも課題である。総務省消防庁調べの『救急搬送における医療機関の受入れ状況等実態調査結果』によると、川崎市では、重傷以上の傷病者搬送事業における30分以上の現場滞在状況が政令市の中でワースト1位(平成19年〜22年まで連続)であった。 そこで川崎市は、現場滞在時間短縮のために『川崎スタンダード』体制を構築し、これを平成22年9月9日から運用開始した。救急隊が現場に到着した際、まずこの「川崎スタンダード」を宣言し、救急病院に伝達する際に必要な情報を、情報テンプレートに沿って行う。連絡を受けた救急病院等は回答時間を3分以内にするよう努力する事としている。これにより、回答時間の短縮が図られた。患者受入れに要する時間の短縮にもつながり、結果として、体制の実施前後1年間で30分以上現場滞在時間のあった事案について比較すると、実施直前の1年間は611件であったのに対し、実施直後の1年間では481件と確かに減少している。 この取り組みは業務の効率化に一定の効果があると思われる。一方で、不要な救急車要請の改善に対する取り組みの中では極めて部分的な対応に過ぎず、市民のコンビニ受診を無くそうという意識がより強くならない限り、根本的な解決には至らないと職員も認識していた。
■横浜市を視察して 横浜市は救急車の出動前に緊急度を電話で判断する「コールトリアージ」(横浜型救急システム)を実践している。これにより、緊急性の高い患者から優先的に救急出動をすることができ、より効率的な救急体制を実現できるようになっている。 横浜市での平成23年中の119番通報は24万2千件以上に上り、年々1万件程度の割合で増加している。 そこで横浜市はコールトリアージを約5年かけて考案し、救急要請の際に活用している。通報者の状態を聴取しながら状態を見極め、必要な情報を簡単に入力し、救急力を5段階で判定する。判定に応じ、救急車、ポンプ車、救命活動者を出場させる。要するに、適材適所の現場配置を迅速に行う事ができるシステムである。 119番通報を受けた時、従来は煩雑だった記入シートが今ではA4サイズのシート1枚に収まる程のコンパクトなものに整理された。また、最後まで聴取が終わらなくても、救急車を出動できる事も強みである。 平成22年中は14万5千件ほどコールトリアージの対象事例があった。アンダートリアージも若干あるが、過度に対応しようとするとオーバートリアージが増える恐れがあるため、このバランスを考えて今の制度になったようである。 尚、重い病気やけがではないが不安がある人や、救急車の要請を迷っているとされる人が119番通報をしてきた時には、本人の同意を得て「救急相談サービス」に転送し、相談を受ける業務も実施している。 現場のシミュレーションを見せてもらったが、一報を受けた職員の力量が非常に重要であると感じた。膨大な知識と経験を持ち、通報者を落ち着かせるような人間味のある対応をしつつも、生死を分ける心肺蘇生法などの的確な指示を出す姿は非常に頼もしいものであった。熟練した職員配置が求められる感じた。
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Posted by
山中 啓之
at 19:28 |
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