CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
« 保育者のつぶやき | Main | 子どもへのまなざし »
タグクラウド
<< 2017年07月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
カテゴリアーカイブ
最新記事
検索
検索語句
「いやだったね」の魔法  [2014年05月14日(Wed)]

昨年度「まめのめ」に一年間保育スタッフとして参加させてもらいました

「いつも外遊び!毎日おでかけ!」で暑さ寒さと直面する保育環境は
大変だろうなと思っていましたが、週二回の参加だった私には
大変さよりも面白さが
つらさよりも楽しさがまさって
とっても興味深い一年でした。どうもありがとうございました。

保育の場に入ることが初めてで全くの素人な私なので
きっと最初は「保育についてのレクチャー」だとか
「まめのめで大切にしていることとは」といったお話があるのだろうなと想像していたのですが
予想に反して
一年間「ああしてください」「こうしてください」といった
指示めいたことは一言も言われず
「ぢーこは、ぢーこらしく過ごしてください」と
ニコニコ言われるばかりで
しばらくはとっても戸惑いました
でも、それこそが「まめのめで大切にしていること」だとわかってからは
のびのび遊ぶことができて、私も本気で楽しかったです
自分がのびのび遊べるようになって
子どもに寄り添うまめのめの保育の基本(だと私が思っているもの)に気づきました

それは、「いやだったね」の言葉なんです

子どもは、毎日、いろんな体験をし
心もいろんな葛藤を知って大きくなりますよね
友達と物の取りあいでケンカをしたり
友達に良かれと思ったことが受け入れてもらえなかったり
昨日まで仲良しだったのに今日はなぜか突然、理不尽に意地悪されたり。
そして、そのたびに
一人でぐっと耐えていたり
大泣きしたり
突っかかってさらに体を張ったケンカになったり
いろんな方法でそれを乗り越えようとします
時には、大人に
「僕が先に見つけたのに、○○が取ったー!!」 と泣きながら訴えに来ることもあります

私はそんなとき
最初のうちは 「じゃあ、ほかのを探そうか?」 と提案してみて
「いやだ!絶対あれがいいの!」
と余計に泣きながら返され、困ったなあーと思ったりしていました

で、そんなとき、ひろみんやあいちゃんはどうしているのかな?
と観察してみました

すると、二人とも
「そうかあ、嫌だったねえ、先に見つけたのに、取られたら嫌だよねえ
すっごく嫌だったんだねえ、わかるよ」
と、うんうん、うなづきながら聞いているだけなのです

「じゃあ、代わりのを探しに行こうよ」
と代替案を出すでもなく
「返してもらえるように、一緒に言いに行こう」
と大人の介入による解決を試みるでもなく
「いや、見てたけど、あれは○○君が先に使ってたよ」
と状況を分析して理屈で納得させようとするでもなく
ただ、ひたすら、本人が嫌だった、つらかったという気持ちを、繰り返すのです

「ええー?」と思いました
「そんなんでいいのー?」と

でも、大事なのはそれだったんですね!!
話を聞いてもらった子どもは、すっきりした顔で涙をふくと
また、だだーっと友達との遊びの輪に戻っていくんです
目からボロボロうろこが落ちました

長くプレイパークに携わり
子育て支援は共感が大事と思ってきたのに
そして、対大人ならば、それが多少はできていたはずなのに
子どもに対しては、これっぽっちも共感することなく
代替案を出したり、介入したり、理屈を説明したりで解決しようとしていた!
私って、そういう人だったんだ!!
それに気づいてから振り返ると
自分がしてほしいこと、もまさにそれだったなあと思い当たることがありました
子どもがほんの赤ちゃんだった頃
慣れない育児に疲れて、夫の帰宅と同時に今日のあれこれを話していた時
「おっぱいを吐いて大変だったんだよ、まだげっぷが下手だからかな。」
「抱っこしてゆすっても寝てくれなくて、一時間抱きっぱなしで疲れちゃったよ。」
私は、話を聞いて「大変だったね」と共感してもらえるだけでよかったのに
「じゃあ、もっとこうしてみたらどうだ?」
と生半可な育児知識であれこれ提案され
揚句、お前のやり方が下手なんじゃないのかと否定され
必ずケンカになっていました

あれですよ、あれ
泣きながら訴えてくるコドモノキモチは、まさにあれなんです
聞いてくれればいいんだよう、ってことなんですね

それに気づいてから、我慢ができるようになりました
何かしてあげたい気持ち
(?介入してうまく解決して、大人ってすごいだろって見せたい気持ち?)
を抑えて、聞くこと共感することができるようになった、というか
そして
「いやだったねの魔法」を目の前で何度も何度も見せてくれて
あれこれ言うではなく
実地でいろいろ教えてくれた二人に
新たな感謝がわいてくる毎日なのです

ぢーこ

P1100434.JPG
Posted by まめのめ at 23:32 | スタッフのつぶやき | この記事のURL | コメント(0)
命を守るために[2013年11月29日(Fri)]

「子どもへのまなざし」「まめのめ」は野外での活動を基本としています。
室内では得られにくい体験が外にはたくさんあります。
野外では室内よりリスクが高いことも承知の上です。

ですが、リスクを怖がって、子どもたちの遊びを制限してしまうのはもったいないことだと思います。

子どもたちの遊びを安心して、見守れるよう、ケガや万が一のことがあった場合に適切に処置できるよう、救命講習を受けようという声がまめスタッフから上がり、森のスタッフ、まめ母有志も加わり、10数名で受ける運びとなりました。

11月23日(土)晴天の中、日野消防署の豊田出張所にて上級救命講習が行われました。

9時〜17時の長丁場でしたが、救命処置の仕方や手順、AEDの使い方等、繰り返しやり、体が覚えていく感覚がありました。

GetAttachment.jpg
(この人達は、何回も命の危機に遭い、その度に救助されているのです…)


今回は、まめスタッフとして一緒に学んでくれたみきちゃんとじーこから一言。


野外での保育に関わる者としては、何かあった時にとっさに対応できるようなスキルと肝の太さは大事だよなとずっと思っていました。
肝は、経験を積めば積むだけ太くなるのだろうと思うのですが、スキルは待っててもどうにもならない。
なので、今回、講習会に参加させてもらってとってもありがたかったです。

座学オンリーでは、寝てしまうのではないかと不安でしたが(笑)、実技講習が多く、しかも段階を踏んで何度も同じところを繰り返してくださるので、一日終わったころには、かなり自信がついていました。

具体的には、倒れている人を見つけた時に、しなくてはいけないことの優先順位や、胸骨圧迫の仕方や、人工呼吸のタイミングと回数など、本当に「死なせない」ことをポイントに教えていただき、これで最悪の事態を回避することはできそうだと思えました。

この先、野外に潜む危険(毒蛇、毒虫、毒のある植物、がけ、水場)にターゲットを絞った講習を受ける機会があれば、受講してさらにスキルアップを目指していきたいと思います。

ぢーこ


四月から野外保育のスタッフとして関わらせてもらい、野外活動をしていて川や山などで過ごしている時に万が一、人命救助をようする場面にでくわした時に冷静に対応できるのか?という不安がありました。

今回、参加させてもらい消防署の方の声の気迫に後押しされ、真剣に取り組めました!
一緒に受けた人達もまめのめ関係者でみんなの真剣な様子も見れて一緒に作っているんだなぁ〜と実感できた事が嬉しくこれからの励みになりました!

みきちゃん




実は、私は3,4年前にひろみんと一緒に上級救命講習を受けていたのですが、期限切れに…

今回はみんなで受けたので、「みんな知っている」という安心感がどこかありました。

毎日、野外で過ごしていて、万が一の可能性を考えない日はないに等しいです。

それぐらいの緊張感があった方がいい、とも思っています。大人が適切な対応をとれないのが一番恐いと思っているので、また改めて学ぶことで、活動をすることへの安心感につながりました。

この日、学んだことを忘れないように、定期的に復習し学び合える時間が持てたら良いと思います。

P1050895.jpg
(笑顔を絶やさないために…)

あい

(まめ母の視点からは森ブログでアップ予定!)
Posted by まめのめ at 17:55 | スタッフのつぶやき | この記事のURL | コメント(0)
鬼の視点から  [2011年02月03日(Thu)]
こんばんは
ブログに書くのははじめてになります、つっぴーです
さて、今日は節分ということで、
お昼には炊きたてのお豆ごはんと具沢山のお味噌汁に
こんがり焼いた鰯を添えていただきました











ご飯の後は鬼の絵本を読んでから
これまた煎りたてのお豆を手に手に、森じゅうを練り歩いて、鬼を追い払う豆まきをしました
今回の鬼は実はつっぴーでした
みんなを怖がらせた鬼の立場からお伝えします


「みんなが豆まきしている隙に、かざってあるオニをどれか一つ被って、トイレのほうに隠れられる?」
お昼前になって、中川さんに言われた言葉です

「ああ、わかりました」
と言いつつ、これは大丈夫なんだろうか・・と思っていました
いや前々から僕が鬼をやることはわかっていたのですが
改めてこどもたちがつくったオニのお面を見てみると、どれもとびきりかわいくって
はたしてこんなお面で本当に怖がってくれるんだろうか・・・
首から下はつっぴーだし・・・
と気になっていたのです










「迫真の演技でお願いします」
と中川さん。

「わかりました」
迫真の演技か・・・
いや、迫真の演技の鬼ってどんなんだろう
鬼ってそもそも喋るのか?
まあ顔が可愛いのはしょうがないから、声と動きで怖がらせるしかないよなあ
う〜ん・・・などと考えつつ、あっという間に豆まきタイムに


「それーーっ!おにはーそとーー!」
みんな各々手にお豆を持ち、砂場のほうへと向かいます










今だ!と思いオニのお面に近づいて手をかけようとしたところ
向こうからMちゃんがじっとこっちを見つめているのに気が付きました
危ない危ない。おそらく、つっぴーはこないのかなと思っているのでしょう
さっと方向転換して、火の始末をするふりをします
さて、今度こそ誰も見ていないのを確かめてから、
一番怖そうな顔の、今日の服と同じ色の青オニのお面をぱっと手に取り、
逃げるようにしてトイレのほうへ隠れに行きます

「おにはーそとー ふくはーうちー」
遠くのほうからみんなの声が聞こえてきますが、なかなか近づいてきてくれません
一人でうずくまっていると森はとても静かで、ピピと鳥の鳴く声が響き渡ります
ああ、平和だなあなんて思いながらお面を被ってみると、大変なことにぶかぶかです
あ、これでは走るとお面が落っこちてしまうな、片手でずっと押さえていよう
これでよし
ああ、なんだか足がしびれてきた
ちょっと足を伸ばそうと立ち上がったら、なんとすぐそこにもうみんなが来ていました
どうやらみんなは道にそってではなく、森の中をつっきってトイレに向かってくるようです
いそいでさささっとトイレの裏側にまわりこみます

先頭はKくんとTくんのようです。ぽーっと出て行っても
あ!つっぴーだ!って見つかっちゃうだろうな、、と思い、急に飛び出すことにしました

「おおおおおおーー!!」
普段出さないような低いうなり声で、満を持して登場
一瞬、固まる二人
その後、Kくんはわっと泣き出し
Tくんは怖がりながらもこちらをじっと見つめている
すぐ向こうには弟のKくんが笑いながらこちらを見ている
おおお!と叫びながらKくんの腕を片手でつかんでさらう
みんなはあっと言う間の出来事に騒然として、うわーと泣き出し大人の側に逃げよっていくさっきまで絵本の中にいた鬼が、突然自分の目の前に姿を現したのだから、その恐怖たるや大人の想像の及ぶところではないでしょう
鬼だ!たおせ〜!という声にも、みんな怖くて動けない
どうしよう、固まってしまった
もっと、みんながわーわー豆を投げて攻撃してくるのをイメージしてたのに・・・
とりあえずKくんを離しいったん逃げ
張り詰めた空気の中再び、じりじりとみんなのほうへ近寄っていくと、年長のSさんが、泣き叫びながら必死に豆をぶつけてきた!
この時、僕は鬼から保育者にもどってしまった
Sさんは今、もうどうしようもないくらい怖いのだ
それでも鬼を倒そうと、勇気を振り絞って、一投一投力の限り豆を投げている。そうだ!S、がんばれ!がんばれ!と心の中で応援する僕
一瞬、自分が鬼であることを忘れてしまっていた

だめだ、最後に倒されるまで、鬼になりきろう
そう思い、全力投球の豆に大げさにころげてやられる
そこにTくんや、怖いもの知らずのYくんも必死に豆をなげてくる。うわあー。と逃げかえる鬼Tくんに追われて追われてようやく捕まり、、負けたよ。と降参しました

みんなのもとに帰ると、中川さんが、つっぴー、怖すぎ〜と迎えてくれました
意外なことに小さい子たちは泣いておらず、
隠れてたから大丈夫だった。怖くなかった。でもちょっと泣きそうだった。
と、安心していろいろ話してくれました

年長のKくんはつっぴーが鬼だったのがとてもいやだったようで、さよならの時間までずっと泣いていました
きっと言葉にできないくらい、心の中で色んな気持ちが渦巻いているのでしょう
ひとつひとつ彼の言葉を聞いてから、僕の今の気持ちを素直に伝えると、すっと落ち着きはじめました
そっと抱きしめると、固まっていた心がだんだんと融けていくようで、
「こんどもっと怖い鬼が来たら、つっぴーと一緒に戦ってくれるか?」
の問いに、うん!と力強くうなづくのでありました

つっぴー
Posted by まめのめ at 23:59 | スタッフのつぶやき | この記事のURL | コメント(0)
プロフィール

子どもへのまなざしさんの画像
リンク集
QRコード
http://blog.canpan.info/mamenome/index1_0.rdf
http://blog.canpan.info/mamenome/index2_0.xml
Support by 日本財団 2010〜2012 スタートアップ助成を頂きました。