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後悔しない公開を! [2013年11月22日(Fri)]
asmkatsd.jpg
■市議会HPを決めるのは、広報委員会ではないのか?
12月1日に議会のHPがリニューアルされる(と、つい最近正式に知った)。
週明けの11月25日(月)から順次切り替えだそうだ。
『えええっ、聞いてないぞ!!』ーー
「議会だより」と「議会HP」については広報委員会で決めるというのが明文化されている。
にもかかわらず、HPについての議論については機能もデザインも、一切行っていないのが広報委員会の実態だ。それが、突然リニューアル目前という。
これに急遽私が異論を唱えたのが先月の広報委員会。同様に疑問に思っていたのは私だけではなかったようで、数人が同調。中身の議論も一切しないまま、執行部に勝手に作られて’リニューアル’されようとしている市議会のHP。
一体、市議会とは?広報委員会とは?事務局とは?・・・

■市議会HPが未完成のまま公開予定?
「もうここまで日程もなにもかも既決されているんじゃ仕方ない」
「せめて、不備が無いか、公開の前に最低限のチェックは委員がせねば」
・・・広報委員会でこんな議論がなされた。
そんなわけで今日、広報委員にのみ試験用のページ(写真)の事前閲覧日が設けられた。
               §
議案の説明会を終えて迎えた今日の午後。
勇んで試験用ページを見て愕然とした・・・
私が見たものは、週明けから公開を控えているとは思えない致命的欠陥だらけのHPだったからだ。
以下、ほんの10分たらずのチェックで気付いたことを羅列する。
・いったい誰のセンスか分からない、古めかしいデザインの表紙(徳川家とのゆかりでも強調したいのだろうか?汗)→センスの問題なので、これだけは目をつむる事も出来る。
・見た事もないコンテンツが突然出現→事実確認が追いつかない。
・マスコット?「まつまつ」も出現(以前、勝手にユルキャラつくるなとか議会で言ってた議員もいたのに…)→なんだコレ?
・全体像を見渡すサイトマップは杜撰なつくり→市のHPと混在を確認。
・何より、基本的なコンテンツにも’工事中’や’リンク切れ’が数えきれない。
(さらに、その対応表記も実にバラバラ。一切説明がない所もある)
 →問題外。完成品とはいえない。きちんと作るべき(当然)。論外。
・切替予定初日の「11月25日更新」とあるお知らせには市民をバカにしたような表記。(例:「陳情は11月22日までに提出を〜」等)
・ポップアップと通常画面の切替えの違い→ユーザーが不便。なんのためのリニューアルか。
・不要なクリック数の多さ(選択肢が一つしかないのに再びクリックさせるなど)→情報にたどり着くのに時間を要する
・・・他にも多々あり、挙げればキリがない。これが、僅かの間に発見されたほんの一例だ。まだまだ発見しきれないものがあってもおかしくない。いや、きっとあるだろう。
はや、適当にUPしてから順次修正などという生易しいレベルではなかった

■Ask not what you cannot do -- ask what you can do.
しかし、何より驚いたのは、この杜撰なHPがこのままUPされようとしている事だ。事務局の職員に、
「致命的な欠陥が数多くあります。(25日公開は待って)12月1日までしっかりチェックしてからUPした方が市民にとって良くないですか」
と指摘するも、月曜日(25日)切り替え開始の日程は固定だ、と一向に譲らず、かみ合わない。一体何を重視しているのだろうか。月曜日中に頑張ってやれるだけ直します、と言うけれど、それでしのげる作業量ではないと思われる程だった。何より、今日は広報委員会の委員として、’完成品のバグチェック程度’のつもりでみてみたら、このザマだった。もはや委員として、どこからどこまでチェックすればよいのだろう。。。
せめてできる事は、市民を混乱の渦に巻き込むメチャクチャなリニューアルを避けること、つまり、公開に待ったをかける事だと思った。広報委員会はその最後の砦だと思った。
しかし、もうリニューアル日はずらせません、とあくまでも内部事情を優先しようとする事務局。
・・・典型的お役所仕事をここに見た気がした。
執行部も事務局もチェックはしているそうだが、私のような素人がどうやって見ても、まるで大学生が期日に間に合わせるためにやっつけ仕事で作ったレポートのような感が否めない。このHPは決して議会の情報公開の前進の証ではない。むしろまやかしだ。目くらましと言ってもいいと思う。それでも一回決めた予定を覆すのは難しいらしい。
ーーAsk not what you cannot do -- ask what you can do.ーー
時期はずらせない、とかたくなに繰り返す職員の言葉を聞いているうちに、奇しくも私の脳裏に浮かんだ言葉だ。J・F・ケネディ大統領の就任演説の中に、'Ask not what your country can do for you -- ask what you can do for your country.'という、あまりにも有名な一節がある。
私なりにもじると「できないことを考えるのではなく、できる事を考えるべきだ」となる。エッセンスは同じ。50年前の今日暗殺されたケネディの想いが、時を越えて同じ政治家の私に伝わってきたのかも知れない。そう考えて励みにしよう。

■私がしたこと、できたこと
時計は既に17時を回っていた。時間が無い。
すぐさま広報委員会の石井勇委員長に電話で事情を伝えた。こちらの意思は伝わったようで、すぐに何らかの対応して下さるとのことであった。ここで歯止めをかけられなければ、もはや、HPの内容を決める(ハズの)広報委員会の存在意義すら、揺らぎかねない。いや、もっと率直にいえば、決まりを守れない市議会の実態を露呈することになってしまうのではという危惧すらある。
私もあなたも、いやもとい誰も来週更新されてしまうであろう市議会HPの完全状態を知らない。それでも、この責任は市議会(特に、広報委員会)にあるのだろう。
私が広報委員会としてできる事(不備のチェック→発見→事務局に指摘→委員長に直訴。)は最大限したつもりだ。
それでも何だろう、この拭い切れない不安と言いようもなく押し寄せてくるやるせなさは。
市民に喜ばれる市議会HPになっていると良いなという儚い希望は、市民の厳しいご指摘や要望になるのではないだろうか。

■市民へのお願い
最後にここを読んで下さった市民の皆様にも協力を頂きたい。
何らかの見にくい点やリンク切れなど、議員も職員もまだ発見できていないミスや不備等をチェック&発見したら、是非議会に一報いただきたい。
・・・市民の一つ一つの意見が、こんな状態の松戸市をよくするだろう。共に、薄皮を積み重ねたい。
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