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松戸市都市計画審議会に想ふ [2013年11月19日(Tue)]
■私が委員になっている「松戸市都市計画審議会」というところ
今日は私が委員になって2回目の都市計画審議会(第119回)でした。
年に数回しか行われないこの審議会。議案は『松戸市都市計画生産緑地地区の変更について』
松戸市では、市街化が進むにつれて急速に緑地が減っています。計画的な保全のため、市は生産緑地法により平成4年11月に生産緑地を追加指定し、変遷を経て、現在は約568地区・約151haが指定されています。
生産緑地内では建物の建築行為が制限されているのはご存知の通りですが、農家の後継ぎがいない等の慢性的な「課題」があり、従事者の死亡や病気などの事由で、買い取り手(引き継ぎ手)もなく、やむなく制限が解除されて、結果、緑地は減少の一途をたどっています。一部追加指定で増える所もあるにはあるのですが、全体としては減少傾向です。今回の議案でも24地区が変更対象となっており、うち追加が0.12ha、廃止が5.25haであることからも減少は一目瞭然。まあ、仕方ないことなのですが、市はできることならなんとかして「生産緑地を残したい(答弁)」と思っています。
                    §
そこで私は、追加指定(純増)の申し出のあった人(もとい、申し出て下さったありがたいお方!)に「なぜ今回追加を申し出てくださったのか」という肝心の‘動機’を聞いているのかと質疑した所、なんと「普段から聞いてはいない」とのこと
法的に縛りがない限り、担当課は現場判断で追加申請の理由を聞いて「(増加の要因となる)知見をデータとして集積・活用してはどうか」と提案しました。市は、『今後、そうしていきたい』という久々に明確に前向きな答弁。
                    §
本気で生産緑地を保存したいと言ってるなら‘やれることは言われる前に本気でやっとけよ!’という(おそらく多くの人が思うであろう)ツッコミは一切しませんでした。
なぜなら、このような厳しい状況下でこそ、必死に今できる事を探して将来のためにやらねばならないからです。

PS.余談。
(仕事というより趣味ですが^^ヾ)不定期的に市内の農家の方の畑に入らせてもらっています。
この週末は大根やニンジンの収穫、種まき等に携わらせて頂きました。農作業というにはまだまだ及ばない‘へっぴり腰’ですが、土に触れる作業を通じて人間が自然の中で生きている事を実感します。また同時に、農家の方への深い感謝と敬意が沸々と湧いてきます。是非、(特に現役世代の)市民の方には経験してほしいです・・・なぜなら、こういう体験も10年後、20年はますます貴重そして希少になってくるのですから・・・。
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