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「第19回都市経営セミナー」へ本当にGOや!(タイトルに特に意味はなし) [2017年08月10日(Thu)]
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■個人的な興味でGOや!(GOや!の部分は言いたいだけです、念のため)
午前の協議会を終え、午後からは都内へ。
この数年、松戸市からも職員が出向している公益財団法人日本都市センター主催の「第19回都市経営セミナー」という研修会へ参加しました。なんでも本郷谷市長が事例報告とパネルディスカッションに出るという情報があり、(とはいえ政務費はモッタイナイので)私費で都内へ。テーマは『都市自治体の子ども・子育て政策』です。政務費の報告がいらないため、纏まっていませんが気ままにメモした文をそのまま載せちゃう自由をお許し下さい。
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■内容(興味ある人だけ読んで下さいね!)
導入は玉川大教授の大豆生田啓友氏による子ども・子育て新制度の概要や幼児教育の重要性の説明(つい最近、どこかで聞いた事のある内容なので割愛)。続いて中京大教授の松田茂樹氏の講演、これは初めてで面白かった!ざっくり言うと、自治体の少子化対策が出生率回復に与える影響の因果関係を分かりやすく解説されていました。因果が深いのはズバリ、「雇用」と断言。
結婚→妊娠→出産・・・のベースとなるのが安定収入(仕事)。考えてみれば当然ですが。
特に大都市においては、非正規率が多く正社員率が低い。「若年非正規率」や「完全失業率」とも無関係ではないようです。これがもし首都圏以外の地方部ならば、出産に対する価値規範も高く、家族から育児の協力も得やすいのですが…都市部の課題は単純に日本の縮図と呼べないくらい根が深く、特定の宗教色も薄いため、世界的に見ても特殊な状況なのではないでしょうか。
                   §
■政策対象は子どもを生んだ人だけではなく、これから生む(かもしれない)全ての人へ!
この問題は対象者が人間「全員」なので、極めて重要な話題な割に個人の価値観やデリケートな部分に踏む込む時があり、非常に言葉の表現が難しいのですが、そんな事を恐れず(厳密にはちょっと恐れつつ)私の思う所を書きます。
                    §
そもそも少子化対策は、狭義には今多くの自治体がやっている「子育て支援」が主ですが、それだけだと効果は非常に限定的です。ほんらいの「女性が子どもを生む」=「出生率が向上する」ためには、まずは人々が「子どもを持ちたい」と思う心に働きかけなければなりません。そのためには従来の特定層だけでなく、若者全般・(まだ子育てをしていない)子育て世代へのアプローチが必須になるのです。ゆえに、企業誘致による雇用・産業(特に工業)の創出の必要性も頷けます。政策は個別でなくパッケージでという事にも繋がります。そして、もちろんこれは社会減(転出者)の抑制にも寄与します。

■揺れる子ども問題〜個人と国家の間で〜
この種の研修を受講する度にとみに思うのは、瑣末な制度論を弄する前に‘子どもは誰が何のために生み・育てるのか’という基本的な価値観を話し合うべきだという事です。これが広く共有されていないと、国のために生んで育児は個人負担、あるいは個人の為に生んでいるのに国に育児支援を求める、のような認識の「ねじれ」がしばしば生じます。前者は戦時中などで、後者が今日は跋扈している気がします(中には未だにお国の為に子ども生むという人もいる…かも知れませんが!?)。
日本を意識するのは外国旅行か制度比較をする時が多いですが、「子ども」というテーマについても今や多くの人が諸外国との比較や哲学・価値観を意識せざるを得なくなってきた様に思います。何が言いたいかと言いますと、いずれにせよダブルスタンダードは良くないという事に尽きます。
 子どもが減少する事はあたかも悪い事のように言われますが、一方で、もしそう思うのなら自分ができる事は何かを一人ひとりがより深く真剣に考える事が必要で、国が繁栄するのではないかと思います。これは決して自分だけが助かろう(ex.保育園に入れてもらおう、補助をもらおう)という気持ちからは生まれません。
いみじくも大豆生田氏が欧米比で「(少子化なのに)日本は子どもを預けっぱなし。一方で日本が乳幼児にかける費用・公的サポート環境は欧米に遅れている」という「ねじれ」を見事に指摘されていました。頷くしかできませんでした・・・。

■その他(まとめ)
肝心の本郷谷市長の話は…今まで何度も聞いたような話ですが、ポイントは待機児童ゼロ(国基準)2年連続の方策である小規模保育施設の設置、子育てコーディネーターを拠点に配置、利用支援コンシェルジュの役所窓口への配置が主な所である。その他、送迎保育ステーションも待機解消に役立ったようである。※この辺は市長の資料よりも、たまたま今日会場の入口で手にした「都市自治体の子ども・子育て政策」に分かりやすく纏まっている(政務費で購入したので読みたい方は私まで御一報を。或いは8/19の報告会@市民交流会館で一言声かけて下さい)。
 それにしても‘子育てするなら千歳市’と言われた時には、どこの事例でも「子育てするなら〜」を冠に付けてコピーにすることに苦笑しました。この「子育てするなら」の意味するところを良く考えると、とどのつまり、(保育所・小規模含む等で)子育てを行政がサポートするなら=直接、親が自分で子育てしなくていいなら、の意味であるという事に気が付きます。1日24時間、身体は1つ。仕事にも、遊びにも、そして子育てにも時間を自由に配分できる時代。そこまでしないと人が子どもを生み育てなくなった自治体とも言い換える事ができます。そう考えると、親が直接子どもと触れあう時間が減り続ける事を延々と後押しするのは少し怖いなとも思います。親の責任と国の責任を改めて考えさせる日でした。そんな事を考える余裕がないのが実情なのでしょうか…この辺、外国の友人たちとも話し合ってみたいと思いました。

・・・今回のセミナーは色々な事を自由に考えて論じることができる、良い機会でした。たまにはこうして肩の力を抜いて研修会に参加するのもいいですね♪^^
長文をお読み頂き、どうもありがとうございました!

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