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天久高広展”天使の一種” @ギャルリー志門 [2013年12月20日(Fri)]

何千年も前の人体がミイラとなって発見されたり
何億年も前の動物が化石となって発見されたり
日々発見の連続で進化・成長してきた人類。

2013年に生きる私たちは
たぶん何千年後も何億年後も想像できない。

でも、未来にもしもいまの時代に人類には見えない
「幻想動物」と呼ばれる生き物の化石が発見されたら…?

No.65 バフォメットの一種.JPG
「No.65 バフォメットの一種」

バフォメットとはタロットカードに出てくる悪魔のこと。

No.35 ケンタウロスの一種.JPG
「No.35 ケンタウロスの一種」

足の骨は丈夫にできているのでしょうか。

No.60 ユニコーンの一種.JPG
「No.60 ユニコーンの一種」

架空であっても一度見てみたい存在です。

No.72 天使の一種.JPG
「No.72 天使の一種」


天使が死ぬことってあるのかしら。
でも、永遠なんてきっとないですよね。

No.71 アイギパンの一種.JPG
「No.71 アイギパンの一種」

アイギパンは牧神。
だから、ヤギの要素が少し入っているのです。

No.42 エキドナの一種.JPG
「No.42 エキドナの一種」

エキドナはギリシア神話の怪物。半人半蛇なんだって。

No.73 サターンの一種.JPG
「No.73 サターンの一種」

悪魔はこの世にいるのか…
私はいると思うのですよね。
でも、悪魔になるかならないかは、
人のこころ次第なのかなとも思います。


そして、最も時間のかかった作品はこちら。
DSCF2670.JPG
「No.55 アイギバンの一種」

少なくとも、この作品みたいに
幻想動物が完全体で発掘されることは少ないのかも知らない。

でも、私たち人間の知らないところで
こうやって生きている動物がいたら、
一体どんな気持ちで骨になっていくのでしょうか。

ちゃんと誰か想ってくれる人がいるのかなあ。


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ギャルリー志門
東京都中央区銀座6-13-7 新保ビル3F
Tel:03-3541-2511
http://g-simon.com/a_topics.html

2013年 12月16日(月)〜12月21日(土)
開場時間 : 11:00〜19:00(最終日17:00まで)

作者からのコメント
私は幻想動物たちの化石を発掘しています。
現在から何億年かの未来のこの星、
そこで発見してきた我々の文明の生き物たちの化石です。
もう人類は存在していないであろうこの地球で、
どんな化石が眠っているのかに触れてみて下さい。(天久高広)
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