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建設経済常任委員会 [2018年09月14日(Fri)]
■新松戸東側の市施行の土地区画整理事業の議案(第22号)が可決せず!「継続審査」に!
この大きな'番狂わせ'があったのは、私の発言のせいでしょうか、それとも市の準備不足のせいでしょうか・・・まずは下記の写真(黄色チラシ)をご覧ください。
【駅頭速報】けいじの政治.jpg
これは、私が駅頭でお配りした速報レポート「けいじの政治」(一部抜粋)です。
私の一般質問日や委員会の日程を書いている速報版で、新松戸など主要駅で各1日限り配布しただけのレポートでしたが、事の発端はここでした。

9月13日(木)夕方未明ー。
突然、事務所の電話が鳴りました。たまたま私が出たところ、私の上記レポートを人から紹介されて読んだとのことで、市の今回の議案に対してたいそうお怒りの様子でした。なんでも今回の新松戸東側の開発(市施行の土地区画整理事業)のエリアに自分の土地が入っているが、自分はこの区画整理事業に大反対してきたし、今も大反対とのこと。その人は新松戸東側(西口の日高屋からトンネルくぐって出たすぐ)の野菜販売所あたりからかなり広い土地をお持ちの地権者で、どうみてもここ抜きには今回の開発事業は語れません。更にお話を伺うと、どうやらお知り合いの地権者の方々も同様に反対されているようでした。私は市からの説明で8割以上が賛成と聞かされていたのでびっくり!一瞬、なにがどうなっているのか分かりませんでした・・・!!

新松戸東側の開発は市民から問合せが比較的多くあったので、市の担当課にもらった資料をずいぶん前から私のHPに掲載しています↓
(参考:山中啓之公式HPより。「意向調査結果概要」84%が賛成と明記されています)
https://k-ji.jp/archives/3474

そこには確かに8割程度(84%)の賛同が得られたと書いてあるのですが、その電話では「私以外にも多くの地権者が反対しているのになぜこんな話になっているの!?」とのことでした。
…というより、そもそも今回の議案上程すら知らなかったとのこと!
ええっ?これだけ大きな開発事業なのに、新松戸住民で、まして当事者が知らされていないことなどあるのかと俄かには信じがたい思いでした。

電話を切ってすぐ、今回の議案のコピー(下記URLより:P16〜の議案第22号を参照)と、私のHP資料を紙で出力し、それらをもって直接電話の方のところへ伺いました。
http://www.city.matsudo.chiba.jp/gikai/shigikai_annai/giannogaiyou.files/201809giannogaiyou.pdf

現場付近では地権者の農園のお手伝いをしている人たちが、私の速報レポートについてひとしきり話をされていた様子でした。
私服で自転車でうろうろしていた私は「山中さんですよね?」と声を掛けられ、奥へどうぞと誘われました。
電話を頂いた地権者からのお話の概要は以下の通り―
@地権者として今回の区画整理事業には大反対
A知り合いの地権者も少なからず反対している
B議案(自分の土地が含まれていること)については山中のレポートを見るまで知らなかった
C弁護士とも話をしている


・・・

「明日(9/14)の委員会内で採決が行われます」と伝えると余計に焦られたようでした。
こんなに反対している人がいるのになぜこんな話が持ち上がっているのか!とお怒り心頭のご様子で、合意が取れていないことが伝わってきました。確かにそれが本当ならば議案上程の前提を揺るがす大問題です。同時に、大方の地権者は賛成と報告した市の信頼も揺るぎます

しかし、曖昧な情報のままでは議員として委員会でちゃんと発言できないと思い、聞きました――
【1.何平米をお持ちか、詳しい数値と、そのエリアの図示】
【2.他の地権者の方で反対されている方の人数と、そのエリアの面積と図示】
をお願いし、委員会当日の朝にお会いすることになりました。
                 §
9月14日(金)朝9:30−。
・・・果たして、頂いた資料からは、驚愕の情報が載っていました。
その地権者1人の土地面積だけでゆうに8000u以上もありました。いわば、東口のまさに’一等地’です。
26000uが対象の今回の土地区画整理案件の約3分の1に匹敵し、少なからぬ広さです。
それだけではありません。
その他にも、その方が一晩で知り合いの地権者に聞いた限りで「9件」が反対の意向で、総合するとなんとエリアの半分以上にも匹敵するほどの広さでした。
一体、どうなっているんだ!?

■建設経済常任委員会での山中けいじの発言
9月14日(金)朝10時ー
ホットな情報を入手した私の熱も冷めぬ間に、委員会が始まりました。前回「継続」になった賛否公開を求める陳情の審査もあり(また継続となる→改選で流れる見込み)、傍聴者がつめかけ、会議室はややスシ詰め。
混乱しかける私が冷静を取り戻したのは、やはり委員会での発言を通じてでした。
私が最初に質疑した内容は、
@本当に地権者はまとまっているのか?
A今回の議案の区画整理事業エリアに入れられたら、反対者は抜けられるのか?

でした。
@については、やはり上記の意向調査などにより8〜9割方の賛同を得ているとの答弁が繰り返されましした。
Aについては、(抜けるのは)現実的に難しいとの答弁でした。

そこで私は、たった今さっき聞いた地権者の方の情報を元に、事実の乖離を伝えました。
@については、私は反対者のデータを頂いており、少なくとも10件程度が反対、今回の総合計面積の約半分以上の面積になること
また、その方から『実名で話していただいて構わない(むしろ、ぜひ名前を出して欲しい)』と許可を頂いていました。そこで、信憑性を増すために実名も出しました。
この時に、委員会室の’空気’が変わったのが、自分でもハッキリと分かりました。それと引き換えに、私はどんどん冷静になっていきました。事実がこれだけ違うのだから、うん、もっと聞いてみよう、と。
                     §
更に質疑を繰り返すうちに、なんと先の「意向調査」の結果はアンケートで市民(地権者)が直接答える方式ではなく、職員がヒアリングなどの感触を通じて賛成・反対をつけるというものだったことが判明。これでは市職員の主観で「賛成」とみなされることも容易です!・・・ようやく’賛成8割’とされた理由が分かりました。市の調査は実態と大きく乖離していると指摘しました。
市は独自方式により算出した集計しか(地権者の合意の根拠として)持っておらず、それに引き換え、こちらは一次情報(=当事者から直接聞いた話)ですから勝負はついています・・・いやはや、何やってんだ、市当局は。杜撰さに呆れます。質疑を続けるうちに、休憩もなく13時を過ぎました。1時間近くに及ぶ私の質疑を終えて、やっと休憩。

■採決時に継続を提案
同日、13:50−。
休憩明けの午後、傍聴者も半減した中で委員会が再開。
私はこれだけ疑問や疑念が残っているので「継続」を主張しました。(通常、継続動議は直ちに採決されるという認識ですが、続いて大井議員も継続を主張されたのは驚きました。先日の本会議での出来事に続き、またしても松戸市議会特有のイレギュラー進行かな?と思いましたが、今回はその話は心の片隅に置いておくとします)

そして採決の結果、全会一致で「継続」となりました。
11月の改選までもう次の定例会はないため、事実上、この議案は流れます。
                 §
委員会が終わった後、当該者の方に伝えると非常に安堵されたようで、たいそう感謝されました。

今回、私は基本的な事実を追及しただけですが、地権者の合意を充分確保するという基本的な事さえクリアしないままの上程に、むしろ市の実態把握状況のずさんさや、市議会に対する報告の甘さなどが露呈しました。
整理すると・・・
・上程の大前提となる「住民(地権者)の合意」がお粗末だったこと
・議会への報告も恣意的ととられるような一方的なもので、実態と乖離していたこと
・議員の多くは、私の発言がなければ「継続」の判断にはならなかったであろうこと
が挙げられます。

もし私のチラシを駅で受け取った方がたまたまその地権者の方に教えなければ、今回の私の発言はありませんでした。首の皮一枚で繋がった民主主義。市民の代表者の1人として、非常に危うさを覚えています。

■今回の件は偶然か、それとも必然か
低投票率と政治不信――市民が議会に興味を示さないと、知らないうちに、上程される議案の数々。可決すれば公的にオーソライズされることになり、全市民に多大な影響をもたらします。今後も似たような事象が多く出てくると危惧しますし、こちらの方が怖いことです。
議案を通すために強引ともいえるこのような手荒なプロセスこそが、住民の感情に禍根を残すことになるのが最近の松戸市役所の特徴だと私は思っています。その住民たちが抱くマイナスポイント(負の感情)について、職員は自分の給料が減ったり職位が下がることもないので、殆ど頓着されていないように感じます。市民の税金で日々飯を食って、市民の莫大な税金で事業を展開しておきながら、当の市民(=納税者)に感謝されない行政にだけはしたくないものです。
                    §
余談です。
それにしても新松戸近辺の開発には近年どうにも「禍根」という言葉が付きまといます。
関さんの森の337号線(幸谷〜二ツ木間)貫通時も然り、6月議会の神明堀(けやき通りの行き止まり)補正予算の時も然り、そして今回の新松戸東側の土地開発然り・・・私は市民感情に配慮した開発こそ、人間らしい街づくりだと思います。

今回も非常に、考えさせられました。誰のために行政はあるのか、そして誰のために議員はいるのか―。
11月の市議選前最後の定例会。12年間の議員生活で初めて建設経済常任委員会に所属を果たしこの日を迎えた私の数奇な運命を感じます。
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