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今日の総務財務常任委員会に一言申し上げます [2010年12月15日(Wed)]
今日の総務財務常任委員会は、なんだかスッキリしないまま終わりました。
スッキリしないワケは、今日の委員会の議論の進行にあります。
陳情1つと市長議案7つについて話し合われた結果、陳情は不採択、議案は5つが可決したものの、2つが「継続」という異例の事態になりました。
継続になったのは、以下の2つ。

◆議案32号 一般職の任期付職員採用
◆議案39号 総合計画(後期基本計画)


前者は、議会や住民から指摘があり、一般質問などでもモメた政策推進研究室長の採用の件に関連して大幅に議論の時間が割かれました。でも、本当はこの条例を良く読めばすぐ分かるように、時代の求める多様な行政ニーズに応える人材を幅広く登用できるようにするための、未来に希望の持てる政策です。現に県下53市町村のうち、約半数の自治体が既に「標準装備」しています。終身雇用にマッタ!がかかる公務員制度改革にもつながる画期的な取り組みで、従来の一般職員とは性質の異なり、秀逸した人材確保策として大変有効だと考えられます。もはや、他の自治体との競争はもちろん、それだけでなく、民間企業とも対等に渡り合うためには、広くアイデアやスキルを集めなければ松戸のジリ貧は目に見えています。民間では当たり前のように行われている方法が、なぜこんなに揉めるのか不思議でした。
また、議会から出た指摘を良く汲んで、改善につなげているのに可決されなかったことも不思議でした。市長は指摘されたことを改善しようとしても一部の委員(議員)側に歩み寄りが見えなかったことも印象に残りました。総じて、特定の人の採用の話に議論が矮小化してしまったように思います。全体として、今日の議事録を見た人に笑われないような議論ができていただろうか、非常に不安です。

また、総合計画についても継続となり、びっくりでした。そもそもこの計画案は前川井市長時代のH20年度から実に3年ほどかけて市民参加(〜イマジンまつど〜市民会議)等を通じてできた取り組みです。これを否定することは、前市長の取り組みや参加された市民の意思をも否定してしまいかねません。本郷谷市長は就任後から今までの間に(=半年足らずで)エッセンスだけを盛り込むのも精一杯のはずです。市長が変わっても役所は続きますから、行政(職員)の文章作成能力も相当試されたことと思いますが、重箱の隅をつつくような個々の言葉を問うたり、今までの他の議案などではまず出されないであろう質問が噴出してこれまた驚きました。従来の抽象的な理念や策定方法など、変わり映えしない点が多い分、こんなに今までと違った厳しい指摘が多い事に正直、違和感すら覚えました。

それらをひっくるめて更に、他にも消化不良な出来事がありました。
それは、審査のプロセスです。

傍聴に来られた方はご存じでしょうが、今日は議案も多く、予定時間が押していたせいか、16時過ぎの休憩時に、委員長から「17:00(のちに17:30とも)を目途にしましょう」と委員各位に協力を促され、各委員も納得して進行を委員長に一任されました。
そして休憩後。
私は極力自分の意見を簡潔に纏めて(というか、極力排除して)端的に質問しました。その間、5〜6分程度。
ところが!非協力的と言うか傍若無人と言うか、質疑の時間に自分の意見を長々言う委員も居て(意見を言うのはまだ良いのですが、自分だけで何分時間を使う気なんだろうという感じ…)、結局、委員長の思っていた17時を過ぎても17時半を過ぎても終わる気配がありません。
そして極めつけは、動議がある委員から提出され、議論が煮詰まってきたようで「継続」と主張されたことです。まだ質問していない委員もいるのに、急な議論‘打ち切り’状態。なんという後味の悪さでしょう。中途半端この上ない…。しかも、動議を提出した議員自身はしっかりと10分以上使って質問していました(汗)。数年前から思っており(ここにも書いた覚えがあり)ますが、充分な議論の時間がないならば、日程の組み方自体に問題があり、まずそちらを見直すべきです。それもせずに、まだ質問していない委員もいる中で(=審査の途中で)動議による「継続」は、不公平感・消化不良感が残ります。
17時前の休憩時に提案するならまだ話は分かります(職員の残業手当もつきません)。せめて、全ての委員の質疑が終わってからの動議なら、公平性の観点からまだ許せます。その議案で自分はたっぷり質疑しておきながら(※他委員との平均比)、18時前の中途半端な時間帯での唐突な継続の主張は、あまりにもスマートさを欠いていたと思います。振り回される職員サイドも大変でしょうが、このような進行には議員の私も理解に苦しみます。
しかも、私以外、全員それに乗っかって継続に賛成してしまう有様…この委員会運営、これでいいのでしょうか?運営に改善の余地があったように思います。

私にはハッキリ言って、とても「異様」に映りました。
まあ、議会で私だけ感覚が一人違うことには今さら驚きませんが…。
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