飯田夫です。
「学びの協働隊」でお世話になった加藤さんへのメッセージを載せてみます。
加藤さんへの感謝の気持ちなどなど、うまく整理することができず、なかなか文字にするの時間がかかりました。
あまりカッコつけず、素直に今の気持ちを書く事にしました。
加藤さんとの出会いは、NPO向けの運営基礎講座という研修事業での講師として大分県に来ていただいた時でした。
以前からお名前はお聞きしていたのですが、まさか宮城からわざわざ九州の大分まで講師として来てくれるとは思いませんでした。
熱意のある県内のNPO代表が加藤さんのアポを取ってくれ、研修会が現実のものとなりました。
加藤さんの話は、とてもわかり易く、また研修参加者の気持ちを前向きにのせてくれるものでした。
加藤さんの「人を責めない」という話は目からウロコであるとともに、安心感をもたらしてくれました。確か、「出入り自由の広場」が大切なんです、との内容でした。
出入り自由という言葉に、その時の自分は「一市民として、自分のできる範囲で社会に関われるんだ」との思いをしました。
それ以降、加藤さんには大分で「学びの協働隊」というNPO有志による勉強会で大変お世話になりました。
残念ながら、ご病気により加藤さんは途中から来県することが出来なくなりましたが、川北さんに代役をお願いしていただき、無事、一年間の勉強を終えることができました。
加藤さんとの出会いは、今の僕にとっての仕事や一市民としての大きな指針のようなものになっています。
NPO担当として5年目を迎えることができているのも、加藤さんの話を聞くことができ、市民活動を応援する仕事の意義を感じることが出来たからだと思っています。
一市民としても、ボランティアグループとして地域に関わることが出来ていますし、僕の人生は、今、とても豊かなものになっていると思っています。
本当はまだまだ、加藤さんから色んなことを教えてもらいたかったというのが本音です。
実は生前、宮城にいらした頃の加藤さんより、今の方がすぐ近くに居るような気がしています。物理的な距離ではなく、自分の気持ちの中の問題でしょう。
本気で社会の問題に取り組んできた先輩に出会うことができ、それをご縁と思い、これからの自分の生き方の中で大切にしていきたいと思います。