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障害者政策の別府市、まちづくりの杵築市へ [2015年11月05日(Thu)]
kitsuki.jpg
■会派で大分県へ調査に行って参りました
昨日から市民力では大分県の別府市と杵築市へ行ってきました。
別府市では『障害のある人もない人も安心して安全に暮らせる条例』(名称が長いので‘ともに生きる条例’という通称が存在する)を学びました。
障害者手帳所持者が全国平均5.4%に対して大分県は6.8%、別府市は更に高い7.1%です(ちなみに松戸市は3.8%と全国平均以下)。障がいに対する理解を深め、差別や偏見をなくす共生社会の実現を目指した別府では、同時に障がいのある人に「合理的配慮」を行い、生活のしづらさや不安の解消を行っています。啓発やハードの改善に加え、今までは身体障害者の一部は市役所職員の受験資格すらなかったものを改め、車いすの職員も受験を可能に(し、今年1名採用)したとの事です。
私が感じた魅力は、その策定過程です。障がい者(当事者・家族など保護者)に意見を聞くのは勿論、市民の意見募集(パブコメ)を2回も実施し、更にはタウンミーティングで一般だけでなく、将来を担う子どもの意見を条例に反映しようと中学生(7校、1489人)にも行った事です。形骸化した条例が多い中、これには本気度を感じました。
杵築市では、景観を中心とした街づくりについて学びました。こちらは今日(さっき)見てきたばかりですので、またの機会に文章を纏めたいと思います。

sa.jpg bb.jpg
特筆事項としては、大分という地域性なのでしょうか、どちらの市もとてもオープンな雰囲気で、職員さん達も親切でした。
それを言葉で言うのは非常に難しいのですが、あえてそのいくつかを挙げるとすれば@両市とも入口にわざわざ「歓迎」の文字を啓示して下さっている事や、A資料に松戸市のデータも比較して作成してくれる所(別府市)、B職員が自分のプライベートな意見を持っていて謙虚ながら恐れずに話す所(杵築市)、Cどちらも個々の議員の賛否態度の公開をしている…などに表れているようでした。他にも随所に感じました。
別府はアジアからの外国人観光客や留学生なども多く(30人に1人が外国人とのこと。初耳!)、歓迎気質が自然と育まれているのでしょうか。副産物ですが、おもてなしの精神を松戸市も負けないくらいもたないといけないな、と痛感しました。
今回もたくさん宿題を背負って帰宅しました。得たものの多い研修でした。
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