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千葉土建松戸支部第51回定期大会 [2016年06月26日(Sun)]
◇千葉土建松戸支部第51回定期大会へ◇
千葉土建の定期大会へ。1人会派になっても有難いことにお招き頂き、‘市民力代表’として出席させて頂きました。挨拶として相応しいかは自信がありませんが、最近思う私の問題意識を若干述べさせて頂きました。※先日の政治塾でもお伝えしたことと重複しますが、改めてここに整理しました。

■私の問題意識
最近私が考えている事は個人が「本質」を見究める重要性が増してきたということです。5年前の東日本大震災、そして先の熊本地震、以来、九州・中国地方等でも大規模な自然災害が頻発しています。家屋が流されたり潰れたりするのを報道などで見るにつけ、悲しみの中でふと考えるのですが、地盤や地質等の環境要因はあるものの、外見は同じようにみえても、内部の見えない所で手抜き工事をされている家は流されやすいという事です。しっかりと根を張ってつくられた家は、残る場合が多い。古い事件では「姉歯事件」という手抜き工事が思い出されますが、命や暮らしを守るという当たり前の事が、平時には全く意識されず、何かの際(きわ)に急にクリティカルに顕在化するのです。よって、普段から表面だけでなく、見えない所にも手を抜かずに意識を張ることが重要だという事です。
食品偽装も同じ。数年前、有名ホテルや料亭等で出す高級料理の原料が、実は中国産の安い食材だったり古いものを再利用していたりという事件がありました。ブランド・見た目・ガイドブックや料理評論家の言葉に騙されてそれが‘美味しい’と思っていた人は大恥をかきました(そして安物を高く評価していた料理評論家たちは責任を取らず今日もどこかでお金をもらって人の作ったものを評論しています)。ここでもやはり、自分の舌(感覚)を信じて生きるのが大事です。
                    §
参議院選挙が近づきました。
世間は18歳選挙権導入に浮かれている向きもありますが、私は極めて深刻な事態だと思います。元から低い若年投票率は、全体の低投票率化に拍車をかけるからです。勿論、18歳選挙権に反対しているわけではありません。政治教育や環境整備を整えないと、投票率は下がる事を指摘したいだけです(具体的な提案は先日の一般質問でしましたのでここでは割愛します)。まあ、大人が既に3〜4割の投票率では、子どもたちに偉そうなことは言えません。
 私は投票に行かなかった事がなく、誰に自分が票を投じたか全員覚えています。投票という民主主義の根幹をなす権利の行使は当然と思っているため、選挙に行かない大半の方から見れば間違いなく私はマイノリティーで、浮いている存在だと思います。
そんな私から皆さんに提案です。
選挙に行って自分が誰に投票したかを「記録」しましょう。その際に、何故その人にしたかという理由もメモしておくとよいでしょう。そしてその自分の判断基準が、この国や社会のあり方について、自分のロードマップになるはずです。
多くは語りませんが、まずやってみて下さい。必ず色々な事に気が付くはずです。
                      §
まとめ。
建築家も料理評論家も政治家も有権者も、皆同じです。普遍的な本質を深く認識して、それを態度で貫く事ができるかどうか。コロコロ立場や主張を変える政治家を有権者が不信に思うのと同様に、どの立場に於いても、極力矛盾がないように行動するのが重要だと思います(それでも矛盾は起きることがあります。だからもし気を抜けば、矛盾だらけになってしまいます)。一朝一夕に掌(てのひら)返しされるような社会を、人は信頼できるものでしょうか。

他人のために自分は何ができるか、日々考えながら、こういう当たり前の事を考えて行動し続けるように今後も邁進したいと思います。
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