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海の科学教育と海の研究をすすめるNPO法人海の自然史研究所

私たちは、海と、海に注ぐ川などの陸水に関心を寄せるすべての人々に、海を学ぶ機会を提供し、科学的思考力を持った人材を育成することで海への保全意識と科学的探究心を備えた社会、海と人とが豊かにつながった社会の形成に寄与することを目的として活動するNPOです。
このブログで、いろいろな情報や活動内容、日々の雑感などを書いていきます。
一緒に海を想い、海について伝え、海を紐解いていきましょう!


<<< MAREリーダー養成ワークショップの開催情報 >>>


現在開催が決まっているMAREリーダー養成講座は、大阪会場のもののみとなっています。詳しくは、「イベント情報」をご覧ください。
MAREリーダー養成講座(東京) [2010年02月04日(木)]
2010年1月30日〜31日に、東京でのMAREリーダー養成ワークショップを開催しました。
主催者が言うのもなんですが、今回のワークショップは何ともいえない穏やかな雰囲気でした。参加してくださった皆さん全員の雰囲気だったのでしょうか。
また、新たなリーダーが誕生して、とても心強いです。
多くの子どもたちに海の科学を! 是非よろしくお願いします!

日本サンゴ礁学会への参加 [2009年11月30日(月)]
 2009年11月27日〜29日は、日本サンゴ礁学会第12回大会が本部町で開催されました。海研関係としては、以下の2題の講演を行いました。
 メイン発表は、「この先、海です。プロジェクト」の紹介でした。近年、サンゴ礁保全に関して、陸域からの負荷(汚染物質の流出など)への対策の必要性が議論されていますが、一般に分かり易い形での普及啓発の努力はあまりなされていないように思えます。海研では、「この先、海です。プロジェクト」を用いて、普及啓発活動の一端を担おうと考えています。今回のポスター発表では、実現の可能性についてかなり具体的な議論ができました。



<学会発表>
今宮則子・藤田喜久・平井和也, 2009. サンゴ礁保全のための環境教育プログラム「この先、海です。プロジェクト」. 日本サンゴ礁学会第12回大会, 本部町(沖縄県).

山岸 豊・平井和也・藤田喜久・今宮則子・中野義勝・笹渕紘平, 2009. サンゴ礁学習プログラム (Coral Reef Study) 開発. 修学旅行の事前・事後学習と組み合わせた実践普及. 日本サンゴ礁学会第12回大会, 本部町(沖縄県).
久米島海洋生物合同調査「KUMEJIMA2009」 [2009年11月06日(金)]
海の自然史研究所は、久米島海洋生物合同調査「KUMEJIMA2009」に参加します。

代表理事の藤田も調査に参加します。また、研究に必要な器材なども提供(貸し出し)します。

「KUMEJIMA2009」の概要は、先日行われた記者会見の記事、沖縄タイムス(11月3日朝刊)、琉球新報(11月3日朝刊)、QAB(琉球朝日放送)(11月2日夕方のニュース)などで知ることができます。
MAREリーダー養成講座開催のお知らせ [2009年10月27日(火)]
MAREリーダー養成ワークショップでは、MAREについてよく理解し、MAREを指導できるリーダーを養成するための講座です。これは、日本財団の助成を受けて実施しています。
問い合わせ、申し込みなど受け付けていますので何でもお寄せください。
担当:今宮  mare@marinelearning.org

ワークショップは、定員になり次第締め切りますので参加をお考えの方はお早めに!
MSwordとPDFの申込書ファイルを用意しましたのでお使いください。






form.doc



form.pdf



<北海道ワークショップ> ・・・終了しました!
日時 : 2009年9月26日(土)、27日(日)
会場 : 北海道帯広市 帯広百年記念館

<かごしまワークショップ> ・・・終了しました!
日時 : 2009年10月17日(土)、18日(日)両日とも9:30受付開始〜17:00終了
会場 : 鹿児島市山下町 生命と環境の学習館 (かごしま県民交流センター6F)

<みやぎワークショップ> ・・・終了しました!
日時 : 2009年11月21日(土)、22日(日)両日とも9:30受付開始〜17:00終了
会場 : 宮城県本吉郡南三陸町 志津川ネイチャーセンター
受講料 : 18,000円
習得するアクティビティ : 「サメとの遭遇」「魚をつくろう!」「水鳥たちのウェットランド食堂」「舞台の上の砂〜砂の見た風景」

<とうきょうワークショップ> ・・・終了しました!
日時 : 2010年1月30日(土)、31日(日)両日とも9:30受付開始〜17:00終了
会場 : 東京都港区赤坂 日本財団ビル
受講料 : 18,000円
習得するアクティビティ : 「サメとの遭遇」「赤い魚を探せ!」「プランクトン・レース」「ビーチコーミング」

<おおさかワークショップ>
日時 : 2010年2月20日(土)、21日(日)両日とも9:30受付開始〜17:00終了
会場 : 大阪市 大阪市中央青年センター
受講料 : 18,000円
習得するアクティビティ : 「水鳥たちのウェットランド食堂」「赤い魚を探せ!」「魚をつくろう!」「リンゴと海」
新聞連載 [2009年10月25日(日)]

 現在、宮古島の地方紙「宮古新報」に海研代表理事の藤田喜久による「宮古カニある記」が連載中です。宮古島に生息するエビ・カニ類について毎週1種づつ取り上げて紹介しています。毎週木曜日掲載です。現在までに9回の連載が修了しました。連載は1年間、全50回の予定です。宮古新報にはWEBサイトもありませんが、購読は可能だと思われますので、興味のある方は如何でしょうか? 

 海研の活動は、MAREを軸として全国へと広がっています。最近は県外での活動が増えてきています。でも、「島の子ども達、島の人々にも生きた科学を伝えたい。」、そんな想いも決して忘れてはいません。実際、宮古島では、藤田の5年におよぶ自然環境の普及啓発活動の一環として、小学校の授業でのMAREの実施博物館こども講座でのMAREの実施同こども講座での「この先海です。プロジェクト」の実施「この先海です。プロジェクト」初の県道での実施など、様々な海研の活動も実施されているのです。宮古で培われた「学校との連携」、「博物館との連携」、「行政との連携」、のあり方は、他地域での海研の活動に活かされています。沖縄の島々での(藤田の)活動の様子は、藤田のブログ「沖縄カニあるき」で紹介しています。

 何かとハードルの高い、島嶼地域での科学教育活動の実践。このような活動にも注目していただき、サポートいただけるとありがたいのですが.......。
2009年 学会発表 [2009年10月24日(土)]
2009年に行われた学会発表

1)藤田喜久・今宮 則子・平井 和也, 2009.研究成果を効果的に伝えるには?:米国の科学教育プログラム(MAREとCOS)の事例.第56回日本生態学会,盛岡.

2)藤田喜久・永江万作・組坂遵治・松岡卓司・鈴木廣志, 2009. 琉球列島の飛沫転石帯に出現する十脚甲殻類について. 沖縄生物学会 第46回大会, 名桜大学.

3)藤田喜久, 2009. 宮古島の洞穴地下水域から得られたテナガエビ属の1未記載種について. 日本動物分類学会 第45回大会, 名古屋港水族館

4)平井 和也・藤田喜久・今宮則子, 2009. 海の科学教育プログラムMAREを活用した海洋リテラシー教育. 日本環境教育学会 第20回年会, 東京.

5)藤田喜久・今宮則子・平井和也, 2009. 海岸環境保全のための新しい環境教育プログラム「この先、海です。プロジェクト」. 日本環境教育学会第20回大会, 東京農工大学.

6)今宮則子・藤田喜久・平井 和也, 2009. 米国で開発された海の科学教育プログラムMAREの実践事例. 日本理科教育学会 第59回年会, 宮城.

7)藤田喜久・今宮則子・平井 和也・都築 章子, 2009. 米国の科学博物館で開発された海洋科学コミュニケーション実践講座の概要〜学習者の学び方について理論的に理解し、効果的な教授法を習得する〜. 日本科学教育学会 第33回年会, 京都.

8)藤田喜久, 2009. 沖縄の動物ありんくりん. 第11回日本進化学会大会ワークショップ「分類学者の抱えている面白ネタを進化学者に提供する」, 札幌(北海道大学).

9)Fujita, Y., 2009. Reproductive biology and early life history of two anchialine shrimps, Caridina rubella Fujino and Shokita, 1975 (Atyidae) and Metabetaeus minutus (Whitelegge, 1897) (Alpheidae), in Miyako-jima Island, the Ryukyu Islands. The Crustacean Society Summer Meeting in Tokyo.

10)Tsuzuki, A., & Suzuki, M., 2009. A Study of Science and Technology Communication at Higher Education Institutions in Japan. International Conference of East-Asian Science Education (EASE), Taipei, Taiwan.
海研のリーダー養成講座のあり方 [2009年10月20日(火)]
 
 昨日まで鹿児島でMAREリーダー養成ワークショップを実施していました。本年度(〜2010年3月)は、計5回のリーダー養成ワークショップを予定しています。

 現在、国内に導入されている科学教育・環境教育プログラムは多数あります(たとえばココを参照)。通常、これらの教育プログラムの講習会では、内容を多少省略してでもひたすらアクティビティの体験を行います。それに比べ、海研が開催するMAREリーダー養成ワークショップでは、2日間で4つのアクティビティを実施するのみです。他の環境教育プログラムのリーダー養成講座に比べるとアクティビティの数がかなり少ないと思いますが、これについて海研の考え方を紹介してみたいと思います。

 MAREリーダー養成ワークショップでは、ひとつひとつのアクティビティを丁寧に実施します。MAREには、内容をすべて実施すると半日程度にも及ぶアクティビティもあります。もちろん、実際の場面(学校などでの実施)では、各アクティビティから一部を注出して実施することが多いですが、リーダー養成ワークショップではできる限り全体の内容を体験できるように努めています。MAREは「科学教育プログラム」であり、科学的なものの見方や考え方を子ども達に学んでもらおうとするものです。各アクティビティには楽しい(体を動かす)ゲーム的要素が盛り込まれていますが、そこだけを取り上げられてしまうことを私達は危惧しています。MAREの良さは、「楽しいゲーム」だけではなく、コミュニケーションスキルを高める部分や、自分の考えを言葉や文字にするトレーニングを主とした部分、議論をするトレーニングを主とした部分など、様々な教育的要素が盛り込まれていることです。私達は、これらこそが、現在の科学教育に欠けているものだと考えているのです。ですから、リーダー養成ワークショップではひとつのアクティビティに時間をかけているのです。

 また、アクティビティ終了後にかなりの時間を割いて(30分以上に及ぶ事も少なくありません)、アクティビティの「内容」、「キット」、「進行」に関する議論を行います(上の写真がその場面)。MAREアクティビティを体験し、内容的に素晴らしいものだと感じても、いざそれを実践するには様々な不安がつきまとうと思います。「難しい」、「私にはできない」、「内容は素晴らしいけど学校ではできない(という決めつけ)」というような感情も産まれるかもしれません。MAREリーダー養成ワークショップでは、そうした思いを少しでも取り除いていけたらと思っています。そのために、十分な議論の時間をとるように心がけています。この議論の時間には、そもそもMAREが産まれたアメリカでどのように実施されているかを紹介したり、海研がこれまでに国内で実践してきた例を挙げたりします。進行については、海研のスタッフだけでなく、経験豊かな参加者の方々からも様々なアイディアが出されます。また、海研には研究者も在籍していますので、実際の研究の場面で研究者がどのような思考で行動するかとか、研究の視点からこれらのアクティビティの善し悪しを指摘するようなこと、現在の科学リテラシー教育に不足しているであろう点などについて、自身の経験を交えながら紹介することもあります。

 海研のMAREリーダー養成ワークショップでは、ひとつひとつのアクティビティを深く掘り下げることを念頭において実施しています。なぜそのアクティビティが創られたのか、子ども達に何を伝えるべきなのか、を感じていただきたい。そんな気持ちでワークショップを実施しています。


 本年度も残り3回のリーダー養成ワークショップの開催が予定されていますので、興味の有る方はぜひご参加ください。
鹿児島にてMAREリーダー養成講座を実施しました [2009年10月19日(月)]


 2009年10月17日(土)、18日(日)の2日間、鹿児島の「生命と環境の学習館」にて、MAREリーダー養成ワークショップを行いました。昨年に続き2度目の開催です。今回は、「赤い魚を探せ!」「サメとの遭遇」「海辺のシャレード」「廃棄物処理」の4つのアクティビティを実施しました。今回は7名参加ということで作年度のリーダー養成ワークショップよりも少し寂しかったですが、遠く福岡から参加された方もおられました。

 上の写真は「サメとの遭遇」の実施の様子です。科学研究のプロセスを理解するのにとても優れたアクティビティだと思います。



「海辺のシャレード」の実施の様子です。海辺の生物の形態・生態的特徴を体をつかって模倣するアクティビティです。低学年向けのアクティビティです。誰もが幼少時代に「お遊戯」をしたと思いますが、そこに海洋生物の生態を取入れるようとするものです。実際やってみると意外に面白いですよね。






「赤い魚を探せ!」の実施の様子です。ダイバーになって赤い魚を探します。深い海の底では赤い魚はどのように見えるのでしょうか?









「廃棄物処理」の実施の様子です。このアクティビティは、GEMSの「海流」の中に入っているものです。簡単な実験で海流の起こるメカニズムを学びます。実験系のアクティビティは夢中になるので、時間が早く経つように感じますね。









 今回、新たにリーダーとなった方々です。少しでも多くの子ども達にMAREを体験させてあげたいと思っているので、どうか宜しくお願いいたします。
CANPAN第4回ブログ大賞 [2009年10月02日(金)]
 代表理事 藤田のブログ「沖縄カニあるき」がCANPAN第4回ブログ大賞「環境部門賞」を受賞しました。

 毎日新聞のウェブサイト(マイECO)でも紹介されています。
2009年 論文 [2009年09月29日(火)]
2009年に発表された論文・著書など(2009年9月29日現在)

1)Shimomura, M., & Fujita, Y., 2009. First record of the thermosbaenacean genus Halosbaena from Asia: H. daitoensis sp. nov. (Peracarida: Thermosbaenacea: Halosbaenidae) from an anchialine cave of Minamidaito-jima Is., in Okinawa, southern Japan. Zootaxa, 1990: 55-64.

2)Obuchi, M., Kogo, I., & Fujita, Y., 2009. A new brooding feather star of the genus Dorometra (Echinodermata: Crinoidea: Comatulida: Antedonidae) from the Ryukyu Islands, southwestern Japan. Zootaxa, 2008: 61-68.

3)Naruse, T., Fujita, Y., & Ng, P.K.L., 2009. A new genus and new species of symbiotic crab (Crustacea: Brachyura: Pinnotheroidea) from Okinawa, Japan. Zootaxa, 2053: 59-68.

4)Saito, T., & Fujita, Y., 2009. Odontozona crinoidicola, a new stenopodid shrimp (Decapoda: Stenopodidea: Stenopodidae) associated with a comatulid crinoid from Ryukyu Islands. Bulletin of the National Museum of Nature and Science, Series A (Zoology), Supplement 3: 123-135.

5)藤田喜久, 2009. 宮古島のオカガニ類. 宮古島市総合博物館紀要, 13: 53-70.

6)藤田喜久, 2009. 宮古島におけるミヤコサワガニの新たな生息地について. 宮古島市総合博物館紀要, 13: 71-76.

7)斉藤知己・藤田喜久, 2009. ホソウデヒトフシウミシダに共生するスベスベオトヒメエビ属(オトヒメエビ下目:オトヒメエビ科)の新種コマチスベスベオトヒメエビ(新称)Odontozona crinoidicola Saito & Fujita. うみうし通信, 62: 6-7.

8)藤田喜久, 2009. ミヤコサワガニの食性:デジタルカメラ撮影による直接記録. CANCER, 18: 11-15.
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