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「矢切の耕地を未来につなげる会」準備会へ [2018年05月09日(Wed)]
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■くすぶる矢切の物流倉庫計画
まもなく6/2に高速のICが開通予定の矢切地区で大規模な物流倉庫の建設計画があり、地元など一部からは「農業や景観を守れ!」と建設反対の声が上がっています。
記憶に新しい話では、先の定例会で一般会計予算から矢切の「アクセス道路」の費用が修正(=削除)されました。この交通網整備が、倉庫建設の後押しの格好の材料になってしまうからとの理由です。
昨日行われたこの準備会に、勉強のため顔を出してきました。現職市議は私を入れて4名、元市議もチラホラ。中心の1人となる地元市議が多く発言していました。他は農家や関係者、関心のある市内や隣接する市川市の住民の方などです。

■民間業者が計画している物流倉庫(予定)の概要
ICができれば流通環境が向上する事から自然な流れとも言えますが、業者はこの国道6号に近い土地に以下の倉庫を建てようと計画しています。具体的な規模等は、今朝の朝日新聞によると…
・約15ha
・500億円以上
・2階建を3棟
とのことです。
上矢切・中矢切を中心に、既に業者が農家(地権者)に交渉に当たっており、3〜4割程度が協議に協力する姿勢を示す’ハンコ’を押したという話も漏れ聞こえました。

■「矢切の耕地を未来へつなげる会」準備会へ
映画・寅さん(男はつらいよ)の第1作に出てくる「矢切の渡し」、伊藤左千夫の『野菊の墓』、柴又100K(マラソン)スタート地点から見渡す景色などで有名なこの矢切地区。貴重な原風景がなくなってしまうとしたら寂しい限りです。
この地区は通常の民間の開発はできない事になっていますが、2020年以降に新しい都市計画マスタープランによって用途が変更されれば、この限りではなくなるかもしれません。そこへの影響を狙った業者による、倉庫建設へ協力を促す動きとも言われています。
この状況を受けて、地元の農家や関係者が声を上げました。矢切の耕地を守るとの謳い文句ですが、事実上の倉庫建設反対運動です。

■意外な農家の反応と、そこから考えたこと
先般の議会で予算修正した際は私も修正案には賛成していますから、どんな会なのかと顔を出しただけですが、意外な点に驚きました。
1つは、思っていたより参加者が少なかった事(20人程度)・・・ただこれは、準備会という性質上、コアメンバーだけの集まりだと思われるため驚くほどの事ではありません。私が驚いた事は、当事者である矢切の農家(特に上矢切地区の農地の所有者)の方々は、農地を死守しようと一丸となってないことでした。
来ていた人たちは景観や農地を残したい雰囲気が全面に出ていましたが、当の矢切では地元が一丸となるどころか、この機会に農地の売却を考えている農家も少なくない事を聞き、複雑な心境になりました
多くの一般市民は「できることなら農地は守りたい」でしょうが、当事者の多くは「後継ぎがいない」・「いざという時は資産と考えている」というのも紛れもない現実であり、掛け声だけではどうにもならない深刻な状況だと考えます。まして資産売買は個人の権利。それを、カネも出さない他所の地域市民が「とにかく守れ」と先立って言うのはどこか正義の押しつけのような気がするのです。本当に市民が守りたいならば、その土地の良さを誰よりも知っているであろう地元住民(上矢切・中矢切・下矢切の当事者)の中から「この素晴らしい環境を守りたい!」とまず地元として声を上げるのが自然であり、それが筋だと思うからです。

・・・東京から帰る常磐線の中から江戸川を渡る際に矢切の農地を見て癒される価値を’無料’で享受している私は、予算の削除という水際のこと以外に何ができるだろうと、真剣に悩みます。

■熱意ある農業者
20時半に閉会。その後、参加者の1人で農家の方に上の私のモヤモヤした悩みをぶつけてみました。その方は非常に熱心に就農されていて、丁寧に時間を使って説明してくれました。雨の立ち話でしたが、21時で会場から追い出されるようにしてファミレスへ移動して、共感と新しい視座を与えて頂きながら松戸の農業の展望について語りあううちに、気付けば時計の針は24時を軽く回っていました。(ドリンクバーも頼んでいないのにこんな長居するとは!)
私が会話を通じて考えたことは、農家は生きる姿勢そのものであり、農家によって農に対する哲学があるということ。究極的には他の職業でも同じだということです。
私はかつて市内の農家でお手伝いを何回かさせてもらったことがある程度ですが、「農家」は収穫期の良いイメージの一方、平時の雑草むしりや虫たちとの闘いー地味だけれど極めて重要な作業ーの方が多いのではと推察しています。しかし、この日お会いした方は農業自体が楽しくて仕方がない(カッコイイ?と表現されていたような気も)と言った感じを受けました。こういう人ばかりならば、矢切の倉庫の話も農地の減少問題もないだろうけどなぁ・・・また少ししたら土に触れながら考えを深めていきたいと思います。

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*写真
(上)今朝の駅頭。雨模様で寒いが見ず知らずの人に「1票入れるよ」と声をかけてもらう。選挙の為の演説ではないのですが(^^ヾ
(下)新鮮な矢切産のキュウリを入手。今日は図書館で農業の本を数冊借りて勉強中。
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