• もっと見る
«最終日速報 | Main | 【速報】議会再開»
プロフィール

山中 啓之さんの画像
山中 啓之
プロフィール
ブログ
リンク集
<< 2024年04月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
https://blog.canpan.info/matsudo/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/matsudo/index2_0.xml
【速報】「賛否公開を求める請願」に対する私の賛成討論が止められた件 [2018年09月28日(Fri)]
■ご意見下さい!■
何が悪いのかわかりませんが、大井議員により私の討論が遮られました。幹事長会議や議運があったようです。
何が起きているのかわかりませんが、私の討論内容は以下の通りです。市民の皆様にご覧いただき、ご意見賜れば幸いです。

平成30年度 請願第7号
「松戸市議会議員の議案に対する賛否態度の公開を求める請願」への山中啓之の賛成討論

※発言時に使用した手書きメモを起こしたので、正式な原稿ではありません。実際の発言と若干違う部分もあります(主旨は同じです)。尚、不規則発言があった時は臨機応変に対応しています。以下、発言内容。
                  §
こんにちは、市民力の山中です。
H30年度請願第7号「松戸市議会議員の議案に対する賛否態度の公開を求める請願」に対して、(委員長報告とは逆の、請願自体に賛成の)討論を行います。

私は個々の議員の議案等に対する賛否態度の公開を行うべきと考えます。理由を述べます。
松戸市議会は本市における最高にして唯一の議事機関であり、議会で決定された議案は全てオーソライズされます。税金や手数料の上げ下げ、条例、ルール等・・・すべて市民に直結するものです(場合によっては、市外の人も)。議会制民主主義に議員は、市民の代表者であり、代弁者であります。松戸市議会における44名の議員全員は、49万人の松戸市民の代表者として職務を行うものである。その中でも特に、‘議決’は最も重要かつ基礎的な議員の仕事と捉えています。
ほんらい、議員は、決して特定の組織や団体、支援者や候補者などのためだけに働いているわけではありません。主権者である国民・市民全体に対して、又同時に、我々の報酬の出処である納税者に対して、我々は議員の根幹である役割の‘議決’における態度を公開するのは至極自然かつ当然のことであります。

法令では、議会全体の賛否だけが公開対象となっていますが、より高度で文化的な成熟した民主主義社会の実現のためには、自分が一票を投じた議員や、一票を投じようか迷っている議員などが、どのような採決態度をとっているかを知る権利があるのではないでしょうか。

又、忘れてはならないのが、可決された/否決されたにかかわらず、それが何人VS何人だったのか、は市民にとって重要な情報です。100%「全会一致」の時以外は分からないのが現状です。実際、(議会内で)6:4や限りなく5:5に近い状態に賛否が割れた時など、市民はその後の動向を注視したいと思うでしょうし、しなければなりません。自分の考えを聞いてくれるのはどの議員か、あるいはどの議員の考えを変えれば自分の考えが実現するのかなどを知る事は、重要な情報だからです。

実際、今ある会派では「政策実行フォーラム」さんがそうであったように、会派内の議員でも賛否態度が割れることが、今任期の中でも起こっています。これらの割れた状況も、市民は知る事ができた方が、より優れた民主主義だと思います。

又、先ほど、100%「全会一致」の時に限っては、結果的に全員賛成/反対という風に、個々の議員の態度が分かる、ととれるような発言をしましたが、実はここにも思わぬ‘落とし穴’があります。完全には分からないのです。勘のいい方は既にお気付きでしょうが、今期改選直後の約4年前(H26年12月定例会)における、「桜井秀三議員に対する辞職勧告決議」が出された時、大塚議員、大橋議員、みのわ議員が「退席」されました。退席がいいとか悪いとか言っているのではありません。退席は母数に含めませんから、議会だよりにもHPにも載りません。‘全会一致’と出ているでしょう。

このように、議会の総体の報告だけでは、グラデーションが分からない状況であり、会派内での賛否態度割れや退席、除籍、欠席による不在などは、現行のやり方ではHPにも議会だよりにも載っていませんので、市民には、まず分かりません。

個々の議員の賛否は直接議員に聞けばいい、という意見も未だに根づよくあるようですが、44人もいる議員に対し、毎定例会で何十本も出てくる市長議案・請願・陳情・意見書・決議・・・etc.について、市民に自助努力を促すのは、あまりにも酷(こく)であります。

そもそも議員の皆さんは、自分の議決態度を全て、過去のものも言えますか?全部言える人は凄い記憶力の持ち主か、記録している人かのどちらかでしょう。・・・いずれにせよ、ちゃんと記録して皆で残した方が合理的です。

又、賛否公開はしたい人が個人的にすればいい、という声も未だにあります。しかし、議決がオーソライズされるものである以上、賛否公開もオーソライズされたものであるべきなのです。それでも補助的に私が個々の議員の議案等に対する賛否態度の公開をして5〜6年が経ちました。この取り組みが、全国から優れた取り組みを表彰しようという「マニフェスト大賞」から表彰された当時はまだ、公開している議会は少数でした。

しかし、先日(9/7の私の一般質問で)触れた朝日新聞(2015/2/26付)の調査では、全国の地方議会で過半数の52%が公開しているとを述べました。
更に今日までにより詳しく調べましたところ、早稲田大学マニフェスト研究所が全地方議会を対象にした2016年「議会改革度調査」によると、議会のHPや議会だより等、何らかの方法で個々の賛否態度を公開している議会は68%になるという事が分かりました。先ほどの討論で、別の委員から千葉県内が(37自治体中)32自治体と約86%の議会が公開しているとありましたが、全国的にも約7割が公開しております。特に都道府県や東京及び近郊の市区では公開割合が高いようです(※もうすぐ2017年度版が出るので、さらに上がっている見込み)。今や賛否公開は世の流れ、世間の常識と言っても過言ではありません。
                               §
そして、松戸市民から求められている以上、誰も(個々の賛否を)隠したい人はいないと思います。(請願が審査された)9/10の議会運営委員会では、岩堀委員の発言と思われる『己の賛否態度を知られたくない者はいない』を引用した委員の意見が相次ぎました。そこでも公開自体に反対意見は出ませんでしたし、今この場に反対討論で反対討論を打つ議員がいないことからも、反対者がいないことは明白です。
しかし、個々の議員はそれに充分応えているでしょうか。応えていないから、市民からこのような声が再三上がってくるのではないでしょうか。

(過去の経緯)
*H24年12月 同主旨の「陳情」 が 14 VS 29 で不採択。(田居議長は採決に加わらず)
*H28年9月 同主旨の「請願」 が 13 VS 30 で不採択。(大井議長は採決に加わらず)

*H30年9月 今回の「請願」 
(解説)
・H24年の陳情から改選を経てH28年の請願。この間、選挙で落ちたor引退された方もあり、メンバー変更を経ている。
・H24年とH28年で、異なる態度を表明した議員もいる。
・本市議会の公開状況は前進していない(悪化している)→故に、13人を増やすために私は討論している
・今回、13人から減るか増えるか、維持かが‘試金石’となっている。
                §
さて、今回の請願主旨は、個々の賛否公開の「意思」を問うものでありました。
にも拘らず、方法論に終始してしまった(=残念)。紹介議員にも議運委員にも、もっと踏み込んだやりとりを期待していた私には、至極無念でありました。傍聴者からは委員会終了後に「お粗末だ!」とお怒りの(結構大きな)声が、当日、委員会室の片隅で傍聴していた私には痛く刺さりました。大変申し訳ない気持ちと、一議会人として恥ずかしいと思った次第です。

「2年前との違いは?」・「方法論は?」などという議論が行われましたが、そのような議論自体が、市民の不信感を招き、更なる(公開を求める)声になっているのではないでしょうか。

(かつての会派公開で賛否に間違いがあったから、方法論が重要だという意見に対して)
「方法論」を考えねばという意見に対しては、スピード感をもって、むしろ反対された方々から意見を出すべきである。(それが、議会全体として前に進むから。)
私はかねてより、この方法論も考えました。
1つ目。
動画で記録する方法。皆さんの議席の左上方には機械室があり、カメラを操作しています。この3台の議場のカメラが動くことを確認しました。3台のカメラを用いれば、議場の端から端まで動くのです。(=賛否を記録できる)。ズームやパンだけでなく、カメラが首を振ることができる事を知っていましたか?
確認したのはもう何年も前ですが、今もシステムが変わっていなければ、動くはずです。

2つ目。
事務局職員に確認する方法。
私は視察や議員派遣などで議場を見せて頂く機会に、どのように確認しているかを聞くと、この方法をとっているところも結構ありました。そこの事務局の職員にどうやって賛否態度を確認するか(ウチでは、責任をとれない旨の意見もある)と訊くと、「そんな議員さんはいませんよ」と笑って答えられました。
因みに、カメラと併用しているところもあるようです。

3つ目。
議員本人に確認する方法。(議員は自分で隠すことはないという前提)
先ほど、今日の本会議で、議員の皆様のお手元にある最終日の日程表で、議案の一括採決が行われようとしたとき、私が討論を聞いた後で態度を変えようとして、一括採決をしないよう求めた場面がありました。この日程表(どのように一括する議案が組まれているか市民には分からないと思いますが、)を組むために、事務局が各議員に確認をしているのが現状です。公文書ではないと言いながらも、事務局が必ず毎定例議会に一般質問最終日に意見書、常任委員会最終日に議案など、それぞれの時点でその時の賛否の意向を聞かれます。これに各会派が協力しており、その内容に基づいて、(事務局で)日程表が組まれています。

*この辺りで議場がざわざわとなり、ほどなく大井議員から(山中の討論は)請願に対する討論ではない、という主張で私の発言中にもかかわらず、それを遮るように「休憩動議」が出される
→これを受けて、深山議長が休憩し、議会運営委員会を開くと宣言。
   

※編注:書き終わり16:27、控え室より。

※編注:9/29 16:30‐ 懲罰動議の理由が関係していると思われる箇所に赤色でハイライトをし、その他発言の精度を上げるための字句修正・追加を行いました。


コメントする
コメント