「災害が今起こったらあなたはどうしますか?」障害者の防災について講演会を開催しました。
[2015年01月20日(Tue)]
2015年1月17日
久世エスパスにて、講演会を開催しました。
「災害が今起こったらあなたはどうしますか?」をテーマに、
災害が起こったとき、また起こる前に、
地域と地域に住む障害者はどのような防災対策が必要か、
認定NPO法人 ゆめ風基金の八幡 隆司様をお招きし、講演とワークショップをしていただきました。
当日は、聴覚障がい者の会の方や、地域コミュニティの役員さん、民生委員さん、消防関係の方など、約50名の方々にご参加いただきました。
講演では、東日本大震災などの災害時、障がい者がどんな状況にあったかなど、実際に被災地をまわり見てこられた現状を交えながらお話いただきました。
被災地では、避難所に行っても障がい者がいなかったそうです。
障がい者や高齢者は、遠慮や迷惑をかける申し訳なさから避難所に避難できず、家に残り、物資が調達されず亡くなられる方もおられたということでした。
また、避難所運営のワークショップをおこないました。
大地震が起こったと想定し、小学校が避難場所である場合、
体育館や教室をどのように使うか。トイレをどこに設置するか。
通路はどのように設けるか。本部や受付は?
ニュースなどの映像や写真でしか見たことがない人がほとんどですが、
考えてみると、様々な問題が発生します。
誰もがあらかじめ決めておかなければいけないこと、学んでおかなければいけないこと、
そしていちばんは「避難所は地域住民で運営すること」を学ぶことができました。
今回の講演会をきっかけとして、
地域での防災力、地域住民の防災力をもっと強めていこうと、あらためて思いました。
事務局 山田