日本財団公益コミュニティサイト CANPAN CANPANブログ:公益法人,NPO,CSR,社会貢献活動のための無料ブログ

海の科学教育と海の研究をすすめるNPO法人海の自然史研究所

私たちは、海と、海に注ぐ川などの陸水に関心を寄せるすべての人々に、海を学ぶ機会を提供し、科学的思考力を持った人材を育成することで海への保全意識と科学的探究心を備えた社会、海と人とが豊かにつながった社会の形成に寄与することを目的として活動するNPOです。
このブログで、いろいろな情報や活動内容、日々の雑感などを書いていきます。
一緒に海を想い、海について伝え、海を紐解いていきましょう!


<<< 海研では、研究員を募集しています >>>


詳しくは、コチラをご覧ください。
スペシャルな「この先、海です」 [2010年03月09日(火)]
先日終了した小学校での「この先、海です」プロジェクトで、最後のステンシルペイントの際に海研スタッフの大喜びするペイントサイトがありました。
これです!



数日前にペイント場所の下塗りをした際にも「おおっこの車は!」と喜んでいましたが、なんと、このクラスに、車の持ち主の家族の児童がいるのがわかって、さらに興奮。
その児童は「この先、海です。よろしく頼むぞ!」などと肩をがっちり組まれていました。

海研には、この車の模様のビッグファンが2名います。
研究員募集のお知らせ [2010年03月09日(火)]
NPO法人 海の自然史研究所 研究員 募集のお知らせ

NPO法人 海の自然史研究所では、来年度に研究員1名を募集します。

1. 募集人員:研究員(非常勤)1名

2. 主業務:
1) 科学教育・科学コミュニケーションに関わる諸業務
   (資料収集、教材製作、一般に対する講義や観察会講師など)
2) 沖縄の海洋生物に関する調査・研究

3. 業務期間・待遇:
*2010年4月から2011年3月末
*週24時間勤務(年48週分)
*時給 1600円
*勤務開始日、勤務日数、社会保険、その他については後日相談

4. 勤務地:沖縄県北谷町
*事務所は北谷町宮城海岸(砂辺)から徒歩1分の場所にあります。

5. 応募資格:
*当法人の活動内容を理解し、賛同される方
*パソコン操作・書類作成ができること
*大学院博士後期課程修了あるいは同等程度の海洋生物学的知識を有するもの
*沖縄(沖縄島)に住む事ができること(事務所は北谷町です)
*普通自動車免許を所有していること
*Cカードおよび潜水士免許を所有していることが望ましい

6. 選考:書類審査の後、必要に応じて面接により選考します。なお、その際の交通費は自己負担とします。

7. 応募方法:以下の書類を郵送あるいはメール送付してください。メール送付の場合、2日以内の受領連絡が無い場合は、電話などで問い合わせてください。また、原則として応募書類は返却しません(応募者の郵送料負担により返却することはできます)。
1)履歴書 
 *任意の書式でA4用紙2枚以内に簡潔にまとめてください。顔写真(デジカメ等による撮影画像可)を添付してください。
 *履歴書の必須項目は、氏名、性別、生年月日、現住所、連絡先(電話、e-mail)、学歴(大学卒業以降)、職歴、志望動機です。その他は、所有資格など自由に自己アピールしてください。
2)過去の業績一覧(リストのみで結構です)
 *査読付き論文・総説・著書その他 
 *科学教育・環境教育に従事した経験実績(新聞記事や講義資料など)など
 *その他自己アピールできるもの
  
8. 募集〆切:2010年3月22日

9. 問い合わせ申し込み先:
NPO法人 海の自然史研究所 
〒904-0113 沖縄県中頭郡北谷町宮城2-95-101
Tel:098-936-2722 Fax : 098-936-2746
mail: info@marinelearning.org
担当 藤田喜久(代表理事 兼 主任研究員) 電話:090-9599-8131
                     メール:galatheids@yahoo.co.jp

10.ちょっとした情報
*海の自然史研究所は、海の科学教育と海の研究をすすめるNPO法人です。日々の活動はブログ(http://blog.canpan.info/marinelearning/)をご覧ください(HP準備中です)。
*海研の活動の様子は、代表理事藤田のブログ「沖縄カニあるき」でも時々紹介しているのでご覧ください。
*海の自然史研究所では、米国カリフォルニア大学ローレンス科学教育研究所(Lawrence Hall of Science)との契約に基づいて、海洋科学教育プログラムMARE(Marine Activities, Resources and Education)の国内への普及を行っています。また、現在、これ以外にもローレンス科学教育研究所の開発した科学コミュニケーション養成カリキュラムの翻訳および国内展開を進めており、最先端の科学教育プログラムを学ぶことができます。
*今回の研究員募集は、勤務時間外に自由な時間を多く持てるので、沖縄に在住して科学(環境)教育や海洋生物学などの研究を続けたい方に最適だと考えています。
*事務所は海に近く、周辺にダイビングサービスも沢山あり、フィールド派の生物研究者には特にオススメです。また、事務所には実体顕微鏡(NIKON SMZ1500)、デジタルカメラ、デジタルビデオなどの機器も所有しています。
*宿泊施設や車などは準備しておりませんので、その点は、ご了承ください。
WWFの環境教育DVD [2010年02月26日(金)]


WWFが特に次世代を担う子どもたちに南西諸島の自然環境について知ってもらうため、生物多様性を楽しく学べる環境教育DVD「みんなで伝えよう!南西諸島の生きもの多様性」を制作しました。これは、子どもたちが「生きもの多様性新聞社」の新聞記者となり、「移動新聞室」に乗って、南西諸島の自然の中で生きものを取材する、環境教育プログラムです。

このDVDの制作には、海研の代表理事 藤田が監修に加わっています。
表紙の「知花くらら」さんの写真の隣に、名前が目立って載っています。
藤田は、種名の確認やら写真提供やら、いろいろと制作に関わり、最終的には挿入サウンドにもコメントをしたとのこと。
ぜひ、この出来栄えをみなさんも見てみてください。WWFの広報ページはコチラ

ところで、このDVD、ケースの裏に「このDVDはWindowsのみに対応しています。」と注意書きがあります。
そうなんです。Mac Loversの藤田は、ケースを眺めているだけで、実際のところDVDがどんな仕上がりなのか見れていないのです。
ちょっとかわいそうです。
MAREリーダー養成講座(大阪) [2010年02月22日(月)]
 2010年2月20日〜21日に、MAREリーダー養成講座 おおさかワークショップを開催しました。大阪でのリーダー養成講座は今回がはじめてです。開催にあたっては、大阪のMAREリーダーのたにぼんさんに大変御世話になりました。
 実施アクティビティは、「水鳥たちのウェットランド食堂」、「赤い魚を探せ!」、「魚をつくろう!」、「リンゴと海」でした。MAREリーダー養成講座では、各アクティビティの後終了後にかなりの時間を割いて(30分〜1時間以上)、アクティビティの「内容」、「キット」、「進行」に関する議論を行います。今回はいつも以上に議論が盛り上がったように思えます。
 今回も新たなMAREリーダーが誕生しました。少しでも多くの子ども達にMAREを体験させてあげたいと思っているので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

 
MAREリーダー養成講座(東京) [2010年02月04日(木)]
2010年1月30日〜31日に、東京でのMAREリーダー養成ワークショップを開催しました。
主催者が言うのもなんですが、今回のワークショップは何ともいえない穏やかな雰囲気でした。参加してくださった皆さん全員の雰囲気だったのでしょうか。
また、新たなリーダーが誕生して、とても心強いです。
多くの子どもたちに海の科学を! 是非よろしくお願いします!

日本サンゴ礁学会への参加 [2009年11月30日(月)]
 2009年11月27日〜29日は、日本サンゴ礁学会第12回大会が本部町で開催されました。海研関係としては、以下の2題の講演を行いました。
 メイン発表は、「この先、海です。プロジェクト」の紹介でした。近年、サンゴ礁保全に関して、陸域からの負荷(汚染物質の流出など)への対策の必要性が議論されていますが、一般に分かり易い形での普及啓発の努力はあまりなされていないように思えます。海研では、「この先、海です。プロジェクト」を用いて、普及啓発活動の一端を担おうと考えています。今回のポスター発表では、実現の可能性についてかなり具体的な議論ができました。



<学会発表>
今宮則子・藤田喜久・平井和也, 2009. サンゴ礁保全のための環境教育プログラム「この先、海です。プロジェクト」. 日本サンゴ礁学会第12回大会, 本部町(沖縄県).

山岸 豊・平井和也・藤田喜久・今宮則子・中野義勝・笹渕紘平, 2009. サンゴ礁学習プログラム (Coral Reef Study) 開発. 修学旅行の事前・事後学習と組み合わせた実践普及. 日本サンゴ礁学会第12回大会, 本部町(沖縄県).
久米島海洋生物合同調査「KUMEJIMA2009」 [2009年11月06日(金)]
海の自然史研究所は、久米島海洋生物合同調査「KUMEJIMA2009」に参加します。

代表理事の藤田も調査に参加します。また、研究に必要な器材なども提供(貸し出し)します。

「KUMEJIMA2009」の概要は、先日行われた記者会見の記事、沖縄タイムス(11月3日朝刊)、琉球新報(11月3日朝刊)、QAB(琉球朝日放送)(11月2日夕方のニュース)などで知ることができます。
新聞連載 [2009年10月25日(日)]

 現在、宮古島の地方紙「宮古新報」に海研代表理事の藤田喜久による「宮古カニある記」が連載中です。宮古島に生息するエビ・カニ類について毎週1種づつ取り上げて紹介しています。毎週木曜日掲載です。現在までに9回の連載が修了しました。連載は1年間、全50回の予定です。宮古新報にはWEBサイトもありませんが、購読は可能だと思われますので、興味のある方は如何でしょうか? 

 海研の活動は、MAREを軸として全国へと広がっています。最近は県外での活動が増えてきています。でも、「島の子ども達、島の人々にも生きた科学を伝えたい。」、そんな想いも決して忘れてはいません。実際、宮古島では、藤田の5年におよぶ自然環境の普及啓発活動の一環として、小学校の授業でのMAREの実施博物館こども講座でのMAREの実施同こども講座での「この先海です。プロジェクト」の実施「この先海です。プロジェクト」初の県道での実施など、様々な海研の活動も実施されているのです。宮古で培われた「学校との連携」、「博物館との連携」、「行政との連携」、のあり方は、他地域での海研の活動に活かされています。沖縄の島々での(藤田の)活動の様子は、藤田のブログ「沖縄カニあるき」で紹介しています。

 何かとハードルの高い、島嶼地域での科学教育活動の実践。このような活動にも注目していただき、サポートいただけるとありがたいのですが.......。
2009年 学会発表 [2009年10月24日(土)]
2009年に行われた学会発表

1)藤田喜久・今宮 則子・平井 和也, 2009.研究成果を効果的に伝えるには?:米国の科学教育プログラム(MAREとCOS)の事例.第56回日本生態学会,盛岡.

2)藤田喜久・永江万作・組坂遵治・松岡卓司・鈴木廣志, 2009. 琉球列島の飛沫転石帯に出現する十脚甲殻類について. 沖縄生物学会 第46回大会, 名桜大学.

3)藤田喜久, 2009. 宮古島の洞穴地下水域から得られたテナガエビ属の1未記載種について. 日本動物分類学会 第45回大会, 名古屋港水族館

4)平井 和也・藤田喜久・今宮則子, 2009. 海の科学教育プログラムMAREを活用した海洋リテラシー教育. 日本環境教育学会 第20回年会, 東京.

5)藤田喜久・今宮則子・平井和也, 2009. 海岸環境保全のための新しい環境教育プログラム「この先、海です。プロジェクト」. 日本環境教育学会第20回大会, 東京農工大学.

6)今宮則子・藤田喜久・平井 和也, 2009. 米国で開発された海の科学教育プログラムMAREの実践事例. 日本理科教育学会 第59回年会, 宮城.

7)藤田喜久・今宮則子・平井 和也・都築 章子, 2009. 米国の科学博物館で開発された海洋科学コミュニケーション実践講座の概要〜学習者の学び方について理論的に理解し、効果的な教授法を習得する〜. 日本科学教育学会 第33回年会, 京都.

8)藤田喜久, 2009. 沖縄の動物ありんくりん. 第11回日本進化学会大会ワークショップ「分類学者の抱えている面白ネタを進化学者に提供する」, 札幌(北海道大学).

9)Fujita, Y., 2009. Reproductive biology and early life history of two anchialine shrimps, Caridina rubella Fujino and Shokita, 1975 (Atyidae) and Metabetaeus minutus (Whitelegge, 1897) (Alpheidae), in Miyako-jima Island, the Ryukyu Islands. The Crustacean Society Summer Meeting in Tokyo.

10)Tsuzuki, A., & Suzuki, M., 2009. A Study of Science and Technology Communication at Higher Education Institutions in Japan. International Conference of East-Asian Science Education (EASE), Taipei, Taiwan.
海研のリーダー養成講座のあり方 [2009年10月20日(火)]
 
 昨日まで鹿児島でMAREリーダー養成ワークショップを実施していました。本年度(〜2010年3月)は、計5回のリーダー養成ワークショップを予定しています。

 現在、国内に導入されている科学教育・環境教育プログラムは多数あります(たとえばココを参照)。通常、これらの教育プログラムの講習会では、内容を多少省略してでもひたすらアクティビティの体験を行います。それに比べ、海研が開催するMAREリーダー養成ワークショップでは、2日間で4つのアクティビティを実施するのみです。他の環境教育プログラムのリーダー養成講座に比べるとアクティビティの数がかなり少ないと思いますが、これについて海研の考え方を紹介してみたいと思います。

 MAREリーダー養成ワークショップでは、ひとつひとつのアクティビティを丁寧に実施します。MAREには、内容をすべて実施すると半日程度にも及ぶアクティビティもあります。もちろん、実際の場面(学校などでの実施)では、各アクティビティから一部を注出して実施することが多いですが、リーダー養成ワークショップではできる限り全体の内容を体験できるように努めています。MAREは「科学教育プログラム」であり、科学的なものの見方や考え方を子ども達に学んでもらおうとするものです。各アクティビティには楽しい(体を動かす)ゲーム的要素が盛り込まれていますが、そこだけを取り上げられてしまうことを私達は危惧しています。MAREの良さは、「楽しいゲーム」だけではなく、コミュニケーションスキルを高める部分や、自分の考えを言葉や文字にするトレーニングを主とした部分、議論をするトレーニングを主とした部分など、様々な教育的要素が盛り込まれていることです。私達は、これらこそが、現在の科学教育に欠けているものだと考えているのです。ですから、リーダー養成ワークショップではひとつのアクティビティに時間をかけているのです。

 また、アクティビティ終了後にかなりの時間を割いて(30分以上に及ぶ事も少なくありません)、アクティビティの「内容」、「キット」、「進行」に関する議論を行います(上の写真がその場面)。MAREアクティビティを体験し、内容的に素晴らしいものだと感じても、いざそれを実践するには様々な不安がつきまとうと思います。「難しい」、「私にはできない」、「内容は素晴らしいけど学校ではできない(という決めつけ)」というような感情も産まれるかもしれません。MAREリーダー養成ワークショップでは、そうした思いを少しでも取り除いていけたらと思っています。そのために、十分な議論の時間をとるように心がけています。この議論の時間には、そもそもMAREが産まれたアメリカでどのように実施されているかを紹介したり、海研がこれまでに国内で実践してきた例を挙げたりします。進行については、海研のスタッフだけでなく、経験豊かな参加者の方々からも様々なアイディアが出されます。また、海研には研究者も在籍していますので、実際の研究の場面で研究者がどのような思考で行動するかとか、研究の視点からこれらのアクティビティの善し悪しを指摘するようなこと、現在の科学リテラシー教育に不足しているであろう点などについて、自身の経験を交えながら紹介することもあります。

 海研のMAREリーダー養成ワークショップでは、ひとつひとつのアクティビティを深く掘り下げることを念頭において実施しています。なぜそのアクティビティが創られたのか、子ども達に何を伝えるべきなのか、を感じていただきたい。そんな気持ちでワークショップを実施しています。


 本年度も残り3回のリーダー養成ワークショップの開催が予定されていますので、興味の有る方はぜひご参加ください。
| 次へ