申込開始
[2015年06月27日(Sat)]
学びの共同体研究会(幕張大会)の申込みが始まっています。7月3日(金)までが申込み期間になっています。茨城県からも多くのご協力をお願いします。
|
申込開始
学びの共同体研究会(幕張大会)の申込みが始まっています。7月3日(金)までが申込み期間になっています。茨城県からも多くのご協力をお願いします。
6月例会の記録
6月の例会は,美野里中の大曽根先生の中1数学の実践授業でした。 授業デザイン(クリックすると拡大されます) リフレクションの様子 ジャンプ課題の立体 参加した会員からの感想を以下に掲載しました。 6月例会感想 石岡市立東小学校 森井達晴 先生 DVDを視聴して感じたことは,グループの男子が主導権を握りながら,女子の疑問に対応している姿が印象的てした。そのグループは具体物に4人が寄り添いながら操作していました。約20分間のグループ活動に夢中になれたのは,課題の高さ,教師の適切な助言,仲間の力があったからだと思います。事前に子どもたちの思考の流れを予測しながら,授業者の大曽根先生の姿がとても素敵でした。改めで高い課題の良さを認識することができました。 6月の例会で学んだこと 牛久市立ひたち野うしく小学校 本橋和久 先生 本日は美野里中学校の1年数学「空間の図形」の授業を見て多くのことを学びました。 一つ目は,課題の「一目瞭然さ」です。何をするか一目でわかる。けれども,それをどうすればよいかは簡単にはわからない。ヴィゴツキーの「発達の最近接領域」にあるような課題でした。この課題によって,数学が苦手な生徒でも学びに入っていける「入口」が開けられたと思いました。実際に,どの生徒も沈思したり何度も消しゴムで消しては書き直したりして作図に没頭している様子が見られました。 二つ目は,授業デザインがシンプルで,共有課題とジャンプの課題が縦につながっていることです。こうすることにより,数学が得意な生徒は一層やる気になり,そうでない生徒もみんなが悩んでいることで,自分も一緒に考えるステージに立つことができる,と感じるのだと思います。このような課題とデザインは高い教科の専門性に裏付けられているものです。従って,学びの活動システムを導入すると同時に,そこには教科の本質が含まれる課題をもってこなければ学びは成立しないということになります。中学校では教科担任制をとっているため,このような専門性は発揮できることが多いと思いますが,小学校でこれを実現しようとしたら,組織的に取り組む必要があります。同僚性を発揮して,「こんな問題を見つけたけれど,使ってみる?」などと紹介し合うような職場にしたいものです。 三つ目は,算数・数学の学ばせ方についての我々の理解です。DVD視聴後の協議の中で,数学的な事象を言葉や図で表現することが話題になりました。点と点を結ぶと線になる,というように,数学用語で説明できることが,数学の考え方を一般化し,さらには汎用性にもつながっていくはずだと思いました。最も驚いたのは,図形をフリーハンドで描かせることが空間認識を発達させる。いつまでも定規やコンパスで描いていたのでは発達していかない,ということです。ねらいによっては,定規などの道具を使わないで描かせることも必要なことなのだということを数学の専門家から初めて学びました。小学校における算数指導でこのことをどのように捉えたらよいのか,明日から同僚たちと考えてみたいと思いました。 茨城学びの会例会感想 鹿嶋市立鹿島中学校 篠塚浩美 先生 数学の思考を深めることについてフリーハンドで考えることを,学校で数学担当の先生に話しました。今回の全国学力調査の数学でフリーハンドで答えることについて納得したようでした。
7月例会のお知らせ
|